請求書やIDの不備を指摘するメールを装い、Apple IDを不正に入手しようとする「フィッシングメール」が増加しています。基本的には英語で送られてきますが、過去には日本語のものもありました。このようなメールにはどのように対処すればいいのでしょうか。
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いきなりメールが送られてくる
例えば、このようなメールが送られてきます。
Thank you for purchasing the following items: Space Qube
Order Number: MHDH6YM6KZ
Receipt Date: Order total: GBP 22.99
If you initiated this download, you can disregard this email. It was only sent to alert you in case you did not initiate the download yourself. If you did not initiate this download, please cancel the transaction by filling the form below.
See Apple ID: Tips for protecting the security of your account for further assistance.
Appleストアご購入の確認
この度はSpace Qubeをご購入いただきありがとうございました。
もしダウンロードができたのであれば、このメールはそのままにしてください。これはダウンロードをしていない場合に備えてのお知らせです。もしダウンロードできていないのであれば、以下のフォームに記入して、取引をキャンセルしてください。
英語としても少し微妙におかしな表現ですが、日本人であれば突然このようなメールが送られてくると驚くかもしれません。他にもフィッシングメールを受け取った例がたくさんTwitterで報告されています。
Your Apple Account Has Been Temporarily Locked – Phishing #beware
Do not follow this… Look at the sender email and the link pic.twitter.com/mPfzmO3IQA
— Jerry S. Justianto (@jsjxyz) May 22, 2017
Yet another #phishing expedition, this time targeting Apple ID users. Don't click on the link therein; total trap. pic.twitter.com/0vt9ENCwTy
— Dale Seiler (@off242) May 22, 2017
Some #Apple themed phishing lures we've blocked in O365 recently: pic.twitter.com/vTj7lHCtvk
— John Lambert (@JohnLaTwC) May 10, 2017
どのように対応すればいいのか
このようなメールが送られてきた場合には基本的に「無視」すること。特にApple IDを入力させるようなメールには注意するべきでしょう。少なくともAppleからIDを入力させるようなことはありません。
Appleではこの問題を認識していて、特設のページを用意しています。フィッシング詐欺の見分け方と、詐欺にあわないようにするための対策、Appleへの連絡手段が書かれています。
筆者としてお勧めする対応は「無視」することと、確認するのであればAppleのサポートに「電話で」確認すること。また万が一Apple IDの盗難になった場合に備えて「2段階認証」を設定しておくことです。現在流行しているのは英語のフィッシングメールですが、いつでも日本語になる可能性があります。注意しておきたいところです。