2017年5月25日14時36分
■伊吹文明・元衆院議長(発言録)
与謝野馨さんが亡くなった。一番驚いたのは(2009年に自民党が)野に下った時、党の運営に不満で離党した。「逆境の時にひどい」と話したが、「今のままじゃ政策は実現できない」と。その後、菅(直人)内閣の大臣になり、作ったのが「税と社会保障の一体改革」の原案だった。
結果的に彼が下絵を描いておいたので、野田(佳彦)さんはそれを取り上げて実現しようと。きれいごとだけではない、自民党が賛成に回ったら小沢(一郎)さんたちは必ず反対する、民主党はそこで分裂するから政権に戻るチャンスが出来ると(自民は考えた)。だから当選1回2回の人は、与謝野先生の下敷きのおかげで当選したってことだけは、忘れないように。色んなことを、彼との付き合いで懐かしく思い出す。(二階派の会合で)
トップニュース
新着ニュース
あわせて読みたい
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞官邸クラブ