後発医薬品80%以上に 目標時期を半年間前倒しへ

後発医薬品80%以上に 目標時期を半年間前倒しへ
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厚生労働省は、使用の推進に取り組んでいる価格が安い後発医薬品、いわゆるジェネリックについて、今後も使用の増加が見込めるとして、使用割合を80%以上に引き上げる目標の時期を半年間前倒し、平成32年9月とする方針を固めました。
政府は、医療費の抑制に向け、医薬品の特許が切れたあとに販売される価格の安い後発医薬品、いわゆるジェネリックの使用割合を、ことしの中頃に70%以上とし、平成32年度末までのなるべく早い時期に80%以上に引き上げる目標を掲げています。

厚生労働省が調べたところ、来月の時点で、ジェネリックの使用割合の推計値は65.1%で、70%以上とする目標には到達しないものの、増加傾向が続いていることがわかりました。

このため、厚生労働省は、今後も増加が見込めるとして、使用割合を80%以上に引き上げる目標の時期を半年間前倒し、平成32年9月とする方針を固めました。厚生労働省は、こうした方針を、23日開かれる経済財政諮問会議に示すことにしています。