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 昨年の米大統領選へのロシアの介入をめぐる疑惑を捜査していた米中央情報局(CIA)のブレナン前長官が23日、トランプ大統領の陣営とロシア政府側が「接触していた」と明言した。連邦捜査局(FBI)が捜査に乗り出したことは「十分根拠があり必要だ」と語った。

 下院情報委員会の公聴会で証言した。ブレナン氏が今年1月にCIA長官を退任後、「ロシア疑惑」について語るのは初めて。情報機関元トップがトランプ陣営とロシア当局との共謀の可能性を示唆したことで、トランプ氏側への追及が強まりそうだ。

 ブレナン氏は証言で、昨年夏にロシアが米大統領選に影響を与えようとしていたことが「明確になった」と指摘。昨年8月にロシア連邦保安局(FSB)のボルトニコフ長官と電話会談し、ロシア側が干渉を続ければ「米国の有権者は激怒するだろう」と警告したと述べた。ロシア側はその後も関与を続けたという。

 その上で、ブレナン氏はトラン…

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