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おとなんつづり

心穏やかな暮らしを目指しながら自由に綴っています

サラリーマン川柳で感じる凛々しい労働力と男のロマン


2017年第一生命「サラリーマン川柳」が発表されましたね。

全体的に時代やユーモアを感じる作品が多いなぁという印象。クスッと笑ってしまう作品もあるけれど、どこか寂しいって思ったの私だけかな。サラリーマンはもっと輝いていいはずなんです。

 

 

サラリーマン川柳とは

 

第一生命が1987年に始めた川柳公募コンクールです。

もう今年(2017年)で30回目を迎えるんですね~。早い早い!

 

川柳は五・七・五で何気ない思いを詠むもので、季語を使う必要が無い手軽さがあります。サラリーマン川柳は、流行や社会性を感じたりちょっと皮肉が入ったり。なるほど~確かに、うまい!などと思ってしまうんです。

今回までに110万句の応募があったそうですよ。

 

 

▼詳細は公式サイトへどうぞ

event.dai-ichi-life.co.jp

 

2017年の入賞作品

 

1位から6位は以下でした。

サラリーマン川柳|第一生命保険株式会社より抜粋させて頂きました)

 

 

【第1位】

ゆとりでしょ? そういうあなたは バブルでしょ?

 

【第2位】

久しぶり! 聞くに聞けない 君の名は

 

【第3位】 

ありのまま スッピン見せたら 君の名は

 

【第4位】

同窓会 みんなニコニコ 名前出ず

 

【第5位】 

「パパお風呂」 入れじゃなくて 掃除しろ

 

【第6位】

君の名は ゆとり世代の 名が読めず

 

 

ところどころに時代を感じるキーワードが入ってますよね。

そんなキーワードを使って、何気ない日常を詠むとは~!私にはとうてい出来ない事なので尊敬してしまいます。たった五・七・五の少ない文字で表現しちゃうんですから!

 

この川柳を詠んで、どう感じましたか。

 

 

現代サラリーマンのイメージ

 

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1位から6位だけ見ても「サラリーマン」のイメージが、高齢化されてると思いませんか。ゆとり世代のサラリーマンだって沢山いるのにですよ。

 

そしてどこか粗末な扱いを感じます。5位は本当に気の毒ですよね。

クタクタになって帰宅したものの、風呂掃除が待っているという・・・。もし現実ならば、勘弁してあげてくださいという気持ちになってしまいます。奥さんの方が強い家庭が多いんでしょうか。いや、共働きならやむを得ないのか。

 

1句の中であれこれ妄想が膨らみます。 

 

 

 

外で働く事は本当に大変。まして雇われ仕事となると、好きな仕事についているとも限らないし、気に入らない方とも円満に人間関係を築いていかなければならなかったり。

 

そんな働き方は御免だ!という若者も多く、今はサラリーマン離れが進んでいます。

だけどそれは今回の川柳のように、社会が作り上げたサラリーマンイメージも手伝ってると思うんですよ。

 

 

サラリーマンとは

日本における会社員(正規雇用)を現わす用語で、民間企業に勤める給与所得者のうち、役員や専門職(医師・弁護士など)を除いた者である。

引用:サラリーマン - Wikipedia

 

 

サラリーマンは日本の宝 

 

本当に凄い人というのは、どうだ~!俺は凄いんだぜ!とアピールしません。

マイナス的な言葉をいつまでも語ったりしませんよね。馬鹿にされたり、虐げられても耐えるかスルー。日本人は口数が少ない人種でもあるので、そういう方も多いんじゃないでしょうか。低次元なイザコザにエネルギーを使う事は無駄だと、肌で感じてるのかもしれません。

 

要するに、負け犬の遠吠え的な事をしないんですよね。

人間だから時にはアツくなるかもしれないけど、毎回感情のままに叫ばない。

 

 

 

人を動かすとき、いっときの感情で事を荒立てても何も解決しない事をちゃんと知っているのです。だから、奥さんや子供にあれこれ言われても、ダメおやじに見えても、実はスゴイ実力の持ち主な事も多い。

 

家庭では肌着一枚。加齢臭がどうのこうのと粗末に扱われているダメおやじが、実は明日の日本を背負っているという。めちゃめちゃカッコいいと思いませんか!

このギャップ。ちょっと古い言い方をすると、スーパーマンのような感じ。

 

圧倒的な存在感なのです。

長年のノウハウを積んできたその知識と技術、忍耐、コミュニケーション力、おもてなしの心・・・。もう言い出したらキリが無い。日々の積み重ねがあってこその底力なわけです。

 

頑張るサラリーマンは日本の宝でございます!

ここは久しぶりに声を大きくして言いたいのですっ!ドン!(机を叩く音)

 

 

 

いけない。アツくなって本題からずれてしまいそう。

は、話を戻します。

サラリーマン好きな私なので、何というかこう・・・キラキラしたサラリーマン川柳を詠みたいなと思ったんですよ。凛々しさや威厳みたいなものを感じたい。

 

100位以内にそんな川柳ないかなぁ~と探してみました。

 

 

個人的に感動したサラリーマン川柳

 

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2017年の入賞100位内にも、凛々しく働くサラリーマンがいました。

 

広い背中(私の勝手なイメージ)をじっと眺めていたいような。個人的に男のロマンを感じます。(サラリーマン川柳|第一生命保険株式会社から抜粋させていただきました)

 

 

 

【第31位】

「パパすきよ」 娘にもらった 金メダル

 

【第48位】

軽くなる 母の背中が いとおしい

 

【第49位】

鬼嫁と 外でけなすも 嫁一番

 

【第74位】

俺よりも 先に辞めるな 後任者

 

【第89位】

アモーレに 会う日は仕事 二倍速 

 

 

なんて素敵なんでしょっ!

特にこれが好き →「パパすきよ」娘にもらった金メダル。

お子さんの笑顔まで浮かんできますよね。パパが娘さんを肩車している、晴れた休日の図が浮かびます(勝手な想像です)

 

それからこれ → アモーレに 会う日は仕事 二倍速 

どんな魅力的な女性なんでしょうね。カッコよすぎます。こんなサラリーマン達と会話したらドキドキしてしまいそう。川柳ひとつでこんなにときめくのなら、サラリーマン応援ブログ作っちゃおうか。うん、それも良いかもしれない。

 

 

 

川柳って奥深いですねぇ。

他にも沢山の川柳がありましたよ。ご興味ありましたら以下公式サイトへどうぞ。

 

event.dai-ichi-life.co.jp