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ハイディとさやか、小学校の頃の思い出 1
まず、ハイディとさやかが小学校の時に初めて出会った時の話をする。
ざっくり書くと、さやかが小3の時に、小5のハイディからナンパされて、「将来、大物(偉大に)なったら結婚してくれる?」と聞かれて、適当に「うん。」って答えたんだけど、その後、「みんなでいじめられっ子のハイディをいじめてトドメさして殺そう。」ってゆかちゃんと学校の帰り道に話してる時に、ハイディがそれを物陰から見ていて、必然的にさやかが、ハイディが見てる前で車に轢かれて(事故)死んだんだ。
ある日の小学校の昼休み。
ハイディが小学校の時だからきっと和歌山の小学校なんだけど・・・。
さやかは小3で生きる事に目覚めたばかりの優等生で友達が多くて、昼休みも友達とキャッキャッ言い合いながら遊んでたの。
そしたら急に、お絵かきセットもって歩いてるハイディに声をかけられて。
「なぁなぁ。君ってもしかして俺の親戚?(顔が似てるよね?)」って。
それで「うーん。そうかな?(似てるかな?)」って答えたんやけど、まだしつこく話しかけてきはって・・・。
ハイディ「これって運命じゃない?俺と友達にならへん?」
(あ、この人、高学年でいじめられっ子の男の子や)
(でも、きれいな顔)
(それなのに絵?この人ちょっと変わってるわー)とか思って。
ハイディの事は、学校で「美形でちょっと変わってていじめられっ子。」ってたまに噂になってたからそれでちょっと知ってて、あー、って感じだった。
で、「友達?別にいいよ。」って答えた。
そしたら「友達っていうか親友になれそうやんな、話しやすいし。」って言ってて。
ハイディ「てか、顔近くでみたら更に俺に似てるな。」って言うから、「んー?そう?」って聞いた。
で、「似てるやん。小3ってまだ成長期で顔崩れたりする時期やし、高学年とか中学になったら俺にもっと似ると思うで?」とか「それに俺に顔が似てたら中学はいっていじめられるかもしれんで。今はたまたま上手くいってそうやけど。」とか、言ってて。
で、「俺と中学でも一緒にいた方がいいと思う。」って言われて。「近くにいてくれたら守れるしさ、色んな相談にも乗ってあげられるし。」「兄妹?(きょうだい)みたいな・・・・。」って。
そしたらその時にハイディの心の声が聞こえてきて、
(あ、俺、この人と結婚するわ、未来で。その時俺は少しおじいちゃんになってるんやけど、俺がすごい大物になってて、金持ちで、老後、家で絵を描いてる。その時に優等生で美大とか出てるさやかが横についてて絵を教えてくれるねん。んで、その時のさやかは俺の嫁みたいになってる。)
で、
ハイディ「なぁ写真とか持ってない?」って聞かれて。
そしたら、さやか、持っててん!写真!偶然?必然的に?ゆかちゃんからもらったばかりの写真、ポケットに入れてたから。
で、渡してん。普通に。
そしたらその写真見てハイディが「やっぱり似てるなぁ。俺に。」「これってほんまに運命じゃない?」「え、血液型は?」って聞いてきたから「B型。」って答えたら、「えー!遠くから見てた時、俺と同じO型っぽく見えたで?」とか言ってはって。
ハイディ「なぁ、俺と付き合わへん?」って。
さやか「えー、そんな急に・・・。」
ハイディ「あぁ、休み時間に絵とか描いてる人って怖い?じゃぁ・・・・。」
ハイディ「じゃぁ、将来もっと大物になったら俺と結婚してくれる!?」って。
ちょっとしつこいから、ビュービュー風が吹いてくる中で「うん、いいよ。」って適当に答えた。
で、そんな事とか話してたらな、また急に、
いじめっ子達「おい、ハイディ!何小さい女の子ナンパしてんだよ!」って言ってきはって、そしたら急にハイディが身体蹴られたりしていじめられ始めて・・・・・。
そんな、いじめられて泣いてるハイディがちょっと可哀想だったから、勇気出して「やめなよ!」って高学年のお兄さん達に向かって言ってしまってん!!
そしたら運悪く、高学年のお兄さん達に「こいつ優等生だからっていい気になって自分のこと完璧と思って調子乗ってやがるぜーー!!」って、こっちにまで目をつけられてディスられて・・・・・。
で、お兄さん達がこっちにまで襲ってきそうになった時に、
ハイディ「おい!やめろよ!そんな小さい子までいじめんな!!」って、ハイディが守ってくれて・・・。
ただ、さやか、そのお兄さん達が怖かったからお兄さん達が退散した後も、ちょっと泣いてしまって。
でも、もうすぐチャイムが鳴りそうやったから、ハイディの足元に散らばってる絵のセット、色鉛筆とか紙とかを、1本1本手で拾っていってん。
そしたらその間にハイディがさやかの顔のデッサン始めた(笑)
でも、途中からハイディも一緒に拾ってくれて、二人で協力して片付けた。
最後の仕上げはさやかがやって、両手渡しで、涙を目に滲ませながらニッコリ笑って、ハイディに手渡してん。
そしたらまた、ハイディがさやかの顔じーっと見てて、全くこいつは、こんな変わった人とはとても結婚なんてできない、と思った。
でも、さやか、泣いた後やからのどつまってあんまりしゃべれへんようになっちゃって、で、チャイムが鳴ってん。
キーンコーンカーンコーン・・・・・・。
鳴り響く鐘の音。
さやかは普通に教室に戻ろうとしたんやけど、チャイムが鳴ってるのにその場にまだ座り込んでボーっとしてるハイディに、さやかは善意でこう言ってん。
「ハイディ!ハイディはさやかの友達だよ!!」って。
そしたらハイディは「親友ー!!親友やでー!!」って言うから、
さやか「そうやな!!親友ー!!」(←フッたつもり笑)って答えてん。
この日の思い出は、それでお終い。
2に続きます。
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