テレワーク制度をゼロから導入~頭のカッタイ上司の突破法~

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こんばんは!
頭の中お花畑系女子コトねゆですが、実はわたし、普段は人事の仕事をしています。
恋愛ネタが大好物なので、あまりお堅いことには興味がないものの~…
昨年度、うちの会社にテレワーク制度を導入しよう!という話が持ち上がり、ゼロから制度化まで携わりました。その際に最も苦労したのが、「テレワークに前向きでない上司」という存在だったので、今回はそんな頭のカッタイ上司を突破する方法について書いてみたいと思います。

※ちなみに、弊社が導入した制度は、対象者は育児・介護従事者に限り、テレワークの適用は週2回程度までとしています。
開始までに、上司と人事の承認が必要。

開口一番「サボるんじゃないか?」とか言ってくる上司

とりあえずテレワークに前向きでない上司って必ずいます。
「サボるんじゃないか?目の届く範囲でないと心配だ。」って言う上司、めちゃくちゃ多いんですけど、正直部下からすれば、じゃあ何?職場では毎日ちゃんと私のこと見てくれてんの?っていう。
長めのトイレや、頻繁なタバコ休憩、エレベーターホールでの井戸端会議などを普段見逃しといて、どの口がァ!と思います。

さらに、経験のある方は分かると思うんですが、実際にテレワークをしてみると、サボるどころか1日の成果をきちんと報告できる形にしなければならないという意識から、けっこう目の前の業務に必死になるんですよね。
オフィスにいるより生産性が上がったという人も多く、これはテレワークにおける大きなメリットのひとつです。
それが分からない上司のために、部下にテレワークをする人ができた時点で、1回でもいいから上司もテレワークを経験してみることをルール化しました。
実際にやってみると、会社じゃなくても仕事ができると気づきます。百聞は一見にしかず!とはこのこと。
デスクの電話も鳴らないので、集中してやりきりたい資料作成やデータ集計などにはもってこいだと思います。
これで、安易に「サボるんじゃないか?」とかつまらんことを言っている上司の懸念はほぼ払拭されます。

上司がテレワークに前向きでない場合は、
「騙されたと思って、まずはてめーがやってみろ。」
と、言って差し上げてください。

それからもうひとつ、テレワークに前向きでない上司の特徴として、ちょっと確認したい時、作業をお願いしたい時に、すぐ聞ける、頼めるところに部下がいないことを不安がっているパターン。
要は自分ひとりじゃ何もできないんですね。
今やどの企業でも「働き方改革」が叫ばれていますが、上司がもうちょっと賢い仕事の振り方をすれば、部下は毎日もう少し早く帰れてワークライフバランスの好循環にもつながると思う…

ここで一句「おい上司 部下の仕事を 邪魔するな!」

これに関する解決策は特になかった…ただの愚痴ですスイマセン。

総論賛成、各論反対のスタンスでいる上司

「テレワークを必要としている社員がいれば、ぜひ制度を活用してください」と人事から新制度を展開したところ、
従業員から「申請が通りません」という問い合わせが相次ぎました。
要は上司が承認しないらしい。
人事が直接理由を聞いてみると「柔軟な働き方には賛成ですが、うちじゃまだできないです」とのこと。
じゃあいつならできんの~wwwwっていう。
社長がダイバーシティの実現を謳っていたりするので、口では「ダイバーシティ推進したい派」みたいなこと言うけど、こういう人に限って何も分かってない。
「うちの部署ではテレワークでできる仕事がないです」って、それ本当に?
逆に、会社でしかできない仕事とは…?

そこで実践したのが、「期間限定トライアル」です。

「正式に制度適用としなくてもいいので、まずは1ヶ月と期間を決めて、部下の様子を見てください。」と提案すると、
さっきまで「ダイバーシティには賛成なんだがねww」と適当なことを言ってた手前、ほぼYes回答を得られます。たかがトライアル。合わなければ取りやめてOK。
実際にトライアルをしてみて、やっぱやめますわってなかなかならないです。
効率よく、問題なく働けていれば上司もNoと言いようがないし、なんなら「うちの部署ではテレワーカーが1人いましてね」と、後日エラそうに他で話されたりしています。調子がよすぎて逆にチョロい上司。
まあこちらとしても、柔軟な働き方の先陣を切ってもらって、感謝感謝!←嫌味

「オフィスにいる社員に負担がかかる」と謎の正義感を発揮してくる上司

たしかに、テレワークでオフィスにいる人が減ると、その分、電話に出る回数や、朝会当番が回ってくる回数が増えるかもしれません。でも、たかがその程度。(余談ですが、こういうしょーもないこと言う上司って、あの缶コーヒーBossのCM見たことないのかな…堺正人が新しい風に吹かれてるやつ…若い社員が生き生きと社内外で自由に働いてるやつ…。あれ上司は毎日絶対みて頼む…。)

そんな上司には、もっとテレワークのメリットを知ってほしい!

たとえば、ふだんは育児短で6時間勤務の人でも、テレワークの日はフルタイムで働ける。
労働時間が増えれば、こなせる業務量も増えます。
女性の離職率低下、引いては女性の管理職比率向上にもつながります。
また、テレワーク日には会議設定や来客の予定を考慮する必要があるため、計画的に業務を進めるスキルが求められ、これが意外と仕事の属人化を防いだり、むだな仕事の削減につながるという嬉しいオマケ付き。
などなど、テレワークは本人へのメリットだけでは決してないことを上司は知るべきです。

まとめ

日本独特の縦組織って、上司が「Yes」を出さないと何もできないことが多すぎる。THE サラリーマン。
少しでも、頭のカッタイ上司対策としてお役に立てれば幸いです。

そんな上司も近い将来、親の介護問題とか晩婚化による子育てとか、いろいろ事情はあれど働き続けないといけない時代は到来するはずで。そうなる前に、今のうちに、体制整えといたほうが良くない!?っていうことに、はよ気付けー!

平社員からは、以上です。てへぺろ

ねゆ頭の中お花畑系女子

投稿者の過去記事

平日は丸の内で真面目に人事のお仕事を、
休日は下北の街でプラプラしているポンコツ。元カレの結婚報告を機にfacebookはアンインストールしました。
当サイトの編集長の記事にモノ申すのが得意。
おしゅし食べたい。

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