公衆電話(電話ボックス)をお使いになる方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。私の住む街では、電車内の8割くらいの方がスマホを触ってるという状態です。いざというときに役立つ公衆電話。使い方や設置場所をチェックしておくのも良いかもしれません。
公衆電話(電話ボックス)の思い出
(画像はイメージです)
お役立ち情報の前に、私のどうでもいい恋のお話を。
お急ぎの方は公衆電話のお役立ち情報へどうぞ。ページジャンプします。
日常的に公衆電話を使う方、どのくらいいらっしゃるんでしょうか。
き~っとガラスの扉を閉めた時の、あのムッとした空気が何ともドキドキした20代。今の主人に出会う前、結婚を決めた人との会話は公衆電話でした。(夫よ。過去話だから気にしないように!)
当時、電話といえば黒電話で、狭い我が家では家族全員が会話を聞いてしまう環境でした。そこで彼と話したい時は小銭を握りしめて公衆電話へ。残量が減っていく数字がせつなくて。
ところが、この彼と生活するうえで、どうしても歩み寄れない価値観の違いがありました。「お金」の使い道です。
当時の私はまだ若く、お金を使って色んな事に挑戦して可能性を見つけたかった。だけど、彼は挑戦よりも質素に暮らしたかった。今でいうところのミニマム暮らしです。
結婚はタイミングがありますよね。
今の私は質素に暮らしたいというのに。
この先、彼と共に歩めないと思った私が、別れを告げたのも公衆電話でした。
外は霧雨。いっそのこと土砂降りなら、泣いている事を誰も気が付かないのにと思ったっけ。
公衆電話を見ると、あの時の霧雨を思い出します。
公衆電話(電話ボックス)お役立ち情報
ディジタルとアナログがあります
今、新しく設置される公衆電話はディジタルでしょうか。お使いになったことがない方のために、NTT東日本様から画像をお借りして貼っておきます。
<ディジタル>
<アナログ>
ぱっと見た感じでは違いが分かりませんね。
使い方はどちらも同じ。ツーと聞こえる発信音のタイミングが違います。
緊急時に使うときは慌てている事が多いので、発信音を確認してから使うようにしたいですね。断線している可能性もあるので。ツーという音を確認してから一呼吸。落ち着いてダイヤルしましょう。
②硬貨かカードを入れる
③ダイヤルする
・ディジタルは①で発信音が聞こえる
・アナログは②で発信音が聞こえる
注意:停電時はICカードが使えません
使えるカードいろいろ
公衆電話で使えるカードは今、色々あるようです。
例えば「パーソナルオートダイヤルカード」というものは、カードを入れるだけで指定の電話番号にオートダイヤルするカード。1枚から作れるそうです。
スマホは世の中の方が全員使えるとは限りません。馴染みが無い方、場所や事情によって使えない方、色々あると思います。そんな時便利なカードですよね。
▼詳しくはこちらへ
停電しても、硬貨があれば使える
停電してしまう状況に陥る事もあるかもしれませんよね。
公衆電話は停電しても使えます。
スマホの充電が出来ずに連絡取れない!って場合でも使えるのです!!!
これはとても有難いことだなぁと思うんですよ。
ただし、停電時はICカードは使えないので硬貨を使います。緊急災害などで無料通話になっている場合は後で戻ってきますよ。
硬貨が無い!でも緊急通報したいとき
身の危険が迫ってるとき、犯罪や火事などを見かけたときなどでしょうか。着の身着のまま飛び出してきたとか・・・そんな場合は硬貨を持ってませんよね。
調べましたよ~。簡単にお話しますね。
<ディジタル>
硬貨やテレホンカードは不要。受話器を上げ、そのまま110番等を押します。
<アナログ>
硬貨やテレホンカードは不要。 受話器を上げ、緊急通報ボタンを押し た後、110番等を押します。緊急通報ボタンが付いていない場合は、ディジタルと同じ使い方をします。
光景を想像してみてください・・・
通報したい!と思っていたところに、電話ボックスを見つけました。
ガラスのドアを開け、すぐに緊急通報ボタンを押したくなりますよね。でも受話器を上げましょう。受話器上げなきゃだめですよ!当然の事なんですが。私の場合、慌ててそのままボタン押してしまいそうです。
▼詳しくご覧になりたい方はこちらへ。とっても分かりやすいです。
全国の設置場所を検索できます
ホームページから設置場所を検索できるようです。
ご自宅周辺だけでも確認しておくと、いざというとき役立つかもしれません。
詳しくは以下のHPへどうぞ。
防災グッズに硬貨も入れておこう
災害時、停電しても硬貨あれば安心です。(場合によって硬貨は後で戻ってくる)
防災グッズの中に小銭を数枚しのばせておくのも良いのではないでしょうか。
災害発生時に無料化される場合があるけれど、その災害規模によって無料で使えるかどうかは限らないです。慌ててスマホを車内や自宅に置いてきてしまったけれど、どうしても誰かに連絡したい!などと個人的な災害もあるかもしれない。
念のために使い方などをもう一度書きます。
受話器を上げて、硬貨を入れて(無料化の場合もあるけど)ダイヤルするだけ。
もし停電していても硬貨があれば会話できます。
緊急時でなくても硬貨を使って話すと、けっこう良いですよ。
ガチャン、ガチャンと硬貨が落ちる音がすると、あと何分しか話せないんだなぁと感じます。普段伝えられない事も思い切って話せるかもしれません。
数枚の硬貨で大切な人と繋がれるなんて。
スマホの普及によって忘れられがちですが、公衆電話って有り難い存在ですね。