マリアの尻(シリ)オネットシリーズ(1)
〜珍芸「マリア・タチバナー2」〜
このシリーズは、性器を使った惨めな珍芸を生業とする
元、歌劇団の花形スタァ、マリアの最低芸
「尻(シリ)オネット」をご紹介するコンテンツです!
クールで知的な男装の麗人のなれの果てをご笑覧下さいませ。
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(2)寸劇、「大スタァの優雅な一日」
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「今日の珍芸は、今までと、ちょっと違いますぅ!」
「なんと・・舞台劇仕立てっ!」
「皆様、ごゆっくりお楽しみくださいませぇっ!」
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ドオォッ!
パチパチパチパチパチ・・・!
熱狂した観客達の割れんばかりの拍手が劇場を包み込む!
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「さぁっ!行きますようっ!」
「題して・・・・!」
「大スタァの優雅な一日」ですぅ!
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ツバキの言葉と共に舞台の照明が暗くなっていく・・
闇は舞台の二人を包み込み、やがて見えなくなってしまった。
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「ふう!劇場のお仕事は大変ですねぇ!」
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闇の中にツバキの台詞が響く!劇が始まったのだ!
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「毎日、毎日小間使いばっかり!」
「お給金は雀の涙だし・・いやになっちゃうよぉっ!」
ぽうっと、スポットライトの光がツバキの姿を照らし出す。
「それにひきかえ、女優様のお仕事ってイイですよねぇっ!」
「大した仕事もしないのに私の何十倍も貰えるなんてぇ!」
「でもね、彼女たちったらワガママだしぃっ!
意地悪だしぃっ!」
ツバキはオーバーアクションのクサイ台詞廻しで観客に向かって熱弁を振るいだした。
「ここだけの話ぃっ!女優さん達って・・・スゴイんですよぅ!」
「性欲が!」
どっ!
思わぬツバキの振りに観客が沸く
「役を体で貰うのなんか日常茶飯事!
最近では昼間から部屋にオトコを引き込んでます!」
「これ・・内緒なんですけどぉ・・」
「ウチの看板女優のマリアさん・・この人が一番スゴイんです!」
「あの人はもうスケベなんて域を超えてます!」
「そう!痴女ですよ!痴女!」
「夜な夜なオトコを部屋に連れ込んでは
エッチ三昧なんですよ!ホント!」
ツバキが台詞を言い終わった瞬間
もう一条のスポットライトが彼女の背後を照らし出した。
マリアの登場である。
「・・・・・・・・」
どっ!
観客が沸く!何度見ても惨めで無様で情けない、その姿!
しかし、ツバキは相方の登場に気付く様子もなく話し続ける。
「でも、もう何人もオトコには逃げられてますねぇ!」
「毎晩あの調子でせまられたら、オトコのほうがまいっちゃいますよぅ!」
「・・・・・・・・」
「それに性格はサイアクだし!アタマも悪いでしょおっ!」
「オマケに超がつくケチンボだしぃ!」
ギャハハハハハハッ!
「ツバキちゃんっ!後ろっ!後ろ〜〜っ!」
「おっかないお姉さんが睨んでるよ〜〜っ!」
ギャハハハハハハッ!
「・・・・ツバキ」
「今に天罰がくだりますよね!」
「お色気以外には、なんの能もないバカ女ですもの!」
「ツバキっ!」
「へっ!」
「あっ!マリアさんっ!」
「おはようございま〜す!」
まったく悪びれた様子もなくツバキがマリアに挨拶をする。
「なぁんだ!マリアさんいらっしゃったんですかぁ!」
「あんまり、ちっちゃいんで、わかりませんでしたよぉ!」
ワハハハハハハッ!
「・・ツバキ、なにやら私のことを言っていたようだが?!」
「はぁ?」
「なんのことですかぁ?ワタシ全然わかんな〜い!」
ギャハハハハハッ!
「ムキ〜〜ッ!」
ひくひくひくひくひくひくひく・・・
どっ!
マリアが鼻の穴に見立てた肛門をヒクつかせて怒りを表現する!
「あははっ!冗談ですよぉマリアさん!」
「そんなに怒らないでくださいよぉ!」
「落ち着いてくださいよぅ!大人げないんだからぁ!」
「よしよし、よしよし・・・」
ワハハハハハハハハッ!
ツバキがマリアの頭をなでる!
珍妙なコスプレ状態で、年下の少女に尻を撫でられる無様な帝劇スタァの姿に
観客は大喜びだ!
「ムキキキキ〜ッ!!!」
ひくひくひくひくひくひくひく・・・
ぷっ!くくくっ!
「なにぃ!あれぇ!」
「アタマおかしいんじゃない!あのオンナ!」
自らの排泄器官で、くだらない演技をするかつての人気女優に
会場のあちこちで失笑が漏れる。
「マリアさん!せっかくの美人が台無しですよぉ!」
「ご機嫌直してくださいよぅ」
「・・・む!そ、そうだな」
「マリアさんは帝劇一!いや日本一の女優ですよぅ!」
「えへぇっ!」
どっ!
マリアが小陰唇を斜めにつり上げ性器を笑みの形に変形させた!
「ツバキ君!帝劇きっての男役は誰だい?」
「マリアさんですぅ!」
「帝劇で一番ブロマイドを売る女優は誰だい?」
「それもマリアさんですぅ!」
「わははははははっ!」
「そうっ!わかればいいんだよ、ツバキ君!」
尻マリアが性器を歪めて高笑いをする!
愚かな人間像を珍妙なコスプレで演ずるマリアのなんと情けないことか!
「やれやれ・・これだから単純バカは・・」
どっ!
ツバキの一言一言にはマリアへの侮蔑が溢れている。
今や「奴隷以下の家畜とその主人」という立場になった二人の関係を
よく知っている観客達は大喜びだ!
「さぁ、マリアさん!そろそろお食事の準備が出来ましたよぉ!」
「さ、こちらにどうぞ!」
「えへぇっ!」
・
・
舞台照明が徐々に暗くなっていき
動きを止めた二人が闇にとけ込んでいく。
暗転した舞台上にテーブルが用意された
いよいよ珍芸の本番が始まるのだ。
満座の観客達は、これから始まるであろう陰惨な露出劇に対する
期待と興奮で誰も声を発しない。
そして、その舞台上では
マリアが先程のポーズのまま放置され
声を殺してすすり泣いている・・
(も、もういやよぅ・・誰か・・誰か助けてよぅっ・・・)
無論、助けなど来るはずもない
当たり前のように舞台は再開され
いつもと同じように、気の狂うほどの恥を晒すのだ
そして舞台の準備は整った・・・
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珍芸「マリア・タチバナ-3」に続く
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