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巣穴からこんにちは 甲賀の民家にフクロウのひな

23日、木の幹から顔を出した2羽のフクロウのひな=甲賀市甲賀町和田で

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 甲賀市甲賀町和田の農機具店経営、片淵充広さん(60)方の庭にあるシイの老木に、野生のフクロウのひな二羽が姿を見せた。木の上部のうろが巣穴になっていて、間もなく巣立つとみられる。

 片淵さんは十年ほど前の強い風雨の翌朝、自宅脇の田んぼの土手にフクロウのひながいるのを見つけて保護。それを機にフクロウが庭の木を巣穴にして卵を産むと分かり、観察するようになった。

 小まめに観察日記を付けている妻暁子(あけこ)さん(54)によると、今年は四月中旬に近くの森で親鳥が「ホーホー」と鳴くのが聞こえ、今月二十一日には、ひなが巣穴から顔を出すようになったという。

 二十三日夕には、二羽のひなが巣穴の外に仲良く並ぶ様子が見られた。暁子さんは「かわいくて、毎年この時期は仕事が手に付きません」と苦笑いしていた。

 (築山栄太郎)

 

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