韓国軍 北朝鮮発射ミサイルは「北極星2型」か
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北朝鮮は21日夕方、西部から弾道ミサイル1発を東に向けて発射し、ミサイルは高度560キロまで上昇して、500キロ余り離れた日本海に落下しました。韓国軍は、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを地上配備型に改良した、中距離弾道ミサイルの「北極星2型」ではないかという見方を示しました。
韓国軍の合同参謀本部によりますと、北朝鮮は日本時間の21日午後5時ごろ、西部のピョンアン(平安)南道プクチャン(北倉)から東に向けて弾道ミサイル1発を発射し、ミサイルは高度560キロまで上昇したあと、発射地点から500キロ余り離れた日本海に落下したということです。
このミサイルについて、韓国軍は、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを地上配備型に改良した中距離弾道ミサイルで、ことし2月に北西部ピョンアン北道のクソン(亀城)付近から日本海に向けて初めて発射された「北極星2型」ではないかという見方を示しました。
そのうえで、北朝鮮側は、弾道ミサイル開発の工程表に沿って発射したと見られ、ミサイルによる攻撃能力を誇示するとともに、韓国のムン・ジェイン(文在寅)政権との交渉を有利に進めようという狙いがあると指摘しています。
今回の発射を受けて、ムン大統領は、対応を協議するため、緊急のNSC=国家安全保障会議を開催し、韓国軍に対して万全を期すよう指示したということです。
一方、北朝鮮は、アメリカ軍が、朝鮮半島周辺の日本海に展開する原子力空母カール・ビンソンに加えて、ロナルド・レーガンを近くの海域に向かわせるなど、北朝鮮への圧力をさらに強める姿勢を示していたのに対し、20日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」で、「朝鮮半島情勢を一層激化させる」などと反発していました。
このミサイルについて、韓国軍は、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを地上配備型に改良した中距離弾道ミサイルで、ことし2月に北西部ピョンアン北道のクソン(亀城)付近から日本海に向けて初めて発射された「北極星2型」ではないかという見方を示しました。
そのうえで、北朝鮮側は、弾道ミサイル開発の工程表に沿って発射したと見られ、ミサイルによる攻撃能力を誇示するとともに、韓国のムン・ジェイン(文在寅)政権との交渉を有利に進めようという狙いがあると指摘しています。
今回の発射を受けて、ムン大統領は、対応を協議するため、緊急のNSC=国家安全保障会議を開催し、韓国軍に対して万全を期すよう指示したということです。
一方、北朝鮮は、アメリカ軍が、朝鮮半島周辺の日本海に展開する原子力空母カール・ビンソンに加えて、ロナルド・レーガンを近くの海域に向かわせるなど、北朝鮮への圧力をさらに強める姿勢を示していたのに対し、20日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」で、「朝鮮半島情勢を一層激化させる」などと反発していました。
韓国外務省「国際社会に冷や水」
韓国外務省のチョ・ジュンヒョク(趙俊赫)報道官は21日夕方、会見を開き、「北のたび重なる挑発は、朝鮮半島の非核化を目指す韓国の新政権と国際社会に冷や水を浴びせる無責任な行動だ」と述べ、北朝鮮を非難しました。
そのうえで、「北との対話の可能性は開かれているが、北の挑発には断固たる対応をとる」として北朝鮮をけん制しました。
そのうえで、「北との対話の可能性は開かれているが、北の挑発には断固たる対応をとる」として北朝鮮をけん制しました。