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 2014年の都知事選後に運動員に報酬を支払ったとして、公職選挙法違反(買収)の罪で有罪判決を受けた元航空幕僚長・田母神俊雄被告(68)が22日、東京・霞が関で会見を開き、「裁判の結果は非常に残念。無罪だろうと信じていた」と述べた。控訴をする方向で検討するという。

 東京地裁は同日、懲役1年10カ月執行猶予5年(求刑懲役2年)を言い渡した。田母神被告は逮捕時から一貫して否認していたが、判決は陣営幹部の証言などをもとに「被告は現金供与を了承し、一部で増額を指示した」と判断した。(藤原学思)