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速報:日本では税込4万円、エイサーが開発者用Win MRヘッドセットの予約を楽天にて開始

この価格差だったら日本での購入は十二分にアリかも

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日本エイサーが、Windows Mixed Reality用ヘッドセットの開発者向けモデル『Acer Windows Mixed Reality Headset デベロッパーエディション』の予約を、同社の楽天市場ショップで開始しました。

価格は税込で4万円、出荷時期は8月を予定。販売ページでは「8月31日以降お届け」と掲示されています。米国価格は299ドルですが、1ドル約112円換算で消費税を入れても約36170円。内外価格差はかなり少なめです。

Gallery: エイサーの開発者向けWin MRヘッドセット | 11 Photos


また出荷時期も、米国では8月からなのに対し、日本国内においても「同年8月以降の早い時期の発売を目指し調整してまいります」(日本エイサープレスリリースより)ということで、比較的差が少ないものと思われます。



さてこのヘッドセットは、マイクロソフトが推し進める複合現実感環境『Windows Mixed Reality』(Win MR)に対応するヘッドセットのリファレンス的存在となる製品。現実の背景とPC画面を合成するMR用としてのみならず、VRヘッドセットとしても利用できます。



MR/VR用ヘッドセットとして見た場合の大きな特徴は、動き検出にいわゆる「インサイドアウトトラッキング」方式を採用する点。
周囲の物体をカメラで認識し、それらのずれを連続的に検知することで動きを検出するこの方式により、現在一般的な外部マーカー(センサー)を別途用意する方式と比べ、マーカー設置の場所や手間、PC側の端子消費などをなくせます。



またヘッドセットとしては、接眼部が可動(跳ね上げ)式となっている点も大きな特徴。直接外界を見たいときや飲み物を口に含みたいときには、バンドを外さずとも周囲の確認などが可能になる便利設計です。



基本的な仕様は、表示パネルは2.89インチ、1440×1440×2枚(両目用)の液晶。実質解像度は2880×1440となります。最高リフレッシュレートは90Hz、視野角は95度。端子は画面表示用としてのHDMI 2.0と、データ用のUSB 3.0という構成です。



注意点としては、開発者向けということもあり、推奨PCはかなりヘビーな仕様になる点(上図を参照ください)。

とくにCPUは「インテルはデスクトップ向け6コア以上のCore i7、AMDはRyzen 7 1700以上」現行PCにおいてもトップクラスのパワーが要求されるという、非常に高いレベル。
またビデオカードはいわゆるVR Ready以上の製品となり、RAMも16GBなど、やはり高い水準です。

こうした推奨PC仕様の高さに関しては、販売ページでも開発者向けである点の確認と合わせて、下記のような注意を促す文があります。

【注意事項】※必ずお読みください。
Acer Windows Mixed Reality Headset デベロッパーエディションは、開発者の方にのみにご予約・ご購入いただけます。発売開始は2017年8月を予定しておりますが、状況により遅延する可能性もございます。返品および返金には対応できかねます。予めご了承ください。本ヘッドセットを接続されるPCの仕様に関しては、下記推奨スペックをご参照の上、個人の責任においてご使用ください。



合わせて日本エイサーは、同ヘッドセットを現在東京で開催中(5月24日まで)のITエンジニア向けイベント『de:code 2017』で参考出展していることも発表。de:codeの展示ブースにおける見所の一つとなりそうです。



なお米国では、同機と両手持ちタイプのコントローラー『Windows Mixed Reality Motion Controllers』(上の写真左にあるデバイス)のセットを399ドルで販売する点がアナウンスされていますが、今回の日本エイサー側の発表では、こちらに関しての情報はありませんでした(下記記事を参照ください)。

実際の出荷時期などと合わせて、続報を期待したいところです。

Windows MRヘッドセットが予約開始。予告通りの299ドル、出荷は8月


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