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 東芝の半導体子会社「東芝メモリ」の売却を巡り、対立する米ウエスタンデジタル(WD)のスティーブ・ミリガン最高経営責任者(CEO)が24日、東芝の経営トップと面談した。WDは売却差し止めを国際仲裁裁判所に申し立て、対立は先鋭化。対立の解消は東芝の再建にとって焦点の一つになっている。

 ミリガン氏は今月上旬にも来日しており、トップ交渉は今月に入って2度目となる。仲裁裁判所での係争を続けるのかどうかや、WDが19日に提出した独自の買収提案の扱いについて話し合った模様だ。

 これまで東芝は、WDの主張を「入札妨害だ」と批判。WDによる四日市工場(三重県四日市市)を含めた東芝メモリの通信網へのアクセスを遮断すると警告していた。ただ、東芝は16日にこうした対抗措置を見送り、話し合いで解決する考えに傾いている。

 東芝とWDの対立点は、半導体…

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