世界最長? 猫のオマール 、ネットで有名に
猫のオマールは、飼い主のステフィー・ハーストさんに2013年にもらわれた時、他の兄弟子猫たちと同じ大きさだった。
しかし今や体長120センチに成長したオマールは、世界最長の家猫の可能性がある。オマールはメインクーンという種類で、オーストラリアのメルボルンに住んでいる。
ハーストさんによると、巨大猫のオマールがインターネットで有名になると、ギネスワールドレコーズがオマールのサイズを送ってくるようハーストさんに連絡してきた。
現在の記録保持者は、英北部ウェストヨークシャーのウェイクフィールドで暮らす、体長118センチのメインクーンだ。
名声
ハーストさんは、2週間前にオマールのソーシャル・メディアのアカウントを作った。投稿した写真のうち1枚が、「cats of Instragram」(インスタグラムの猫)というアカウントで27万回以上共有された。
普段は穏やかなオマールはそれ以来、オーストラリアの大手新聞や全国ネットのテレビ番組に登場している。
「オマールは、これだけ注目されるのにまだ慣れていないんです」とハーストさんはBBCに語った。「今朝はちょっと大暴れしたところです」。
オマールは通常朝5時に起き、朝食にドライフードを2カップほど食べ、家の中をブラブラして、裏庭で遊び、トランポリンの上で昼寝し、夕食にカンガルーの生肉を食べる。
「人間の食品と同基準で作られたカンガルーの肉を、スーパーで買っています」とハーストさんは話した。「オマールが実際に食べたがる肉はこれしか見つけられませんでした」。
巨大になりすぎたオマールは魅力的な個性でいっぱいだが、家の中は毛でいっぱいになってしまう。
オマールは体重が14キロのため、頻繁に抱っこするには重すぎる。そのためハーストさんは、オマールを獣医に連れていく時、犬用のケージを使わなくてはいけない。
「ベッドで場所を取りすぎるので、夜は寝室から締め出しています」とハーストさん。
オマールはまた、ドアや台所の戸棚、シャワードア、洋服ダンスなどを開ける才能を発揮している。
「友達はみんな、家に来てうちの猫を見たがります」とハーストさんは話した。「みんな、『フォトショップで加工してるんだよね』とか『あり得ない』と言って、その後に実物を見るんです」。
記録挑戦への証拠をギネス・ワールド・レコーズが受け取ってから、回答までに最長で12週間かかる可能性がある。
ロンドンのギネスの担当者は「オマールとその家族から」応募を受け取ったことを確認したが、ハーストさんは、名声の権利を主張するのは自身にとって「重要じゃない」と述べた。
オマールはもともとののんびりした生活に戻りたいだろうと、ハーストさんは考えている。
「オマールは、トランポリンで昼寝して、カンガルーの肉をまた食べて、夜私たちの安眠を妨害する生活に戻るのを、ただ楽しみにしているんです」
「普通の飼い猫に戻れてうれしい、と思うと思います」
グレッグ・ダンロップ記者
(英語記事 Omar, perhaps world's longest cat, finds internet fame)