豊洲市場問題 「築地を立て替える案が適切」の報告案
豊洲市場の問題を審議する東京都のプロジェクトチームの会合が開かれ、「築地市場を建て替える案が適切である」などとする提言を盛り込んだ報告書の案が示されました。一方で、都側から必要な資料が提供されていないため、さらに整理する時間が必要だとして、来月、改めて会合を開き、取りまとめることにしました。
東京都の市場問題プロジェクトチームは、24日開かれた会合で、豊洲市場に移転する案と築地市場を建て替える案を盛り込んだ、報告書の案を示しました。
このうち、豊洲市場に移転する案では、開場後に毎年98億円の赤字を計上することになるなどと指摘したうえで、「市場会計は健全ではなく持続可能性もないと判断する」と提言しています。
一方、築地市場を建て替える案では、営業を続けながら、7年間、総事業費852億円余りをかけて建て替えるなどとしたうえで、「すでに建設済みの豊洲市場と比べ、これから計画するので自由度が高いうえ、築地市場の好条件を生かすという観点でも建て替え案のほうが適切である」と提言しています。
ただ、委員からは、報告書の内容について「専門家として納得ができない」など、検討が必要であるとの意見が出されました。プロジェクトチームの小島敏郎座長も「市場当局に提供をお願いした資料が出てきていない」などと述べ、さらに整理する時間が必要だとして、来月5日に改めて会合を開き、取りまとめることになりました。
このうち、豊洲市場に移転する案では、開場後に毎年98億円の赤字を計上することになるなどと指摘したうえで、「市場会計は健全ではなく持続可能性もないと判断する」と提言しています。
一方、築地市場を建て替える案では、営業を続けながら、7年間、総事業費852億円余りをかけて建て替えるなどとしたうえで、「すでに建設済みの豊洲市場と比べ、これから計画するので自由度が高いうえ、築地市場の好条件を生かすという観点でも建て替え案のほうが適切である」と提言しています。
ただ、委員からは、報告書の内容について「専門家として納得ができない」など、検討が必要であるとの意見が出されました。プロジェクトチームの小島敏郎座長も「市場当局に提供をお願いした資料が出てきていない」などと述べ、さらに整理する時間が必要だとして、来月5日に改めて会合を開き、取りまとめることになりました。