乳がん検診 超音波使う新技術を開発 日立
超音波を使う乳がんの検診で、検査をする人の技量に左右されずに高い精度で腫瘍を発見できる新しい技術を日立製作所が開発しました。
日立が開発したのは、乳がんの検診のうち超音波を使う方式の新しい技術です。新しい技術では、受診者はうつ伏せになって水を満たした検査容器に乳房を入れるだけで検査を受けられます。
従来の検診では、1つの方向から超音波を照射するため、腫瘍などの発見は検査をする人の技量に左右されていましたが、新しい技術はリング状の装置が超音波を360度から照射するため、検出の精度が大きく高まったということです。また、腫瘍の様子もより詳細に把握できることから、良性か悪性かの判定の精度も高まるとしています。
日立では北海道大学病院と共同研究を進め、3年後の2020年をめどに実用化を目指すということです。開発に当たっている日立製作所基礎研究センタの川畑健一さんは「現状の検診よりも簡単に測れるうえ精度がよく、誰がやっても同じ結果が出る検査を目指して開発した」と話しています。
従来の検診では、1つの方向から超音波を照射するため、腫瘍などの発見は検査をする人の技量に左右されていましたが、新しい技術はリング状の装置が超音波を360度から照射するため、検出の精度が大きく高まったということです。また、腫瘍の様子もより詳細に把握できることから、良性か悪性かの判定の精度も高まるとしています。
日立では北海道大学病院と共同研究を進め、3年後の2020年をめどに実用化を目指すということです。開発に当たっている日立製作所基礎研究センタの川畑健一さんは「現状の検診よりも簡単に測れるうえ精度がよく、誰がやっても同じ結果が出る検査を目指して開発した」と話しています。