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すやまたくじのアニメ・漫画ブログ

アニメ・漫画・エンタメがテーマの動画解説付きブログ

女の子の王子さま役は頑固ジジイ『アリスと蔵六』【SFファンタジーアニメ】

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漫画『いぬやしき』といい次はおじいちゃんが主役の作品がブームになるのだろうかと若干震え上がっているすやまたくじです。
今回はそんな作品の一つ『アリスと蔵六』の感想レビュー評価・考察です。

動画考察・感想・評価:女の子の王子さま役は頑固爺『アリスと蔵六』(約6分)

アリスと蔵六とは?

アリスと蔵六とは、2017年に放送された超能力がいる日本を舞台としたSFファンタジーアニメ。

原作は今井哲也(いまいてつや)さんにより『月刊COMICリュウ』で連載されている漫画です。

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超能力者の女の子と頑固ジジイが主役というなかなかにパンチが効いた設定となっています。

 

主人公は超能力者の女の子

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主人公は推定8~10歳の女の子(自分の年齢が分からない)

金髪の容姿とタイトルから名前はアリス・・・じゃなく紗名(さな)

ずっと勝手にアリスと思っていたので初めて名前を聞いたときは、

アリスじゃないんかいっ!?

とついツッコんでしまいました(笑)

この世界では超能力者が『アリスの夢』と呼ばれており、タイトルはそっちから付けているみたいですね。

紗名はそんなアリスの夢の中でも『赤の女王(クイーン)』と呼ばれる別格の存在。

そんな紗名がアリスの夢の研究所から逃げ出したことから物語が始まります。

 

能力者バトルは意外とハード

タイトルや主人公が女の子というから、僕は最初はほのぼのとしたSFファンタジーアニメだと思っていたのですよ。

が、

バトルに関しては全然ほのぼのじゃなかったっ!?

と戦慄を覚えたほど(汗)

主人公の紗名自体は見た目通りの子供そのままなのですが、問題は敵の能力者の方ですね。

相手が子供とか関係なしに残虐ファイトを行ってくることがある!

そのシーン単体で見れば他のアニメでも見ることがあるレベルですが(頻繁に見るレベルじゃないですが)

ほのぼのシーンとのギャップの高低差がすごい!

そういうシーンが苦手な人は要注意です。

 

王子さま役はおじいちゃん

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まさかの展開です。

もう一人の主人公的な存在がおじいちゃん(名前は蔵六)って。

特に最近のアニメや漫画では女の子のピンチを救うのは年が近い男か、もしくは女の子が多いだけに。

たまに大人という展開もありますがまさかおじいちゃんって(笑)

なので、正確には王子様というより孫を助けるおじいちゃんって感じですね。

今より主人公の年齢が高かった昔の作品でもおじいちゃんが主役な作品はなかなかないでしょう(脇役で出ることは時々ありましたが)

>>昔のアニメや漫画は今より大人っぽいキャラが多かった説を見る

こちらは『アリスと蔵六』のタイトルから分かる通りがっつり主人公クラスですから。

このブログで紹介した漫画『いぬやしき』(マンガの連載はアリスと蔵六の方が先)といい、もしかして次のブームはおじいちゃん?

 

しかも、絶滅寸前の昭和の頑固ジジイ

しかも、蔵六は普通のおじいちゃんではありません。

今ではあまり見なくなった頑固ジジイ!

よくいるような孫には甘いおじいちゃんやおばあちゃんとは違う。

子供が悪いことをすれば容赦なく怒る!

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最近の甘くなったと言われる親や祖父母とは一味も二味も違う存在です(笑)

もちろん、ただ怒るだけでなく頑固ジジイらしい不器用なやさしさもしっかりと見せてくれるのが蔵六の魅力です。

 

アリスと蔵六の独自評価・考察

まあー、なんといっても一番のポイントは頑固ジジイ『蔵六』の存在でしょう。

女の子が超能力を使うSFファンタジーならそこまで珍しくもありませんが、そこに他ではなかなか見ないおじいちゃんを絡めてきたわけですから。

これによって、最終的に恋愛に発展するよくある主人公&ヒロインの関係性がおじいちゃんと孫という家族愛になっている。

しかも、ただのおじいちゃんではなく頑固ジジイですからね(笑)

最近は若者を中心に草食系が増えたと言われる影響からか、

アニメや漫画の主人公もヒロインが多少理不尽なことをしても笑って許すキャラが多いですが、

蔵六は紗名が悪いことをしたらしっかり雷を落としますから。

草食系主人公の対応の甘さにイライラしていた僕なんかは、

うひょ~、昭和の頑固爺サイコー!

とその叱りっぷりを称賛したものです。

まあ、自分が怒られるのは絶対嫌ですけどね(笑)

 

アリスと蔵六の感想レビュー評価・考察まとめ

アリスと蔵六はリアルでもアニメでも最近はあまり見られない昭和の頑固ジジイの厳しさと温かさが見れる作品

以上、女の子の王子さま役は頑固爺『アリスと蔵六』【SFファンタジーアニメ】の感想レビュー評価・考察でした。