いつまで競争をしているのですか?|競争するビジネスは豊かじゃない

競争しないことが大事

「ビジネスで競争していること自体で、今の時代はリスク」

これは大阪のエクスマ塾、合宿の始まりに話したことです。

エクスマ塾の始まり

業界の常識に縛られたり、同業他社のやっていることに縛られたりして、大切なことを見失ってしまうことが多くなる。
競争をしているから、仕事が楽しくない。
みんなと同じようなことをやっているから、利益が少なくなる。
コモディティ化です。
現代社会、みんなと一緒っていうのが一番リスク。

これから成功したかったら、競争しないビジネススタイルを作り出すことが最重要課題になる。
あなた独自の価値観や、あなた独自の価値観を持つことです。

スマホとSNSが登場して、マスの概念が崩壊しました。
昔はマスしか情報を届けることができなかった。
企業が一方的に人々に情報を届けるというのが主流でした。
でも今はたくさんの人が、ものすごく優れた情報発信手段を持っている。
そのSNSの中で、どう語られるかが企業にとって最重要課題になる。
関係性の中で欲求が起き、関係性の中で消費されるようになった。
ということは、あなたがどれだけの人とつながっているかが、とっても大切な要素になる。

個性がないと、つながりは生まれません。
他と一緒だと、付き合いたいと思わないから。
そのためにも、独自の道を往くことです。

それぞれが違う方向に向かったほうがいい

社会が多様性を持ち始め、価値観も多様化しています。
これは個人が発信手段を持ったからです。
SNSの登場は価値観が多様であるということと、他と違ってもいいということを、世の中に広めました。
そして今までの常識に縛られずに、

「好きなことをしてもいいんだ」
「仕事と遊びの境がなくてもいいんだ」
「他と違ってもいいんだ」

そう思って行動している人や会社が成功している時代です。
それぞれ違う方向に向かってもいい。
誰かのことを気にする必要もないし、誰かと張り合う必要もない。
世の中の成功定義(成功とはこうあるべき)という固定された視点から、成功というのは多様な成功がある。

例えば起業して、上場するというのは成功です。
でもそれは成功と思わない人もいる。
起業して一人で、好きな時に、好きな人と、ワクワクする仕事をして、自分の自由に仕事をするというのが成功という人もいる。
世間の価値観、世間の常識にとらわれていては、オリジナリティなんて作り出せない。

コミュニティ発想をしよう

あなたが独自の価値、他にはない個性を持つためには、あなたがコミュニティ発想をすることが大事です。
SNSをフルに使い、あなた自身がコミュニティに加わる。
あるいは、あなたがコミュニティを作る。
そしてそのコミュニティの中で自分らしく振舞うことができれば、オリジナリティが出て、競争しない価値ができるのです。

そんな小さなマーケットでは会社が立ち行かない。
そう思うかもしれません。
でもそれは決して小さいマーケットではありません。
人々のSNSのつながりは、マスよりも規模が大きくなっている。
小さな個人のコミュニティがたくさんあって、それが有機的につながっているイメージです。
そのコミュニティに自分のコミュニティがどうアクセスするか。
それが現代的な意味でのビジネスなのです。

そうじゃなければ熾烈な価格競争、開発競争に巻き込まれ、ほとんどの企業は負けるか、ほとんどの企業は薄利になっていく。
競争をしていては、心穏やかなビジネスはできません。

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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