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なんでもない私の、ひとつひとつ。

5歳と1歳の男の子を育児中。夫のこと、息子たちのこと、趣味のこと、思いついたこと。どこにでもいる主婦の徒然。

老いじゃない。恋心が枯れた訳じゃない。おばあちゃんも、夫婦も成長を続ける。

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こんにちは。りかです。

 

「私の祖母(きいちゃん)がぼけてきた」とブログに書いたことがあります。

老いていくきいちゃんを見て、寂しい思いがこみ上げてきたのです。

今日は「成長ってなんだろう?老いってなんだろう?」と考えて過ごしました。

きいちゃんの持病の手術日に、親子遠足で息子の成長を目の当たりにしたせいかな?

 成長っていつまで?老いっていつから?

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私の息子達は、日々成長しています。身長も体重もどんどん増えて、できることが増えてきています。

きいちゃんは、日々老いていきます。足腰も弱くなってきて、物忘れがひどくなってきています。

 

「成長」と「老い」の境目ってどこなんだろう。

 

私は?日々成長しているのかな、老いているのかな?

 

私は成長していると言いたい

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このブログ始める時、私はプロフィールに「5歳と1歳の息子を育児中。いや育自中?」と書きました。育児を通して、自分も成長していると感じていたからです。

 

でも、私の肌はとっくに曲がり角を過ぎ、なんなら第二コーナーくらいまできているところです。体型だって、産後の体はピチピチしていません。体も脳も確実に老いていっています。

 

体の話でいえば、20代を過ぎたらもう老いが始まっているんですよね。

でも、私は老いていると言われたくないです。それが女心だ!フガっ!とかそういう話じゃなくて。

 

2ヶ月ちょっと前にこのブログを始め、学びが多くありました。

母として日々子供達と格闘して学んでいるし、家事も少しは上達しました。水回りの掃除も手際よくできるようになってきたし、料理も要領が良くなってきました。

20代の頃より、性格が穏やかになってきたと思います。

ほんの少しだけれども、進化している。

「成長している」と言いたいんです。

 

きいちゃんだって成長している

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体が衰えていく私が「成長している」というのであれば、きいちゃんだって「成長している」って言えないのかな。「成熟している」の方がぴんとくるかな?

 

きいちゃんは、好奇心が旺盛で75歳の時に私とフランス旅行に行きました。

生まれて初めての海外旅行に興奮し、84歳になった今でももう一度フランスに行きたいといいます。

知らない世界に触れたことが楽しかったようで「テレビにヨーロッパが映ると興味深く見るようになった」と言っています。テレビを見ながら「ベルサイユキュウデン」とかメモしているきいちゃんは可愛らしい。学びが成長であるのなら、きいちゃんは確実に成長しています。

 

きいちゃんは、いつもおだやかに「うんうん。」と微笑んでいます。高齢者はキレやすくなる、と聞いたことがありますが、きいちゃんは昔より尚いっそうおだやかになったように思います。いつも、孫やひ孫のことを気にかけてくれています。

これは心の成熟、成長とは呼べないのでしょうか、ね?

 

「人は死に向かって成長し続けている」

って考えると、歳をとることもネガティブにとらえずに済みそうだなぁ。なんて。

 

「成長」って好きな言葉だな。

 

夫婦の関係も成長する

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そういえば。

結婚したら夫が結婚後にオナラをするようになった!とか、妻がキレやすくなった!とか、結婚後の夫や妻の変わり具合をよく聞きます。(私は言いたいことが言えなくて、不機嫌になります。)

私は、ネガティブな感じにとらえられそうなそれらの事柄を、ポジティブな言葉で表したくて「夫婦の関係が成長する」と言います。

夫が私の前でオナラをするようになったのは、私が気のおけない家族になったから。

私が夫にイライラして不機嫌になってしまうのは、夫との関係に遠慮がないほど親密になったから。

そう、私たち夫婦の関係は成長しているのです!

 

私達夫婦の成長

ごめんなさい。ここから先はお尻の話なのでお食事中の方は読むのをやめるといいかもしれないです。

結婚前の話

私と夫がまだ夫婦ではなかった頃、夫の痔が悪化してしまったことがありました。

随分痛んだようで、夫は

「ごめん、今日は痔のことしか考えられない」

と、痔に恋をしているみたいな言い方をしていました。

私は、痔ってどんなんだろう?と興味が湧いてしまいました。

「痔ってどうなってるの?お尻の外に出てるの?見てみたい。ね、見せて!」

とお願いする私に、夫は

「いやだよ、恥ずかしい。ダメ!見せもんじゃねぇし。」

と拒みました。

その時の私は、どうしても痔というものを見てみたくて。どうにか見せてくれないものかと、これならどうだとしつこく条件を提示し「部屋を暗くして、携帯のライトで3秒」なら見せてくれるというところまで漕ぎつけました。

 

見せてもらったれども。

あっという間で、どんなんだかよくわからなかったです。

 

結婚後

痔が悪化すると、夫が

「ねぇ、ねぇ。見て見て。痔核が出てきた。」

とお尻を見せてくるようになりました。あんなに見たかった痔だけれども、私はもう見たくありません。

「ちょっと、やめてよ!見たくないから。」

と払いのけます。

私にお尻を見せることができるようになった夫。

結婚後に一度、痔を見ることに成功してからは痔への興味を無くした私。

成長しています。

 

私たち夫婦のこれからの成長

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これからも私達は成長すると思います。

ここをとおり超えて、私はおばあちゃんになったら、痔のお薬を夫のお尻に塗ってあげられるようになるかもしれません。ならないかもしれないけれども。

 

夫婦って

結婚前の私達は浮足だった関係だったように思います。

夫は小さなことでやきもちを焼き、私は「この服可愛いって言われるかな?」なんて、夫目線で洋服を選んでいました。料理本を開いて料理をし、たいして上手でもない料理を得意なフリをしたりもしていました。

そんな甘酸っぱいような関係が、今も続いているかと言われれば、NOです。

夫はやきもちどころか、ちょうどいいくらいの無関心でいてくれるし、子育て中の私は動きやすいようなプチプラの服を選びます。(たまにはオシャレもしたいけど)

料理だって、手抜き料理ばっかりです。「美味しい!」とは言われたいけれども、それよりも「バランス良く」を意識するようになりました。

恋心があるかと聞かれたら、そんな照れ臭い言葉は夫にはもう当てはまらないです。

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それでも昔よりずっと、夫はいなくてはならない人になったし、子育てや生活を共にする同志みたいな関係に近くなりました。

オシャレなお店で、ワインを飲むことは無くなったけれども、2人の共通の趣味アウトドアで盛り上がったりしています。

「恋心はどこかへ消えた」よりも「恋心が家族愛へ成長した」と言ったら、やっぱりなんだかポジティブに聞こえませんか?

 

あらためて。成長っていうことば、好きだなぁ。

 

おまけ

今日もやっぱり、この本を見ながらイラストに挑戦してみたよ。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。