帝 国 家 畜 団
2002.バレンタインスペシャル
(これはびっくり!一年越しの企画だぜ!)
ダスル様リクエスト



〜カンナちゃんのバナナ白書ー7-3〜

再会 〜紅蘭編 4 〜

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紅蘭ロボ2登場




「うぎいいいいいっ!」

ツバキの掛け声と共にバラバラにばらけた紅蘭の体が
そのまま猛スピードで回転を始めた!


「うぎゃあああああああああっ!」


「こ、紅蘭さんっ!」


「スミレ豚さん!ちゃあんと見ててくださいよぅっ!」


「合体よ!紅蘭弐号っ!!」

ジャコンッ!

まばゆい光が辺りを包み、もうもうと土煙が立ちこめる!
そこに珍妙な形をしたシルエットが浮かび上がる!


「チェンジ!紅蘭っ!ツゥ〜〜ッ!!」


「!!!!!」


「・・・・・ひいいいいっ!」

スミレが一拍おいて悲鳴を上げた!
人体をオモチャにした醜悪なオブジェ!
逆立ちした上半身から生えた下半身は180度後を向いており、大股開きになった
中央部の陰部にはなんと紅蘭の首が差し込まれている!


「あっ・・かっ・・・はっ・・」

笑顔で絶叫したのはそうプログラムされていたからであろう。
その証拠に今は極限にまで拡張された陰部の痛みに耐えかねて白目を剥いている!


「どうです?スミレ豚さん?カッコイイでしょぉ!」


「あ・・・あ・・・」

スミレは、あまりの酷たらしい仲間の姿にパニック寸前である!
酸素を求める金魚のように口をパクパクさせるばかり・・・


「す・・スミレぇっ!ほ、ほめてやぁっ!どうやぁっ!
り・・陸の王者・・紅蘭弐号やでぇっ!」

茫然自失のスミレに紅蘭が声を掛けた。
むろん、ツバキの問いに言葉を失った同僚への精一杯の思いやりである。
しかし、どれほどの激痛に堪えて笑顔を作っているのか!?
顔面は蒼白に変化し、唇の端をフルフルと震わせている!


「よ・・よう、できてるやろ・・・なぁ・・」


「う、うちの晴れ姿や!よう見てや!」


「か・・・かっこええやろ?なぁ・・・スミレはん・・」

ヒステリー状態に陥った家畜への処罰は凄まじい
紅蘭は自分を卑下することでパニックに陥りかけていたスミレを救おうとしているのだ!

かつての同僚の涙ぐましい真意はすぐにスミレにも伝わった!


「か、カッコイイ〜〜〜っ!」


「こ、紅蘭さんっ!素晴らしいですわっ!」


「でしょう!?こういう技もできるんですよぅ!」


「紅蘭2!大車輪アタックですぅ!」


「い、いくでぇっ!」


「大車輪っ!アタ〜〜〜ック!」


グルグルグルグルグルッ!グルグルグルグルグルッ!

紅蘭の絶叫が終わるやいなや
紅蘭の両足が接合部を中心にグルグルと回り始めた!


「はあああああっ!?」


「キャハハハハハハハハッ!」


「うひぃいいいいいいいっ!」


グルグルグルグルグルッ!グルグルグルグルグルッ!

さらに回転スピードがアップする!
人間には絶対出来ぬ馬鹿馬鹿しい回転運動だ!


「はい!ストップ〜っ!」


「うくっ!くううっ!」

ようやく惨めな回転運動を許された紅蘭の顔がくしゃくしゃに歪む!
このような行為を強要されるたびに玩具と化した自らの肉体に絶望するのだ。
しかし、そんな紅蘭の気持ちなどお構いなしに
無邪気な加虐者の次の指令が飛ぶ!


「あ・・そうだ!紅蘭さん!あれ見せて下さいよぉ!」


「・・・?」


「ほら!あの必殺技!」


「こ・う・ら・ん・ド・ラ・イ・バー!」


「あわわっ!あ、あれは堪忍っ・・・!」


「あれはアカン〜〜〜っ!」

ツバキの口からその技の名前が発せられるやいなや
紅蘭が必死で許しを請うた!

ツバキの表情がこわばる。
家畜が飼い主に逆らったのだ!


「あらら・・・今、逆らいましたねぇ!」


「紅蘭ロボ!暴徒鎮圧用ガス発射っ!」

ぷうううううぅっ!


「むぎぃっ!」

何とも情けない放屁音と共に、紅蘭の肛門から薄黄色のガスが吹き出した!
あたりにむせかえるような刺激臭が漂う!


「んくぅっ!」

あまりの悪臭にスミレまでもが鼻を覆う!
当然の事ながらツバキはちゃっかりその場所から離れており
ニヤニヤしながら鼻をつまんでいる。


「あ〜〜あ〜〜あ〜〜」

しかし一番の被害を被っているのは紅蘭である。

自らの肛門から噴出したガスを嗅ぐという惨めさもさることながら
おそらく半液状であるそれの直撃を食らっているのだ!
すでに彼女の顔は涙と鼻水でぐしょぐしょになっている・・


「ぇっ!おえええええっ!」


「すっきりしたぁ?紅蘭ちゃん?」


「せっかくだからもう一発いっちゃいましょう!」

ぷうううううぅっ!



「うぎええええええっ!」


「ひゅ・・ひゅばひひゃま・・も・・もう・・ひゅるひて・・」


「なに言ってるんですかぁ?」


「まぁまぁまぁ!もう一発だけ!」

ぷうううううぅっ!

「びぇええええええっ!」





さらに数回の放屁を繰り返し、ようやく陰惨な仕置きが終了した。
「絶対服従」それが彼女たち家畜団の鉄の掟なのだ!
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「さぁ紅蘭さん!今度こそ!」


「こ・う・ら・ん・ド・ラ・イ・バー!」


「やってくれますよねぇ!」


「もちろんやぁっ!」


「ついにあの技をスミレはんに
みてもらえるんやなぁ!」



「ホンマ、スゴイでぇ!」

先程の仕置きがよほど堪えたのであろう。
紅蘭は、あれほど嫌がっていた「必殺技」の披露を満面に笑みを浮かべて
スミレにアピールする。


「といううことで、スミレさんもよく見ていてくださいよぉ!」


「はいぃっ!」


「いったいどんな技なのかワクワクしますわぁっ!」


「紅蘭ロボっ!セットアップ!」


「んぎゅっ!」

紅蘭の両足が陰部から生えた自らの頭を挟み込んだ!


「!!!」


「さぁてっ!イキますようっ!」


「必殺!紅蘭ドライバァ〜!!」


「ひいいいいいいいいいいっ!」


ギュィーンッ!ギュィーンッ!ギュィーンッ!
ギュィーンッ!ギュィーンッ!ギュィーンッ!
ギュィーンッ!ギュィーンッ!ギュィーンッ!


なんと紅蘭の下半身だけが、まるでドリルのように回転を始めた!
おそらく腰のジョイント部にモーターが仕込まれているのであろう!
甲高いモーター音が部屋中に鳴り響く!


「あはははははははっ!」


「ひぃいぃいぃいぃいぃいぃっ!」

ギュィーンッ!ギュィーンッ!ギュィーンッ!
ギュィーンッ!ギュィーンッ!ギュィーンッ!



「うぁ・・・あああああっ!」

ギュィーンッ!ギュィーンッ!ギュィーンッ!
ギュィーンッ!ギュィーンッ!ギュィーンッ!



「ぐぎゃあぁあぁあぁあっ!」

人体を滑稽な形に組み合わせた惨めなオブジェが回る!回る!回る!
もはや紅蘭の姿には人間としての尊厳など微塵も感じられない!


「こ・・紅蘭さんっ!頑張ってっ!」

ギュィーンッ!ギュィーンッ!ギュィーンッ!
ギュィーンッ!ギュィーンッ!ギュィーンッ!


「た、たすけてやぁっ!」

ギュィーンッ!ギュィーンッ!ギュィーンッ!
ギュィーンッ!ギュィーンッ!ギュィーンッ!



「す、スミレはぁん!たすけてぇっ」

回転を続ける紅蘭の口から悲痛な哀願が漏れる!
しかし、スミレにはどうしてやることもできない!


(こ、紅蘭さん!許して・・許してぇ)


「いつもより、余計に回っておりまぁす!」


「キャハハハハハハハッ!」

ギュィーンッ!ギュィーンッ!ギュィーンッ!
ギュィーンッ!ギュィーンッ!ギュィーンッ!



「ひぃいぃいぃいぃいっ!」
「ひぃいぃいぃいぃいっ!」
「ひぃいぃいぃいぃいっ!」

ギュィーンッ!ギュィーンッ!ギュィーンッ!
ギュィーンッ!ギュィーンッ!ギュィーンッ!

「ひぃいぃいぃいぃいっ!」
「ひぃいぃいぃいぃいっ!」
「ひぃいぃいぃいぃいっ!」






再会〜紅蘭編 最終話「紅豚号の夢」 〜に続く

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