野暮用で休暇、休めるときに休んでおかないととは思いますが、中々実現できていなかったけれども。
して、昼間しか営業していないラーメン屋さんに訪問するべく、少し早めに家を出ました。
電車の中で文庫本を読んでいると、ガタンと電車が停まって、人身事故を告げる車内アナウンス。
人身事故の対応は一時間くらい掛かる事が多いので、その区間を迂回するようにタクシーで飛び越えて、乗車。
予定より30分程度遅れての狛江駅、ここからはバスを乗り継いで向かいます。
南から小田急線、京王線、中央線、さらに西武線を南北に縦断するには路線バスが一番、Googleマップでも時刻表検索できますし。
お店が鉄道駅から遠いと「アクセスが悪い」と言われることが多いのですが、吉祥寺・三鷹と仙川・調布を接続するバスは15分以下の間隔で走っていて、電車より便利です。
しかしして定休日、食べログやレッティ、ヒトサラ、ラーメンデータベースなどの前に公式ブログでの営業時間が間違っているとは。
ま、そんなに悔しいなら事前に電話しろって話だな。
再びバスに乗って下連雀へ、バス停から歩くこと数分で中華そば 向日葵@三鷹(三鷹市下連雀)、2016/5/12オープン、蜻家(あきずや)跡地。
店内に入ろうとしたら女性に制止され、すわっ、麺切れか!?と緊張が走りましたが、、、店内を取材で撮影していて、ご迷惑をかけると。
「はい、慣れていますから」と答えて店内へ、マイク無しでカメラ一台、数分の情報番組なのかな。
前店のくねくねした配置とは異なるL字カウンター7席、テーブルには白胡椒しか置かれていません。
券売機を見ると、鶏清湯細麺と煮干清湯極細麺、それぞれ醤油と塩で計四種類、子供ラーメン、に加えて開店一周年記念限定メニュー。
トッピングは味玉、チャーシュー、ネギなど、サイドメニューに炊き込みごはん、ビールも用意されています。
大橋店主さん一人で切り盛り、空いている席に座ってカウンター台に食券を置きます。
店内連食のお客さんには慣れているのか、「一杯目を食べ終わったらお声掛け下さい」と対応してくださいます。
いつしか店内を撮影していたカメラマンが店からいなくなってしまい、番組名と放映時間を聞きそびれてしまいました。
一杯目は中華そば醤油700円。
大山鶏の鶏ガラスーブにモミジや野菜ダシをブレンドされていて、ここまでわざわざ食べに来た美味しさはあります。
独学でラーメン屋を始めたと聞いていましたが、ここまで美味しいスープを作るとは。
三河屋製麺の全粒粉入り細麺がスープに合っていて、とても美味しいです。
レアチャーシュー、穂先メンマ、スライスオニオン、三つ葉、彩りも考えられています。
美味しくいただいて、ご馳走様でした。
店主さんにお声がけをしたあたりで満席、とっくにランチタイムを過ぎていると思いますが。
この地で一年、これからも長く続いて欲しいです。
改めてカウンター台に貼られた料理の説明を読みながら、ラーメンの出来上がりを待ちます。
二杯目は豆乳仕立てのカルボナーラ風まぜそば850円、開店一周年限定メニュー。
トッピングはチャーシュー、メンマ、紫キャベツ、サニーレタス、とても綺麗で美味しそうです。
まぜそばですので既に麺とタレは混ざっていて、全体を軽く和えていただきます。
三河屋製麺の平打極太麺に豆乳ベースのスープがよく絡んでとても美味しく、黒胡椒もいい感じで効いています。
わずかに感じるひまわり油の香り、いいですねぇ。
チャーシュー、メンマは、そのまま頂きます。
半分くらい食べたところで、粉チーズを掛け、卵黄を割り入れます。
ざっと混ぜて食べてみると美味しくないわけがない、最後にライスを入れたいところを我慢して、と。
スルッと食べてしまってご馳走様でした。
吉祥寺駅に向かうには、ここまで来たバスに乗る必要があるので下連雀バス停へ戻りますが。
三鷹駅に向かうのは、店先の通り反対側の日本無線前バス停に乗ります(便によってはここから吉祥寺駅にも行けます)。
10分も乗っていれば終点の三鷹駅南口に着きます。
三鷹駅を北口に渡って、東へ向かって歩いていくと、広めの三叉路の先に青い暖簾のラーメン 健やか@三鷹(武蔵野市中町)が見えてきます。
2017/4/5オープン、向日葵@三鷹の夜営業担当の男性が独立された形になっています。
その向日葵を食べてきたばかりですので、同じ中華そばを食べ比べしようと思いましたが、同名メニューが無いし、麺も違うし。
引き戸を引いて店内へ、カウンター11席のゆったりした広い造りで、(メニューを多くして)数を売るぞ的な意気込みも、(テーブルは用意されていないので)家族でゆっくりされて下さい的な雰囲気も感じられません。
メニューをみるとラーメン、チャーシューメン、味玉、特製と昼10食、夜10食限定のつけ麺。
開店当初はラーメンしかなかったと思われるので、違うメニューを食べてみるかと。
食券を買い、お冷やを注いで、空いているカウンター席に座ります。
卓上には調味料は無く、店先にも張り出されているメニューが立てかけてあるだけです。
厨房の調理を眺めながら、ほほう、そこはそうやってやるのかと、、おっ、そろそろラーメンが出来上がってきます。
つけ麺880円、これが「開店してやっと一か月」のつけ麺ですか!!
自家製麺の極細麺、初めはそのまま食べてみると、煮干し、昆布などのダシ汁に浸かっているので素ラーメンってことだ。
一本々々にしっかりと気持ちが入っている美味しさ、一本づつ食べたい(無理ですが)。
続けて宮古島の雪塩に付けて食べる、つけ麺の麺を塩で食べたのはつけ麺博の佐野ジャパン以来です。
パウダー状の塩が僅かに麺に付いて、とても美味しくいただけます。
とはいえ、塩味ばかりは食べ続けられないので、ほんの数本だけ。
次はつけ汁に浸けて食べます。
大山鶏、ホンビノス貝をメインに煮干し、節、野菜などを複雑に絡み合わせた味わい、全体的に甘めに仕上げてあって、実に麺によく合います。
どの食べ方も甲乙つけがたいけれども、あっという間に食べてしまった。
麺を食べ終わったら、麺が浸かっていたスープを割スープにしてスープ割、スルッと食べてしまってご馳走様でした。
実力店が実力を出しての旨いつけ麺は何度も食べたけど、新店のつけ麺でここまで旨いのは初めて。
最近は新店巡りを積極的にしていませんでしたが、少しは食べ歩かないといけません。
駅へと向かう途中、見慣れないラーメン屋が営業していたので、食べてみたいけれども、まだお腹が空いていない。
仮に食べられても明日以降にずっしりと来てしまうなぁ、でも諦めきれないなあ、、、ベンチで休みながら考えてみるか。