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冷めかかったお茶に熱いお湯を

極上のスパイスと妄想を

ぼくが今まで悩まされてきた理由が少しわかった

スマホTwitterクライアントJustawayを開いてふと気になるツイートがあった。元を辿るとリンクが貼られていた。ブログのようだ。

delete-all.hatenablog.com

 

「なんだ、購読しているブログか」と思ったが、内容は重たい。そりゃ、引きこもりに関することだから当然だろう。しかし、読んでいくとあることに気づく。

お家に引きこもるということは引きこもっている間は空白期間。空白期間ということは時が止まっているということ。つまり、お外に出ると時が流れているが自分の中では時が止まっている状態。

わかりやすく言うと、浦島太郎が竜宮城から出てきて玉手箱を開けた状態のこと。

歳を重ねるだけで精神面での時は止まったまま。

なるほど、だから僕は歳を重ねても精神が幼稚のままだと感じてしまうのか。

ずっと悩まされてきた焦燥感がわかってきた。歳を重ねる現実。心のどこかに稚さが残る。そして感情をコントロールできずに突然キレる。それが許されないと責める自分。眠っていた好奇心が覚醒め、無いと思っていた向上心が芽生える。

「気にしすぎではないか」という意見が多いが、空白期間を自動的に修復しようとしていると僕は思う。

 

僕が10代後半の頃は好奇心と向上心、それと反抗期がほとんどなかった。将来の夢もなくお家でずっと寝ていた方が幸せだと思っていた。インターネットの世界に溺れてUKロックに憧れる。そんな生活が毎日続いた。高校のときは英語に力を入れていたが。しかし、ある日突然引きこもりになり高校中退し、予備校に通うが事実上の引きこもり。わずか10代後半で空白期間を作ってしまった。そのことについては僕自身の責任であり、両親や親戚に責任はない。

そして、今は空白期間を修復しようと心の中での戦いが続いている。

 

「中学・高校のときはほんと何もしなかったなぁ」

後悔しながら僕は何かに取り憑かれたかのように再びUKロックを求めてインターネットでBBC Radio 2を聴きながらEnglish Grammar in Useで本場の英文法を学ぶ。

そこには学生時代と感じた世界ではなく、別の世界が広がる。

周りから「何をするにも遅すぎる」と言われても気にしなくてもいいんだ。短い期間で結果を出すのは確かに難しいことだ。例え、外見だけの結果だったとしても。それでも社会は外見だけの結果を求める。いかに短期間で結果を出せてなんぼの社会。遠回りなんて許されない社会になってしまったような。

ただ、遠回りしてきたこそまた別の世界が広がり感じ方も変わってくる。

 

そして、あることを思い出す。

生徒「先生!あたしって...青春してないなぁって思うときがあって...」

教師「なにを言ってんの!そう言えることが青春やん!」

高校のときによく耳をした悩み。「青春していないと思っていることも青春のひとつだよ」ということだろう。ようやく教師が言っていたことがわかった25歳の初夏。

 

一生続くかもしれない心の中の戦い。僕が知らないうちに必死で空白期間を修復しようとする。眠っていた好奇心が覚醒め、20代でようやく芽生えた向上心。この先どうしようと悩む僕。複雑すぎる心の中で今日も僕は鼻炎に悩まされる。

 

さいごに

この記事を読んでくれた10代の貴方へ。

引きこもりするなら使い捨てカメラ、スマホコンデジ、一眼レフでもいいからカメラを片手に外の風景を撮りに行った方がいい。なぜなら心の中の空白期間がほんの少しでも埋まるから。ただ、間違っても夜中にするなよ。補導の対象になるからな。