ようこそ お金を貯めて、人生を豊かに生きるヒントを提供する当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、昨日UPされたAll Aboutに、1,000万円貯める意味について、言及されていました。
平均貯蓄額より貯蓄している人に対し、かなり否定的な記事であり、とても残念な内容でした。
ただ、私には収入の割に貯金が多い人は「豊かな経験を捨てている人」に映ります。実際、貯金を自慢している人は、人生経験が狭く浅いことが多く、「つまらない」印象があります。
お金を貯めている人は、つまらない人と強引で断定的で一方的な見方です。
私も30年以上働いてきたので、平均貯蓄額以上の貯蓄はあります。
まあ、30年以上も働いて、1,000万円も貯めていない人の方が、ライフプランに余程問題があると思います。
貯蓄が少ない人から、貯蓄が多い人を見れば、嫉妬心が湧く心理はわからないでもないです。
しかし、だからといって、貯蓄が多い人をあたかも守銭奴のような言い方で、人間性を批判するのは、いかがなものかと思います。
本日は、1,000万円を貯めた先に見えるものを実体験として考えて見ます。
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1 年代別貯蓄額
総務省統計局では、さまざまな家計統計を行っている国家組織であり、最も信頼できるさまざまな統計データを提供しています。
この中で、「家計の金融行動に関する世論調査」を毎年行っていて、さまざまな分析を行っています。
2016年における調査結果は次のとおりです。
1 全世帯の平均貯蓄額は、1,860万円であること
ただし、中央値は1,064万円であること
2 二人以上世帯よりは、単身世帯の方が貯蓄額が多いこと
3 年代別では、60代が最も貯蓄額が高いこと
至極まっとうな調査結果です。
単身世帯の方が、扶養費や教育費がかからないので、その分を貯蓄に回すことができます。
また、我が国も成果主義が取り入れられつつあるとはいえ、まだまだ年功序列の考え方が基本の給与体系ですので、年齢が上がっていくごとに貯蓄額が増えるのも理解できます。
特に60代は退職金の上積みがあるのも貯蓄額が高い要因です。(平均1,000万円)
↓詳しくは別立てで、ブログにしていますので、ご参照ください。
1-1 単身世帯
【20代】 287万円
【30代】 957万円
【40代】1594万円
【50代】2431万円
【60代】2462万円
1-2 二人以上世帯
【20代】 385万円
【30代】 612万円
【40代】 939万円
【50代】1650万円
【60代】1963万円
この数字を見て、俺は、私は、もっと貯蓄しているという方は安心できます。
しかし、全然足りないという方は要注意です。
何しろ、この調査では、貯蓄額が0円の世帯が3割を超えているという報告もあるからです。
格差社会、ワーキングプア社会が現実のものとなっています。
生活保護受給世帯も、つい数年前100万世帯突破と大騒ぎしていましたが、今や163万世帯を突破し、右肩上がりです。
つまらない人と言われても、来たるべき未来に対して、自分の力でお金を蓄えておくしかありません。
2 平均貯蓄額を突破する方法
貯蓄するには、たった一つの定理しかありません。
収入ー支出>貯蓄
支出額よりも収入額が上回れば、余剰額を貯蓄できるという定理です。
収入を増やし、支出額を減らせば、貯蓄額が爆発的に増えていきます。
とても、シンプルですが、実践は積み重ねであり、とても大変です。
3 爆発的に貯蓄額を増やす人生の分岐点
収入を増やそうと思ってもなかなか増やすことは厳しいのが現実です。
また、支出を減らすにも限界があり、限界を超える節約は困難です。
しかし、爆発的に増やす方法はあります。
3-1 就職、転職、起業すること
貯蓄するためには、収入を確保するため就業することが大前提です。
働かざる者喰うべからずの格言のとおりです。
人間は働き、納税を通じて社会貢献するのが、多額の税金で義務教育を受けた国民の義務です。
それも理想は正社員として、採用されることです。(現実は厳しいです。)
身分が不安定な非正規雇用労働者では、処遇も悪く、収入を増やすことは困難で、いつまで経っても貯蓄額も増えません。
また、より処遇の良い勤め先に転職すること、自ら起業するという方法もひとつの選択肢ですが、極めてリスキーであることは心しておかねばなりません。
3-2 結婚して、共働きすること
収入を爆発的に増やすには、結婚し、ダブルインカムすなわち共働きすることです。
今や日本の標準世帯は8割以上が共働き世帯です。
配偶者が得た収入をそっくり貯蓄に回すことができます。
貯蓄を増やすもっとも現実的な方法です。
女性の場合、玉の輿という選択肢も可能性としてはあります。(ただし、苦労は絶えないと思います。)
3 管理人の貯蓄暗黒史
偉そうなことばかりいって、おまえはどうなんだと思われると思います。
実は私も、平均貯蓄額を超えたのは、6,500万円という想像を絶するローンを返し終わった数年前からです。
いつもお金がなく、結婚するまで貯蓄という概念を持っていませんでした。<(_ _)>
こんな人間でも、長く仕事をしていればいつかは平均貯蓄額を超えることができるという意味で、管理人の貯蓄暗黒史を公開します。(大した内容ではありません。(^^;)
3-1 新婚まで
私は結婚するまで貯蓄が30万円しかありませんでした。
給料が安いこともありましたが、アフターファイブが忙しく、その分お金に羽根が生えて飛んで行きました。
いろんなサークルや同好会に加入し、また学生時代からのつき合い、職場でのつき合いなどたくさんあり、充実した毎日を過ごしていました。
私とボウリング、どっちが大事なの?
以前つき合っていた女性に言われ、思わずボウリングと答え、別れてしまったほろ苦い記憶もあります。(妻には内緒です♡)
交友を広げれば広げるほど支出は増えていきます。
あなたこれしか貯金ないの?
妻に真剣な眼差しで詰問されてしまいました。
幸い妻が看護師をやっていて、2,000万円も貯めていました。おかげで、すぐに新築注文住宅を購入することができました。
私にとって、妻は幸運の女神です♡
3-2 現在まで
私も年齢を経て、偉そうなことを言っていますが、平均貯蓄額を超えることができたのは、ローンを完済してからなので、数年前です。
何しろ40代後半に住み替えして、Wローンとなり、6,500万円の負債を抱えてしまったからです。
あまりの将来へのプレッシャーに、眠れぬ夜と不整脈が続きました。
心臓病専門クリニックに通った程です。
それに加えて、我が子のために学資保険を掛けることとました。
ローンでかけられなくてズルズルと延びてしまいましたが、同僚の言葉がきつすぎました。
学資保険は親の務めだろう?
1人600万円を2人分です。
掛けるのが遅く、8年で1,200万円も積み立てなければなりませんでした。
まさに爪に火を灯し、塩を舐め舐め生きるしかありませんでした。
当時株も暴落し、マイナス200万円の評価損もありました。
まさに人生の危機でした。
このままでは破たんするかも?と深刻に思いました。
そこで、少しでも家計の足しにと始めたのが、弁当持参です。
また、マネタイズを多少ともして家計を助けようとNAVERまとめとクラウドワークスランサーズもこの頃です。
さらに、しばらく封印していた株式も再開しました。
その結果です。
1 弁当持参は、お金を貯める強力無比な方法であること
毎年20万円~25万円を節約することができました。
夫婦共に弁当持参にすると、原材料費を除いて、月2万円は確実に貯めることができます。
弁当持参でこれまで200万円は貯めることができました。
継続は力なりです。
2 マネタイズは、膨大な労力をかける割には、厳しいものであること
これまで、ブログライター、NAVERまとめ、クラウドワークスランサーズをやってきました。
膨大な労力をかけて、続けてきました。
これまでで50万円が関の山で、とても割に合いません。
Google AdSenseに期待したいところです。
3 株式は、最強の利殖方法であること
リーマンショックのおかげで、プラス200万円が、たちまちマイナス200万円超の損失となり、死ぬかと思いました。
しかし、狼狽売りはしませんでした。
その後も地道に買い増しし、今では15種類の株式を持つまでになりました。
インカムゲインである配当金は、年間税込みで27万円です。
この数年で、配当金だけでも200万円は超えることができました。
キャピタルゲインも今のところ数百万円のプラスとなり現在に至っていますが、あまりに変動が激しく、予測不能です。
これらのおかげで、管理人は、平均貯蓄額を超えることができたようなものです。
弁当持参とマネタイズは、誰にでもできます。
また、クレジットカード、ポイント、イオン株主、ふるさと納税、iDeCoなどを駆使すれば、年間20万~40万円は貯めることができます。
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4 1,000万貯めた先に見えるもの
おかしな話と思われるかもしれませんが、私の場合、お金を貯めれば貯めるほど、節約志向が強まっていきました。
本当に無駄使いをしなくなりました。
行動が見える化できるようになったというか、費用対効果を考えて使うようになりました。
お金は使うが、無駄使いはしないという自分なりのラインを引けるようになりました。
私の勤め先は郊外なので、とても不便なので、弁当屋さんやヤクルトおばさんなどがしょっちゅう売りに来ます。
若い社員は率先して購入しますが、私は一度たりとも購入したことがありません。
弁当に500円、ヨーグルト1個に90円はどうみても暴利です。
一方、歓送迎会や飲み会では、ご祝儀は表面上渋りません。
ご祝儀を出すことによって、部下との信頼関係が築ければ安い投資のようなものです。
1,000万円を貯めた先に見えるものは人それぞれだと思います。
赤の他人につまらない人といわれようが、金払いの良くない人と思われようが、誰も助けてはくれません。
助けてくれるのは、親と配偶者です。
親はいずれ消えていくので、いつまでも当てにはできません。
そのときに助けてくれる人は、配偶者だけです。
転ばぬ先の杖として、配偶者とともに平均貯蓄額1,000万円突破を目指してはどうでしょうか。
それでは