「9割は治療で戻る、1割は自分の努力」…獅童に聞く
2017年5月21日7時0分 スポーツ報知
初期の肺腺がんで6、7月の舞台降板を発表した歌舞伎俳優・中村獅童(44)が20日、がん公表後初めて取材に応じた。 ◆獅童に聞く
取材陣に問い掛けられる前に自ら。
「この度はどうもすいません。ご心配、ご迷惑をおかけしました。初期の肺線がんなんですが、いまは、いたって元気な状態です」
―がんと診断されたが。
「精密検査のために今月頭に3日間入院していました。でも最終的にがんの診断を受ける前から『絶対に完治するから』と言っていただいた」
―実際、がんの診断を受けて。
「大変な病だとは思いましたが、妻も『早い時期に見つかって良かった』と」
―今後の治療の流れは。
「今月末に入院し、来月頭に手術。10日ぐらいに退院できると思う。その後は体力を元に戻すリハビリを。できるだけ早く復帰したい」
―役者仲間からは何と言われたか。
「とにかく焦らずに、と。体調が万全になってから戻ってきてほしい、と言われました」
―舞台の仕事への影響も心配されている。
「9割は治療で元に戻る。後の1割は自分の努力だと思っている」
―改めてがんと闘うことについて。
「がんでもっと大変な方はいっぱいおられる。でも早くがんが見つかれば、こんなに元気になれるんだ、というところを見せて皆さんを勇気づけられれば」