梅雨入りの時期がそろそろ近づいてきましたね。
2017年の梅雨入り予想時期は5月31日~6月10日頃で梅雨明けは長くて7月26日まで続くとされています。
雨の日が多くなってくると膝が痛くなりやすいので、梅雨が近づいてくるのを憂鬱に感じている人がいるかもしれません。
でもなんで天気が悪い日に膝が痛くなるのでしょうか。
もしこの原因が分かって解消方法があったとしたら梅雨の時期でも快適に過ごすことができるので、雨の日に膝が痛くなる人にとってはかなり助かります。
ということで今回は梅雨の時期に膝が痛くなる原因を解明し、梅雨に限らず天気の悪い日でも膝が痛くならない解消法についてご紹介します。
雨の日に膝が痛くなる天気痛や気象病の正体
雨の日や台風の日に膝や股関節などの関節が痛くなったりだるくなったりするのにはちゃんとした原因があります。
実際に天気痛や気象病という名称がついていて、天気痛を専門にした天気痛外来もあるほどです。
原因:
晴れている日は気圧が高くなりますが雨の日は反対に気圧が低くなります。
気圧が低くなると自律神経のなかの副交感神経が過剰に働いてしまい血管が拡張してしまいます。
あまりにも血管が拡がりすぎると血の流れ滞って「うっ血」した状態になります。
ホースの口が広がった状態だと水はゆっくりと出てきますが、これが自律神経でいうと副交感神経が優位になっているときです。
反対にホースの口を指でつまむと勢い良く水が飛び出してきますが、これは自律神経で例えるなら交感神経が活発に働いているときです。
この血液がうっ血したときにヒスタミンという成分が体内で増加してくるのですが、ヒスタミンが増えると関節の炎症が起こりやすくなり痛み物質がでてくるようになります。
つまり雨の日の膝の痛みの原因はヒスタミンが増えすぎてしまったことによって起きているということです。
雨の日には誰でも副交感神経が優位になってヒスタミンが増えます。
ヒスタミンが増えて膝が痛くなる人は膝の周りの筋肉や靭帯などが硬くなっていることが多く、スポーツや仕事などで膝を酷使している人ほど雨の日に膝が痛くなりやすくなります。
仕事のストレスや人間関係などの問題を抱えている人ほど自律神経のバランスが壊れやすく、ヒスタミンが増加したときに強い炎症反応が起こりやすいといえます。
ヒスタミンが増えても膝が痛くならない4つの方法
1.熱いシャワーを全身に浴びる
雨の日に痛みのもととなるヒスタミンが増えても膝痛は解消することができます。
わたしがいちばんオススメしている方法は熱いシャワーを浴びることです。
43度くらいの熱いシャワーを全身にかけることで、うっ血していた血管がギュッと収縮して一気に血の循環が良くなります。
シャワーを浴びるまでは副交感神経が活発に働いていますが、シャワーを浴びたあとは交感神経が正常に機能するようになって痛みが解消されます。
膝の痛みだけでなく、腰や股関節が痛いときや偏頭痛のときなんかにもこの方法は効果があるので、ぜひ取り入れてください。
熱い湯船に浸かることでも同じような効果が望めますので気にいった方法を実践してもらえればと思います。
2.充分な睡眠時間をとる
雨の日の膝の痛みは出来ればなる前に予防しておきたいですよね。
睡眠時間が不足している人ほど自律神経のバランスが崩れやすくなるので雨の日に膝が痛くなりやすくなります。
充分な睡眠をとっておけば自律神経が安定しヒスタミンがでても膝が痛くなりにくくなります。
3.膝や股関節の筋肉をストレッチで伸ばす
膝や股関節の筋肉が硬い人ほど雨の日に膝が痛くなる人が多いです。
日頃からストレッチをする習慣をつけて膝や股関節まわりの筋肉を柔軟にしておくことで痛みが起きにくくなります。
とくに太ももの前側の大腿四頭筋や後ろ側のハムストリングを入念に伸ばしておく癖をつけておきましょう。
4.バランスの良い食生活を心がける
私たちの体は食べたもので作られています。
バランスの良い食事を取り入れることで天気の悪い日の膝痛を解消させることができます。
とくにビタミンCは自律神経のバランスを整えてくれてストレスを解消させる作用があるので積極的に果物などから摂取するようにしましょう。
果物を食べる時間帯は毒素が排出できる朝の時間帯がおすすめです。
筋肉や腱や靭帯などの組織はコラーゲンで作られているのでタンパク質の摂取も必須です。
鶏肉や焼き魚などにはビタミンC豊富なレモンを絞ってあげると吸収力を高めることができます。
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