今の会社では私が個人的に使っている位なのですが、前にいた会社ではちょっとした物事をなんでもマインドマップで描くことが多かったな〜、ということを思い出したので、そのことについて書いてみます。
マインドマップとは?
はじめに一応簡単な解説を。マインドマップというのは、トニー・ブザンという方が考案した、考えをまとめたり、発想を広げるために使う、図の描き方です。
上の例のように、真ん中に考えを広げたいテーマを書いて、四方に枝を広げながら、テーマに関することで思いついたことを、どんどん書き足していきます。
マインドマップは描き方の自由度が高いので、人によってさまざまな描き方やクセがあって、他人が描いたものを見るのも面白いですよね!
マインドマップを描くのに使うソフト
マインドマップを描くためのソフトにはさまざまなものがありますが、私は「FreeMind」というフリーのソフトを使って描くことが多いです。
フリーとはいえ、描いたものをPDFファイルの形式で保存することができるので、FreeMindをインストールしていない人にも見られる形で渡すことができるんですよ。
私がマインドマップで描いていたもの
議事録
(サンプルとして書いたつもりだったのに、炎上気味のチームの議事録になってしまった...)
マインドマップは、左右片方だけに枝を伸ばすように書けば、章・節・項のような階層構造(アウトライン)を表現することができるので、議事録を取るのによく使っていました。
大抵のマインドマップを書くソフトには、枝の先頭に「重要」や「要注意」などの意味を表すアイコンを付ける機能が付いているので、それを活用して分かりやすくするのもアリだと思います!
マインドマップは見た目的にラフな書式の文書と見られやすいので、お客様との打ち合わせを記録したり、上役の人にも共有するような堅い形式の議事録には向きませんが、チームでちょっと集まって、リアルタイムに議事を取るようなスピーディな会議には向いているんじゃないかと思います。
中長期的なプラン
マインドマップというと、その場で思いついたことをぱぱっと残す、という用途のイメージをもたれる方が多いかと思います。
ですが、前の職場で同じ部署だったベテランの技術者で、部署の主力製品の開発リーダを長年勤められていた方が、自分が担当している製品の長期的なマイルストーンや、新しい機能の方向性、そのために必要とされる技術などを、一つのマインドマップにまとめて、継続的にこまごまとアップデートしているのを見て、「こんな使い方もあるのか〜」と感銘を受けました。
そのとき見たものをうろ覚えで一部再現してみると、こんな感じ。
(中身テキトーですからね!今のお仕事一切関係ないのであしからず。)
製品開発のアイデアに限らなくとも、生涯学習のプランや、子育ての計画など、長きにわたって手広く検討と計画を練ることが必要な事柄には、マインドマップを使って考えを整理するのがいいかもしれません。
他人の書いたソースコードの読解メモ
これはプログラマー向けに限られた用途で、しかもおそらくこんなことをしているのは私くらいだと思うのですが、私は他人からソースコードの引き継ぎを受けて、自分がソースコードの構造や関係を読み解くときのメモを残すのに、マインドマップをよく使っていました。
描き方としては、画面やボタンなどの表に見えている部分を最上位にして、そこから呼び出されるクラスや関数を子どもの枝として、どんどん追加していく感じです。
(こちらも例はテキトーに考えたので、「設計が...」などの細かいツッコミはご勘弁...)
そうするとだいたい、
UI(ビュー) -> ビジネスロジック -> データ
の順序で階層が見えてくるので、ソフトウェア全体の構造が掴みやすくなる気がします(私だけかも)。あと、何かトラブルがあったときには、不具合の起きているUIからソースを追っかけていくことが多いので、この形でメモを残しておくとソースが巨大なときもコードが追いやすかったんですよね。
こちらももちろん他人に見せるときには、もう少しちゃんとした形式の図を書きますが、自分用に残すときには、エディタやエクセル以外にもこんな手もありますよってことで。
以上、既に広く知られていると思われるマインドマップですが、自分の場合は会社の中でこんな使い方もしていましたよ、という用途の例を紹介してみました。
皆さんは、マインドマップを使ったことがありますか?使われている方は、どのような使い方をされていますか?変わった使い方があったら、ぜひ教えてくださいね〜。