小宮山亮磨
2017年5月22日11時57分
テントウムシが飛ぶときに使う長いはねを折りたたんで収納する仕組みを、東京大などのグループが解き明かした。柔軟さと頑丈さが両立するデザインは、宇宙に運んでから大きく広げる人工衛星の大型アンテナなどに応用できる可能性があるという。
東大生産技術研究所の斉藤一哉助教(航空宇宙工学)らは、ナナホシテントウで観察の邪魔になる硬い「さやばね」を切除。透明な人工のさやばねを移植してから、体の長さの2倍ほどある「後ろばね」をしまう様子を高速度カメラで撮影した。後ろばねを2回折りたたみ、1~2秒かけてさやばねの下に引き込む様子が確かめられた。
CTスキャナーで後ろばねの立…
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