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第十九話:スライムは進化する
ニコラたちのところに向かう前に、最後の大仕事を終わらせるために全力でスライムばしりをしていた。
オルフェのために、魔力回復ポーションを置いてきたので彼女は一人にして大丈夫。
オルフェの魔力総量を考えると、微々たる量の魔力しか回復できないが、この付近の魔物を相手するだけなら問題ない。
「ぴゅい、ぴゅい」
微妙に動きが重い。【進化の輝石】の反動だ。
急激な進化はスライムボディに多大な負荷を与えていた。
残り二つの【進化の輝石】もちゃんと使いどころを考えよう。
重い体を無理に動かす。今は無理を押してでもやらねばならないことがある。
……まだベルゼブブ討伐は終わっていない。
『やっぱり、人の姿はいいな。【進化の輝石】が量産されればいいんだが』
【進化の輝石】には国宝級の貴重な素材をたっぷり使うだけあって、量産は難しそうだ。
おそらく、【進化の輝石】を量産するより、レベルを上げ、魔物の【吸収】を繰り返し、自在に人の姿をとれるようになるほうが早いだろう。
俺の足取りに迷いはない。
目的地は定まっている。
邪神ベルゼブブは七柱の邪神の中では最弱だ。
だが、もっとも倒すことが難しい邪神でもある。
ベルゼブブの一番の怖さは、一匹でも打ち漏らしたら、そいつが周囲のものを食らいつくしながら分裂し、力を取り戻してしまうところだ。
それを防ぐために一つの仕掛けをしている。
俺は、ベルゼブブの群体のうち一体を【吸収】ではなく【収納】していた。
これは俺が万が一の場合を想定して用意しておいた保険。
やつの特性の一つに司令官が死ねば別の個体が司令官になるというものがある。
もし、さきほどの一撃ですべてのベルゼブブを屠っていれば、【収納】しているベルゼブブが司令官になるはずだが変化がない。
つまり、ベルゼブブの司令官は生きているということになる。
打ち漏らした理由も想定ができる。
腹の中に【収納】していたベルゼブブの情報をもとに自動照準の術式を使い魔術を放った。
指揮官は変質しており、同一の魔物だと見なされなかったのだ。
ここでやつを逃がすわけにはいかない。逃がしてしまえば時間はかかるだろうが、やがてやつは力を取り戻し災厄が起きる。
幸い、あいつの居場所はわかる。
腹の中のベルゼブブの群体と司令官になっている個体は霊的なパスで繋がっている。
それをたどればいい。
奴が増殖するために倒す。そのための全力のスライム走りだ。
◇
三分ほど走り、ベルゼブブを見つける。
クレーターだらけの地面、その中、たった一匹だけ小鳥サイズの金色の蠅の魔物がうごめいている。
右羽と半身が吹き飛び、這いずるようにして木々を目指していた。
「ぴゅふぅ(これなら勝てる)」
自動照準で捉えはしなかったが余波でボロボロになっていたようだ。
今なら簡単に始末できるだろう。
まずは必殺、スラビームで。
そんなことを考えていると頭に声が響いた。
驚きはしない。仮にも邪神と呼ばれる存在だ。高度な知能を持っているしテレパシーぐらいは使いこなすだろう。
『小さきものよ。我を助ければ眷属にしてやる。スライムという下等な存在から進化を果たし、偉大なるハエの……いや、なんだ。貴様は。いくつもの魔物の気配を中に……底が見えない可能性、なにより、なんという強大な魂を宿しているのだ!?。いったい貴様はなんなのだ! こんな魔物はありえぬ』
さすが、邪神だ。
これほどボロボロになってもちゃんと俺の正体を見抜いてるらしい。
かといって容赦はいない。
奴の眷属になれば力を得られるだろうが、ハエになるなんてごめんだ。オルフェに抱きしめられてもらえなくなる。
あの幸せな時間を失ってたまるものか。
さあ、とどめを刺そう。
「ぴゅふううううううううう」
体内でポンプを生成。水を圧縮していく。
『待つのだ! 我が力を取り戻し、世界を滅ぼした暁には世界の半分をくれてやる』
くだらない。
世界の半分より大事なものを俺は知っている。
そもそも、そんな”ほしいと思えばいつでも手に入れられるもの”恵んでもらうまでもない。
大賢者たる俺は、世界征服程度やろうと思えば可能だった。
やらなかったのは、必要なかったからに過ぎない。
金や地位、権力より娘たちとの平穏な日々のほうがずっと大事だ。
あの屋敷には俺が望むものすべてが揃っていた。
邪神の存在は、そんな俺の幸せを壊してしまうものだ。
だから……。
「ぴゅっぴゅいー!(スラビーム)」
容赦なく殺す。
極限まで圧縮されたうえ、鉄粉を含んだ水流が瀕死のベルゼブブに直撃し、真っ二つにした。
それでもまだ生きている。さすがは邪神だ。
『アガガガガガ、我が、我が滅ぶ。この【暴食】の邪神が……なんてな』
テレパシーで伝わる声はひどく慌て、怯え……それは演技だったとばかりに哄笑を始めた。
『ふははははは、我は群体。この身が砕かれようが別の我に……なんだ、ここは、せまい、うごきが、いったい、貴様、いったいは何をした』
「ぴゅいぴゅ(残念だったな)」
やつは群体がまだ存在していることを知っており、俺を出し抜いたつもりだったのだろう。
あいにく、群体の最後の一体は俺が【収納】している。
【収納】していたベルゼブブが金色に輝き、司令官へと変わった。つまりベルゼブブのコアへと。
やつは演技ではなく本気で狼狽をしている。
『だせ、ここから出せ、貴様は、貴様はああああああああ』
「ぴゅいっぴゅ(さよならだ)」
出してほしいのなら、お望みどおり出してやろう。
【収納】から腹のなかに移動、【吸収】する。
『わっ、我が消える。認めぬ、認めぬぞ……いや、もういいか。ああ、やっと終われる。それもまた一興。このスライムは……なるほどそういうことか。ふん、最期に礼を残してやる』
声が完全に聞こえなくなった。
今度こそ本当に終わった。邪神の一柱。【暴食】のベルゼブブがこの世から消えた。
「ぴゅひっ!?」
思わず、変な声をあげてしまう。
体が熱い、力がどんどん溢れてくる。
なんだ、これは、こんなの初めてだ。
ついにスライム細胞が発光し始めた。
細胞が活性化し、変わっていくのを感じる。
いったい、これはなんなんだ。
「ぴゅっ、ぴゅいいいいいいいいいいいいいいいい」
気が付けば絶叫していた。
叫ばないといられなかった。
体がぐにぐにと、怪しく変形し爆発しそうになる。
熱い、熱い、熱い!!
永遠とも思える時間が過ぎ、ようやく変化が収まった。
光が止む。
まだ、体が熱く煙が出ていた。
『いったい、なんだったんだ』
何はともあれ、ニコラたちのところに帰らないと。
いつものスラ走り。
なのだが、あまりにも早すぎて制御が効かずに木にぶつかる。
そして、木が大きく揺れた。しかも幹がへこんでいる。
力も入れていないのに、硬くなっているし、力が増している。
さっきの異常現象で気づくのが遅れたが力が満ち溢れている。
そして、スキルも得ていた。
【暴食】。
ベルゼブブ、そのものの名を冠するスキル。
……これは強力だ。このスライムの身にはうってつけのスキル。他にも【分裂】を手に入れた。これも便利そうだ。
近くにあった水たまりに俺の姿が映っていた。
体の色が変わっている。薄青い標準的なスライム色から、透き通る赤に。
それに、魔力量が跳ね上がっている。
これはもう、【吸収】してのスキル取得やステータス強化ではなく。
別種の魔物への進化だ。
「ぴゅい!」
そう、俺は文字通り進化していた。
『文字通りの進化は初めてだ。邪神は一味違うとうことか』
さすがは邪神といったところだ。
これは仮定になるが、邪神を【吸収】するたびに進化するのではないだろうか?
もし、七体の邪神。
そのすべてを食らったとき、いったい俺はどうなるのだろうか?
ちょっぴり楽しみになってきた。とはいえ、邪神の封印がまた解かれるなんて死んでもごめんだが。
……ひとまずは、ニコラたちのところへ急ごう。
心配だ。ちゃんと、進化した俺が可愛いスラちゃんだと気付いてもらえるだろうか。
勘違いして攻撃されないように、全力でぴゅいぴゅい鳴いて甘えよう。たまにはオルフェの柔らかい胸ではなく、ニコラの薄くてかたい胸に飛び込んで甘えるのもいいかもしれない。
そんなことを考えながら、元気よくスライム走り。
ちょっぴりテンションが高い。
スライムの身になった今も、新しい発見、なにより強くなれるというのはうれしいようだ。
ぴょんぴょん、波打つスライムボディには期待と希望と力が溢れていた。
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種族:スライム・カタストロフ
レベル:20
邪神位階:卵
名前:マリン・エンライト
スキル:吸収 収納 気配感知 使い魔 飛翔Ⅰ 角突撃 言語Ⅰ 千本針 嗅覚強化 腕力強化 邪神のオーラ 硬化 消化強化Ⅱ 暴食(new!) 分裂(new!) ???(new!)
所持品:強酸ポーション 各種薬草成分 進化の輝石 大賢者の遺産 各種下級魔物素材 各種中級魔物素材 邪教神官の遺品 ベルゼブブ素材
ステータス:
筋力B 耐久C+ 敏捷B 魔力C 幸運D 特殊EX
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