テレビ番組の最初に出てくる番組のロゴ。映画の初めに流れる制作会社やスタジオのロゴ。それから、新聞や雑誌の題字。こういったロゴはその番組や会社の顔ともいえる重要なものだから、当然、どの会社も作成に力が入る。
今はコンピュータ・グラフィックでつくられているけれど、その昔…というほどでもない、「ちょっと昔」までは物理的な手段でつくられていたそうだ。放射状に見える線も実はワイヤーだったり、回転する地球も、地球の模型を回していたりと、知恵と工夫を凝らして印象的なロゴを生み出していたようだ。
スポンサードリンク
レオ・ザ・ライオン
この手のロゴで最も有名なのは、おそらくMGM社の「レオ・ザ・ライオン」だろう。ハリウッド映画の冒頭でガオーッと吼えるアレだ。ライオンのロゴが最初に登場したのは1916年のこと。それから現在までに、7頭のライオンが代替わりしつつ登場している。
imege credit: Wikimedia Commons
フランス放送協会のロゴ
近頃、あるロゴ作成の舞台裏を撮影したフィルムが、「テレビ史マニア」のアンドリュー・ワイズマン氏によって発見された。フランス放送協会の、1960年代におけるロゴだ。完成品はこの通り。
ESC 1962 - French comments (RTF) 5:5
2次元の絵では不可能な明るいゆらめきを出すために、何本もの線を3次元で配列して撮影している。

imege credit: COLOSSAL
BBCのグローブ・アンド・ミラー
「三次元撮影によるテレビ番組ロゴ」には、有名なものがもう一つある。BBC(英国放送協会)で1981年から1985年まで使われていた "Globe and Mirror" (地球と鏡)だ。
BBC1 Mirror Globe Recreation
このロゴは、回転する地球の模型をパノラマ・ミラーに映して撮影し、さらにそれを手描きでトレースしているようだ。これは、アニメ製作におけるロトスコープという技法に近い。
imege credit: BBC Internet Blog
HBOのイントロ
アメリカのHBOというテレビ局が1983年に使用したイントロは、さらに手が込んでいる。一見、アニメーションか、あるいはデジタルでつくられたもののような印象を与えるのだが、実際のところは三次元でつくられているのだ。その舞台裏を紹介する10分ほどの動画があるので、時間があれば、ぜひご覧いただきたい。
■完成品
HBO 1983 Intro (HBO)
■その舞台裏
HBO Intro - Behind the Scenes
via: COLOSSAL・translated by K.Y.K. / edited by parumo
▼あわせて読みたい
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
いいね!しよう
カラパイアの最新記事をお届けします
「知る」カテゴリの最新記事
「サブカル・アート」カテゴリの最新記事
この記事をシェア :
人気記事
最新週間ランキング
もっと読むスポンサードリンク
コメント
1. 匿名処理班
CG技術が無かった時代の創意工夫には、確かに驚かされるし感動を覚える。似た様な例だと、映画スターウオーズの初期作品群とか、2001年宇宙の旅とかのメイキングビデオを見た時にも感じた事だけど、時代を越えて良いものって確かに有ると思う。
2. 匿名処理班
今なら全て3DCGで作れるけど
そうじゃない時代はこんなに工夫して作ってたんだなあ
3. 匿名処理班
これらがないと今のCGがなかったとも言えるよね。ようは模型とか線の模様とかををソフトで再現できるかどうかなんだよね。現実でこういうふうになってるって想像しながらじゃないと今のCGモーションはできないから、こういうの見るのは貴重だね
4. 匿名処理班
スターウォーズのイントロの解説文ってどうやったんだろ?
当時のCGだとドット見えそうだけど、全然見えないから手書きなのかな?
5. 匿名処理班
CGがなかった頃の特撮好き
スターウォーズは特に
6. 匿名処理班
是非ともウルトラマンのタイトルシーン?も載せて欲しい
7. 匿名処理班
東宝のロゴも光を描いた円盤とキラキラカットした透明円盤を
くるくる回してたんだよね