昨日は永田町に。
国会の裏側に議員会館があるのだが、その前に陣取った気持ち悪い…声だけ大きい人たちが昼間から叫び続けていた。議員の皆さんもうるさかったろう。可哀想に。

ま、お金もらってのお仕事の人たちなんだろうが。

必死になってレッテル貼りをするための「共謀罪」という名前。
やれやれ。
ま、名前なんてどうでもいいが、マスコミくらい正確な名前を使え、と言いたくなる。
「組織的犯罪処罰法改正案」であり「テロ等準備罪」。

実は私は国会前でピーピー騒いでいる人は置いとくとして、反対派の意見も理解できる部分がある。例えば

<共謀罪>「会話も捜査対象」「制度が人作る」弁護士が危惧(毎日新聞)

いや、本当に記事の通りで
「内心を処罰の対象としない日本の刑事法体系の原則と矛盾する」
事も理解できるし、何より「感情面」で「なんとなく嫌」なことだって分かるのだが…反対派の人たちはアリアナ・グランデのコンサートの一件をどう見たのだろうか?

一言で「テロ等準備罪」を表すとなれば記事中にもある通りで

「現在の刑事法では、殺人や放火など一部を除き、原則として実行行為があって初めて処罰できる。しかし、テロ等準備罪が新設されると、2人以上の「組織的犯罪集団」が犯罪を計画し、現場の下見などの「実行準備行為」をしただけで処罰される」

という説明が分かりやすい。
反対派の言うことも理解は出来るのだが、やはり私はこの前半部分の
「原則として実行行為があって初めて処罰できる」
に違和感を感じるのだ。そう。アリアナ・グランデの一件でもそうなのだが…他の犯罪と違って、テロは…

死ぬ人間が多すぎるのだ。

ハッキリ言って感情的に嫌なことは理解できる。
考えただけで捜査対象になるのが嫌なのも分かる。

が、そもそも「そこで止めておかないと、1万回に1回の「本物のテロ犯」が発見できなかった場合…何人死ぬと思う?死んだ人はもう戻ってこない。

捜査対象はあくまで捜査対象だ。
犯罪人として処罰されるわけじゃない。

確かに一般の方々にとって気分が悪いことは理解するが、やはり「気を付けすぎる」くらいじゃないとテロは危険すぎる。

私は今回の法案には賛成の立場だ。
本当に被害になった方々のご遺族になどにインタビューをなん百回も行ってきた。
失われた命は戻らない。
警戒するに越したことはないからだ。