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 インドネシアの首都ジャカルタで24日午後9時(日本時間同11時)ごろ、相次いで2回の爆発が起きた。警察によると、警官3人が死亡し、警官5人と市民5人の計10人が負傷。このほか、容疑者の男2人が死亡したとも警察は明らかにしており、連続自爆テロと断定して調べている。

 現場はジャカルタ東部カンプンムラユ地区のバス停付近。約5分の間隔で2回の爆発が起き、圧力鍋にクギなどを仕込んだ手製の爆弾が使われた。地元メディアによると、容疑者の荷物からは鍋のレシートが押収されたという。

 現場付近では当時、同国民の9割が信奉するイスラム教で最も神聖とみなされるラマダン(断食)月が数日後に始まるのを祝おうと、地元住民らがパレード中だった。死傷した警官の多くはその警備にあたっており、容疑者が警官を自爆攻撃の標的にした可能性がある。

 鍋爆弾を使う手口は、中東の過…

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