教育の特色

語学留学団報告

青島理工大学 2011.8.21~9.9
【語学留学団報告】青島だより その1(2011. 08. 22)
 

8月21日から9月9日までの20日間に渡り、本学提携校の青島理工大学琴島学院へ語学留学団を派遣しています。
現地からその様子をご紹介していきます。

一日目 本学1年次生から4年次生までの7名が派遣されました。空路約2時間で青島に着きました。その日は恵比寿さんのお祭りの日らしく、きれいな花火があちこちで打ち上げられていました。まるで我々を歓迎しているかのようです。

二日目 青島理工大学琴島学院は、青島市街から少し離れたところにあり、すばらしい環境です。広大な敷地にいくつもの校舎があります。その中でも17階建てでそびえ立つのが我々の宿舎です。初日の授業を終え、夕食は歓迎会となり、本場の中華料理に授業の緊張もベルトも緩みました。

【語学留学団報告】青島だより その2(2011. 08. 24)

三日目 ここ青島理工大学琴島学院にはいろいろな国から留学生がきています。今日は他の留学生も誘って夕食に。日本語も勉強しているというウクライナからの留学生とマンガの話題で盛り上がりました。

四日目 午前、中国語を勉強した後、午後は青島の市街地に行きました。はじめに訪れたのは有名な海水浴場で夏休みということもあり多くの人が来ています。その後は、昔の面影を残す町並みで、臭豆腐や点心を味わいました。

【語学留学団報告】青島だより その3(2011. 08. 26)

中国語の授業は、毎日朝の8時から12時までみっちりあります。担当の呉先生は英語で教えてくださいます。とても熱心です。
今日の午後は、太極拳です。ここ数日運動していなかったので汗をかくと気持ちいいです。指導してくださったのは大学の武術の先生で、とても決まっています。

さて、宿舎に帰っても、毎日宿題が出ているので、予習復習をしっかりします。
勉強が終わったら寮の留学生仲間と話をしたり、トランプをしたりしています。

【語学留学団報告】青島だより その4(2011. 08. 27)

今日からは、学生に直接報告してもらいます。

七日目 你好! 中国7日目の今日は、観光地へ行った。青島の有名な観光地はたくさんあるが、その中でも回瀾閣と魯迅公園などへ行った。

今日行った中で一番印象に残ったのは五四広場だ。そこにはオリンピック時に使ったものが沢山おいていた。オリンピック出場の国の旗がならんでいた。その数と美しさには感激した。その周りにはお土産の店が並び、何を買うか迷った。

その広場の中にマクドナルドを発見した時、私たちのテンションは急激に上がった。早速マクドナルドに入り個々好きな物を選び食べた。中国語の店なので、もちろん日本語は通じない。覚えた中国語を駆使して注文をした。自分たちの中国語の未熟さに苦笑するしかなかった。しかし、これから中国語を学ぶためにこの苦笑はバネになるはずだと確信した。

学校に戻った後は夜ご飯のため学校の裏に行った。旅行客は行かないような場所だったので他の人とは違う経験ができた。そこでも少しでも中国語を喋る努力をした。あと二週間勉強に励むと同時に日本で味わえない経験を積んで日本に帰りたいと感じる一日であった。

(文と写真 2年 吉本季丸)

【語学留学団報告】青島だより その5(2011. 08. 28)

八日目 今日は皆で有名な青島水族館に行きました。水族館までは案内なしでバスを使って行ったが乗り換えがわかりにくくて、まだ一人では無理そうだ。

水族館では6人分のチケットを代表して買うことになったが、中国語がわからなくて先輩に補助してもらい何とか買えたが、もっと中国語を勉強しないといけないと思った。

中は博物館もあって日本の水族館とは全然違っていたけど、とても神秘的できれいだった。

その後、明日帰るウクライナの留学生の友達と今日来たカズフスタンの留学生と、韓国の留学生を誘って歓送迎会をかねていっしょにご飯を食べに行って、とても楽しかった。

(文と写真一部 3年 北英二)

【語学留学団報告】青島だより その6(2011. 08. 29)

九日目 你好! 我是冈田成央。

今日の授業内容は簡単な日常会話です。内容は前回までに習ったあいさつなどの実演。どこへ行ったか。そこには何があったかです。

やはり習い始めてまだ1週間という時間と、先生が中国語と英語で話されるため、内容を理解しようとするにも一苦労といった所です。

日本に帰るまで2週間ほどですが、少しでも中国語を話せるようがんばりたいです。

(文と写真一部 3年 岡田成央)

【語学留学団報告】青島だより その7(2011. 08. 30)

10日目 今天星期二。
今日は火曜日。いつも通り朝7時に起床し、8時に教室へ。

私は根っからの勉強嫌いだ。正直な話この留学もいずれ途中でドロップアウトしてしまうだろうと心の底では思っていた。
しかし、先生の教え方はとても分かりやすく、そしてその教える姿はまるで蝶のように優雅。授業中に眠くなるなんてことはない。4時間という時間がとても短く感じてしまう程だ。そう、だからこそこの10日間、私は授業に付いてこられた。
まだまだ授業は続くのだが、早くも先生との別れの時が惜しく思えてきた。
限られた時間の中で、いけるところまで中国語を学んでいきたい。そして、中国語でお礼のスピーチをする。これがこの短期留学の最終目標といったところだろう。

ところで、2枚ある料理の写真を見て、これらがそれぞれいくら程の値段なのか見当が付くだろうか。
これほどボリュームのある料理を日本の飲食店で食そうと思えば、安くても500~600円は取られるだろう。
実は、両方とも10元。今は1元が約13円、つまり日本円に換算するとたったの130円!
日本じゃ130円で買える物なんて、せいぜいペットボトルジュースとか安もんの菓子パン2個くらい。

そんなお金でも中国ならこのようにがっつりと食べることが出来る。
要は物価が安いのだ。円高のこのご時世、海外に行ったもん勝ちだ。私は中国に来て最高に良かったと思っている。食べ物はおいしい、物価は安い、授業は楽しい!

今日で折り返しの10日目だが、残りの10日間も目いっぱい充実の時を過ごしたいと思う。

(文と写真一部 3年 馬場豊)

【語学留学団報告】青島だより その8(2011. 08. 31)

11日目 今天我去了海军博物馆。

中国語の授業をしてようやく一週間がたちました。少しわかる内容もあればわからないところもあります。まだまだ難しいところがありますのでがんばらなければと思います。

午後は、海軍博物館を見学しました。船が軍艦で戦っているイメージなので、とても暗い感じがしました。

(文と写真 1年 新久保航)

【語学留学団報告】青島だより その9(2011. 09. 01)

12日目 你好,我是前田。

今天是星期四。気が付けばもう9月1日。3週間もあっという間なんでしょうね。

今日は、「这是谁的外套?」など「これは誰のコートですか。」というようなことを習いました。

我中午吃西红柿蛋炒和蘑菇牛肉炒。
お昼に、トマトとたまごの炒め物とキノコと牛肉の炒め物を食べました。

午後は琴島学院にいる日本語を勉強している学生との中日文化交流という国際交流をしました。交流会では、コナンやジブリや、日本で人気のマンガなどたくさん楽しい会話でもりあがりました。そして先輩の北さんが中国人とアームレスリングをし、楽しい一時を過ごしました。

夕食は、海鮮料理を食べました。上海ガニをいただきました。イカスミの水餃子はとてもおいしかったです。上海ではなく青島で上海ガニがいただけるとは思っていませんでした。

残りの1週間楽しく過ごしたいと思います。このまま1年いてもいいかなって思ってたりしてます(笑)。それほど楽しいです。来てよかったと思ってます。

(文 1年 前田拓実)

【語学留学団報告】青島だより その10(2011. 09. 02)

13日目 今日の晩ご飯は、他の大学の日本人留学生と4人で一緒に、刀削面(麺)のお店に行ってきました。見た目はボロボロで汚いお店でしたが、刀削面4元、チャーハン5元、水餃子6元、ジャージャー面5元と安く、どの料理もとてもおいしく、他の学生もみな完食していました。

私は1年間中国で留学経験があり、中国には慣れているので、店員にどのような料理だとかたずねたり、辛いスパイスやパクチー(香菜)を抜きで注文しているのですが、まだまだ通じないこともあるので、もっと勉強しなければならないと感じました。

(文 4年 福西康真)

【語学留学団報告】青島だより その11(2011. 09. 03)

14日目 本日は「山登り」に行った。自分自身はそこまで乗り気ではなかったが行くことにした。実際に行ってみると自分の考えが一転した。日本ではなかなか見ることができない風景がそこにはあったからだ。

日本の山とは違い岩はだが丸見えの風景はなんとも新鮮だった。岩と岩の間から見える植物やきれいな川、9月だが、夏を思わせるセミの鳴き声など全てがよいと感じられる場所であった。

コースは2通ぐらいあり観光コースと登山コースどちらも試してみたが、自分たちは観光コースで引き返した方が良かったと思えた。登山コースはとても急な階段がどこまでつづくか分からないほど長かったからだ。明日は市内へ行くが筋肉痛にならないか心配と思うほどだ。

山登りは2時過ぎに終わり私たちは宿舎へ帰った。皆へとへとになっていたため各自休んだ。

夜ご飯は学校裏へ食べに行った。私は卵のチャーハンと牛肉ぎょうざをたのみおいしくいただいた。今日は明日のためマッサージをしてゆっくり休もうと思う。

(文と写真 2年 吉本季丸)

【語学留学団報告】青島だより その12(2011. 09. 04)

15日目 今日は皆と他の大学の日本人留学生と韓国人留学生の二人を誘って極地海洋世界という水族館に行きました。いろいろな動物がいました。そこでイルカショーを見ました。イルカショーはとても迫力があり、爽快で楽しかったです。

その後、昼ご飯を食べ違うイルカショーを見たが一回目のと比べるとそんなにすごいと思わなかったが、とても楽しく来てよかったです。

そして、市内まで行って、お土産などを見て回った。とても楽しかった。

(文 3年 北英二)

【語学留学団報告】青島だより その13(2011. 09. 05)

16日目 朝、エレベーターの中、学生たちの会話に耳を澄ましていると、はっきりと分かるように「ヘンレイ!ヘンレイ!(「很累」とても疲れた)」と連呼するのが聞こえた。
月曜日を憂鬱に思うのは、どの国の学生も同じなのだろうか。

さて今日は中国に上陸してから3度目の星期一(月曜日)を迎える。昨日、一昨日と街中を歩きまわった事もあって体が相当疲れている。僕も「ヘンレイ!」と叫びたい気分だ。
授業は今日を含め残り三回。つまりあの吴先生との楽しいひと時は後わずか。
それを思うと、とても切ない気持ちがこみ上げてくるのだが、せめて授業中だけは真面目に、一つひとつの知識を頭の中に吸収するように集中して講義を受けよう。
それが先生への恩返しにも繋がるはず。

午後からは学生たちによるバディプログラム開始セレモニーが行われた。
琴島学院の在学生が海外からの留学生に対して、大学内のシステムや中国での生活ノウハウをマンツーマンで指導する、まあ言い換えれば学生レベルの国際交流の場といったところか。
基本的には半年以上の留学期間を控えている留学生のみが出席しているようだったが、我々はぜひにということで特別に参加させてもらえることになった。

周りの学生たちが1対1の会話で盛り上がっている中、場はいつの間にか自己紹介の流れに。
当てられた学生が前に出て大勢の前で自己紹介スピーチをしていた。それを見てハッとした。
これはたまったもんじゃないと、トイレに行くふりをして席を外そうかと思ったその時、
司会の先生が僕らの座っている方を指差す。
「!?」
一瞬、血の気が引くように焦った。あ、もしかしてこれは覚悟を決めた方がいいのかなと、席を外すために起こした腰でそのまま立ち上がる準備をしかけた。
が、、、指名されたのは隣で座っていた福西さんだった。ほっ、と安堵の胸をなでおろす僕。
福西さんは恥ずかしそうにしながらも、大勢の前に立ち、僕ら日本人短期留学生を代表して中国語の自己紹介をしっかりと決める。やはり、ここぞと言う時に頼りになる先輩だった。

そんなことがあった後はなんやかんやで皆打ち解けるように談笑していた。まさしく国際交流会。一方の僕は、中国語はおろか、英語すらまともに喋れないので在学生の方々とコミュニケーションを取る事に苦戦する。むこうから好意的に話しかけられても「言葉の壁」を越えられず、親しい関係になれない。こっちにきてから、己の語学力の無さをどれほど恨んだことか・・・。
このなんとももどかしい気持ちは、7日に控えた発表会で存分に叫ぼうと思う。吴先生もご出席なさると聞いているので、せめて今の僕に出来る精一杯のスピーチがしたい。

(文 3年 馬場豊)

【語学留学団報告】青島だより その14(2011. 09. 06)

17日目 今日は中国の生活について紹介します。
中国の生活はトイレットペーパーでは、日本では流して、中国では流さないといったやりかたや、ファーストフード店で飲み物を出さないとか、自動販売機がないといった風に、日本とちがいいい経験になりました。

(文 1年 新久保航)(写真は青島市内)

【語学留学団報告】青島だより その15(2011. 09. 07)

18日目 今日で最後の授業でした。もっと学びたいって気持ちの方が強いです。
3週間はとても短いけれどとても充実した毎日でした。もう日本に帰るって思うとちょっと寂しいですね。日本に帰っても必ず中国語の勉強をして身につけたいです。

お昼は学校の裏のお店でチャーハンを食べました。日本でいう五目チャーハンみたいなものでした。2時から中秋节という中国の旧暦の8月15日に月餅を食べて明月を観賞するというお祝いのようなことをしました。月餅はとてもおいしかったです。

夜は、成果発表会と謝恩会を兼ねた晩餐会をし、僕たち留学生は、スピーチをしてこの3週間の思いなどをいいました。中国語でスピーチをしたけれどとても難しかったです。伝わったかわからない……。福西さんはとてもじょうずに中国語でスピーチをしていて僕もあんな風に出来るようになりたいと思いました。

そして謝恩会に集まってくれたたくさんの国の人達と会話をしてみんなで集まれる最後の日を楽しみました。その中で僕は中国語を少し聞き取れたけど中国語で言葉がかえせなくて聞き取るだけの勉強じゃなくて聞き取り伝えると言う勉強が必要だと実感しました。

福西さんのスピーチを聞いてしゃべれるようになりたいと言う気持ちと聞かれた事を答えられるようになりたいと言う気持ちがここに来る前より大きくなって来年ぐらいに1年留学したいと思います。
明日は台東にお土産をかいにいこうと思っています。

(文 1年 前田拓実)

【語学留学団報告】青島だより その16(2011. 09. 08)

19日目 今日は帰国1日前です。私は午前中ぶらぶら街へ出かけ、散歩をしていました。午後は、青島の中国語の先生とチャットをしていました。その先生には3日しか習っていませんでしたけど、授業中によく当てられてかわいがってもらいました。

夜は、知り合った中国人学生の宿舎へ行って一緒に日本のアニメを見ながらもりあがっていました。みんなすごくやさしくて、すごく簡単にうちとけることができました。

3週間の短期留学はあっという間に終わってしまいそうです。私は、みんなの通訳をしていたので、中国語の会話能力が上達したと感じています。

(文と写真一部 4年 福西康真)


語学留学団報告はこれで終了です。ご覧いただきありがとうございました。