どうも、ほのぼの社蓄くんです。
今日は、社内でのイジメについて、書きたいと思います。
(※このマンガはフィクションです)
社内のイジメは本当にキツイものがあります。
大人のイジメほど、陰湿なものはありません。
子供のイジメと違って、頭脳プレーでイジメをしてきますし、「お金を貰っているんだから、我慢ぐらいしろよ!」という謎の思考を押し付けてきます。
「金貰っているんだから、ちょっとぐらい、割り切って考えたらどうだ?」
↑のようなことをパワハラ被害者に言う上司も存在するようです。
お金がもらえたら、何でも我慢できる人ばかりではないと思います。
それに、嫌なことがされたら、給料が上がるのならいいのですが、全くそんなことはないですよね。
むしろ、イジメられるような弱いやつは、仕事も出来ないだろう、という謎の固定観念から、意味不明に査定を下げられることもあると思います。
会社でイジメられたら、臨時ボーナスや手当てが出るのならいいのですが・・・。
例えば、「今日は、上司にボロクソに言われたから、イジメ手当てがもらえるなぁ・・・」という感じです。
イジメ手当ては、イジメを受けた相手と、その言われた言葉や、言われた時間などで金額が変化するようにします。
例えば、上司から1時間、仕事について説教を受けたとします。
その間、「アホ」と3回、「バカ」と4回、「デブ」と2回、「ブタ」と5回言われたならば、
アホ (500円/回) × 3 = 1,500円
バカ (500円/回) × 4 = 2,000円
デブ (500円/回) × 2 = 1,000円
ブタ (800円/回) × 5 = 4,000円
(※ブタは人間であることを否定されているので、人権の侵害の程度が著しいと判断し、高単価としてみました)
それに、時間手当てとして、
基本の時間給 × 1時間(説教された時間) × 2(イジメ係数)
を支給してくれるなら、イジメられても、我慢できるのかもしれません。
イジメ係数は直属の上司からのイジメが2で、上司の上司からのイジメは2.5というように、自分から役職が遠い人ほど、高くなる仕組みにします。
というのは、上司(係長)から怒られるよりも、社長から怒られるほうが、精神的にくると思うからです。
さて、仮に上のケースで、基本の時間給が1,000円なら、合計で10,500円になります。
1時間ボロクソに言われても、10,500円ももらえるなら、勘弁してやるか!ってなるかもしれません。
しかし、なぜ、人はイジメをするのでしょうか?
理由について考えてみました。
なぜ人はイジメをおこなってしまうのか?
1.仕事が出来ない部下を見ていたらイライラする?
言われたとおりに仕事をしない、仕事をするのが遅い、仕事で失敗ばかりする、こういう部下を持つと、確かにストレスは溜まるのかもしれません。
しかし、上司や先輩というのは、部下や後輩が仕事をできるようになるように、指導、引継ぎをする義務があると思います。
つまり、部下が仕事ができないというのは、上司のそういう指導能力が低いからだと思います。
まともな企業なら、書類審査や試験、面接などで、ある水準以上の人材は確保できていると思います。
あとは、その新人が配属になった先の上司の、指導や引継ぎの能力の問題になってくると思います。
部下が仕事をできないことは、自分の能力の問題なのに、プライドが高いのでそれを認めたくないので、部下のせいにしてしまうのではないかと思います。
他人のせいにするのは楽ですし、ストレスも少ないですし。
2.自分が潰されないために他人を犠牲にする
誰かがターゲットになって虐められていたら、ひとまずは自分は標的にされることは無いので、安心と感じる人もいるのではないかと思います。
自分より仕事ができない人間がいると、「あいつよりマシだ」という優越感を持つことができ、その優越感は自信へとつながるのではないかと思います。
自信は仕事のできにも直結しますので、イジメを受けている人間と言うのは、虐められていない人間にとっては、精神安定剤のようなものなのかもしれません。
3.異物を排除しようとする集団の潜在意識に基づくもの
集団に属しているものにとって、集団を良くしようと言う気持ちを持つと、集団の中に潜む異物や、自分にとって気に入らないものを排除したいと思う気持ちが芽生えるような気がします。
異物と言うのは、仕事ができない、というだけではなく、ただ単に、容姿が気に入らない、喋り方がおかしい、食べるときにペチャクチャする、体臭が凄い・・・・・・など理由は様々だと思います。
職場と言うのは一日の活動時間の大半をすごす場所ですし、人生の現役時代のほとんどが労働に費やされる現代において、職場の環境が自分に適合しているかどうかと言うのは、自分が受けるストレスの大きさに影響を与える重要な因子だと思います。
そうなると、その職場に、自分にとって気に入らないものが存在すると、それを排除したくなる気持ちも、わからないではないかもしれません。
イジメというのは、人間が社会性動物である以上、なかなか無くすことは難しいと思います。
それこそ、法律で厳格に取り締まるという方法もありますが、法律で縛りすぎると、国民生活の萎縮を招く危険性もありますので、バランスが難しいところではあるのではないかと思います。
本日もご覧いただき、ありがとうございました。
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