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yokoyumyumのリノベブログ

ファッション系広告代理店を経て2012年東京→札幌へ移住。2016年7月築31年の中古マンションを購入し『インダストリアル』をデザインテーマにリノベーションしました。

『レインズ』って知ってます⁈ なぜ一般公開されないのか?不動産業界のカラクリ


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レインズとは⁈


簡単に説明すると「不動産情報が登録され、不動産業者のみが利用できるWEBサイト」でしょうか。 (正確には「指定流通機構」と言います)

「どこの不動産屋に行っても同じ物件を見せられる」こういう場面に遭遇することがありますが、これはレインズを使って、不動産会社間で情報交換しているから。物件情報を交換することで「買い手を見つけやすくする」のが目的のもの。

レインズに登録されるのは「専任媒介契約」の売却物件のみ

売りに出された物件全てが掲載されるわけじゃないんです。売却の契約を、1社としか結ばない売主の、リスクヘッジのためのもの(専任契約した不動産会社の能力によっては、売れないこともあり得るので、買い手を見つけやすくするためのもの)で、一般媒介(複数の不動産業者に売却を依頼すること)の場合、登録義務はありません(依頼すれば登録可能)。

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片手・両手と言われる仲介手数料


売り手&買い手の両方から、報酬(仲介手数料)を受け取ることを「両手」、売り手 or 買い手のどちらかから受け取ることを「片手」と言います。

仲介業者は、これで儲けている訳ですが…。「片手」だけならまだしも「両手」というのが厄介!
その理由は・・両手報酬を受け取るために、意図的に情報を隠したりするからなんです。

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出典:http://apartments.blog.so-net.ne.jp/2015-06-03

日本の不動産業界はエンドユーザー軽視

レインズが一般公開されて、エンドユーザーも見ることができれば、多くの物件を知ることができる&仲介業者を通さなくても済むことも・・。
が、しかし、これができない理由は「仲介業者の利益を守るため」なんですよね。 

両手仲介が生む「囲い込み」

 

専任媒介契約をされた不動産会社が、自社で買い手を見つけることができれば、売り手&買い手の両方から報酬を得られますよね?
レインズへの登録義務があっても、他社からの紹介依頼に応じなかったり、情報を開示しないことがあります。これを「囲い込み」と言うんです。

不動産屋(仲介業社)でレインズを見る→物件の紹介を登録元に依頼する→「現在、商談中です」と断られる

本当に商談中のこともあるとは思いますが、このパターンが実に多い・・。中古マンション市場に蔓延してるんじゃないか?と感じます。全ては「両手仲介」のせいかと。
物件探しは苦労しましたが、それでも途中で、レインズを見るのはヤメました。 

きっと今後も変わらない

とは思いますが・・。マンションを買う=大きなイベントなので、業界事情も頭に入れつつ、賢く&良い物件を手に入れられるようにしてください。「悪しき商慣習=両手仲介」無くなればいいのに・・。

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