この記事に興味を持ったあなたは、おそらく炎上と聞いて、あまり良いイメージを持っていないはずです。なぜなら炎上とは不祥事のことであり、批難が殺到することを指す状態であるからです。僕もまさしく同じ思いを持っています。できれば炎上したくないし、批難も受けたくありません。
しかし僕はあえてここで「武器としての炎上」なら、知名度を爆発的に上げるための近道であると主張します。なぜなら、現在プロブロガーと言われるまでに地位を高めたイケダハヤト氏、宮森ハヤト氏、りゅうけん氏が「武器としての炎上」を無意識で使用していたからです。
もし、あなたが今より少しでもアクセス数を増減したいと考えているのであれば「武器としての炎上」の概念を把握してみることをオススメします。この記事で説明する「武器としての炎上」の概念をあなたが把握できれば、1年後には仕事をせずにブログで自由に生活できるようになるのも夢ではありません。あなたに、1つの「賢い戦い方」をご提案しましょう。
- 「武器としての炎上」は炎上商法とは違う
- 武器としての炎上とは「共感×反感」である
- 反感・共感それぞれにおける4つの位置づけ
- あなたの潜在的な可能性を解放すれば、大バズへ
- 「武器としての炎上」までの4ステップ
- 1.一番良くない「炎上商法」
- 2.結果が出ない「何もなし状態」から抜け出す考え方
- 3.良いレベルで拡散される「共感」
- 4. 話題を呼び人々に旋風を巻き起こす「武器として炎上」
- 一言言わせる仕組みを
- ノウハウは、実践してみて成果が出せる
※炎上について語ってたら、わけわからんくらい長くなってしまいました。
「武器としての炎上」は炎上商法とは違う
「武器としての炎上」とは、炎上商法とは異なります。
まず、はじめにお伝えたいしておきたいのは「武器としての炎上」というのは「明らかに炎上を狙いに行く演技」でないということです。つまり、不正にアクセスを稼ぎ出す炎上商法のようなものではありません。むしろ私は「炎上芸」を安易に行うことを全くオススメしません。
実際に私も一度、炎上芸に興味があり実験的に実践したことがありますが、たった1回の炎上で、多くの読者と信頼を失いました。一度でも”わざと”炎上させただけで、信頼関係は限りなくゼロになってしまいかねません。
「武器としての炎上」なら、最短で注目を浴びることが可能である
しかし「武器としての炎上」であれば、信頼を失うことなく上手に知名度を向上させることができます。あなたの知名度を健全に、かつ急速に上げるためには「武器としての炎上」は大きな味方になるのです。
それでは、いよいよ「武器としての炎上とは何か?」というあなたにとって、今、一番疑問に感じている”本題”について、お答えしていきましょう。
武器としての炎上とは「共感×反感」である
「武器としての炎上」というのは何かというと「共感と反感、両方のリアクションを期待できるであろう意見を発信すること」です。反感を買うだけの炎上ではなく、共感も同時に誘える発信になっているかどうかが大事な点です。例えばイケダハヤト氏の「まだ東京で消耗しているの?」も「武器としての炎上」に分類されます。
具体例として「まだ東京で消耗しているの?」について解説すると、前提としてこちらの煽り文句は「東京で住むことはコスパが悪い」と主張しています。その主張に対して、もちろん東京に住んでいる人は”反感”します。しかし一方で田舎で穏やかに暮らしている人にとっては”共感”を強く誘うことができました。
「確かにそうかも!発信」→バズ
結論をいうと、彼らは、反感だけにとどまらず「なるほど、確かにそうかもな」と思わせる「武器としての炎上」式の情報発信を行い、短期間で大きく注目を集めることに成功したのです。宮森はやと氏や他の炎上系と言われるブロガーにおいても同じです。
つまり、この2通りの感情(共感・反感)を引き出す情報発信を行えば、あなたも一瞬で名をあげることができるといった理屈になります。しかし、そう簡単に再現できるなら苦労しません。そこで、これから僕が考え続けたテーマである「反感と共感を誘う情報発信とはどのようにすれば成り立つのか?」についての考察と、具体的な解決へのステップと具体例をお伝えしていきます。
反感・共感それぞれにおける4つの位置づけ
この図は「共感あり・なし」「反感あり・なし」を基準に4つに分割した図になります。何となくイメージはつきますでしょうか。
改めて、文字に落とし込んで順位をつけると、
- 共感なし・反感あり=ただの炎上
- 共感なし・反感なし=何もなし
- 共感あり・反感なし=共感→バズ
- 共感あり・反感あり=武器としての炎上→大バズ
このようになります。
あなたの潜在的な可能性を解放すれば、大バズへ
- 「プロブロガーは”才能があったから”バズを起こせたんじゃないか?」
- 「才能がないと、共感と反感の両方を呼ぶような情報発信は行えないのでは?」
しかし、私が感じている所を包み隠さずにお伝えすると、
「あなたの潜在的な意見をうまく解放することができれば、右上の位置づけに到達することは不可能ではない」ということに尽きます。
では、潜在的な意見を解放させるにはどうすればいいのか。
潜在的なあなたの意見を解放させるためには、まずはこれから説明するSTEPを知って、かつ実践していくことが大事になってきます。STEPを踏みながら、何度か記事を書いていく中で、必ず右上の位置づけに到達できるイメージを掴める日がくるはずです。
と、こんなにも僕が自信があるのも、有名ブロガーといわれている方がバズらせた記事を見て、コンテンツの質としては誰も書けるレベルだと思ったからです。つまり「武器としての炎上」を理論として知って、使えるようになれば、誰でも簡単に爆速でバズを起こせるというわけです。
「武器としての炎上」までの4ステップ
こちらは、先ほど説明した4分割した図をわかりやくすく序列付けした図です。繰り返しになりますが、こちらの図で言うと、右に位置するほどバズを起こせる可能性が高まります。そこで、以下のようなSTEPを踏めば「武器としての炎上」をあなたが起こすことができるレベルに落とし込めるはずです。
STEP1 | 炎上商法の罪を認識する
STEP2 | 何も持っていない「あなた」からブレイクスルー
STEP3 | 確立されたスタンスからあざとさを出す
STEP4 | 意見が別れる切り口を探す
この記事を見ている人で炎上芸に徹している人は少ないかと思いますが、一番左の位置づけから徐々にステップアップ形式でご紹介していきます。悪い炎上を正しく認識することも必要です。
1.一番良くない「炎上商法」
一応念を押して解説しておきます。わざと炎上させる行為というのは、短期的に注目を集めることは可能ですが、長期的に見たときにブログのブランドイメージが低下してしまいかねません。
挙げ句の果てには「この人の情報はつまらない」「この人は嘘つきだ」という印象をもたせてしまい、固定ファンをつけることが難しくなります。もちろん、ゆくゆくは新規のファンを獲得することも、口コミ等により難しくなってしまいます。
まず、最初のステップとして学んで頂きたいのは「ファンを裏切らない気持ちを持つこと」です。
ファンの離脱をいかになくすか
あなたは、固定ファン(読者・フォロワー)の方を大切にするように意識できていますか?
もし、固定ファンを大切にできない場合どのようなことが起きてしまうのでしょうか。例えば、下記の1と2を比較して「何が違うのか?」と一度検討してみるとわかりやすいです。
- 新規1000人+固定100人-離脱900人
- 新規500人+固定100人-離脱50人
一見、1の状態の方が新規の人数が多くて良さそうなイメージを持ちますが、実際のところ新規が多くても離脱が多いので、最終的に固定ファンが少なくなってしまいます。ですので、2の状態である「新規は少ないけど”離脱も少ない”」ほうが、固定ファンがストックされ、安定してファンを育てることができます。
この図を見ると、わざと炎上させるという行為が、いかに固定ファンがつかない仕組みになっているかを再認識頂けたことでしょう。炎上は、即時的には成果が出るものの、長期的には長く持ちません。
あえて例えるなら、スポーツ選手が一瞬の結果のためにドーピングを注入するのはいいものの、長期的に見たときに少しずつ体が犯され、選手生命が絶たれるかのようなイメージを持ってもいいかもしれません。
まだ炎上で消耗してるの?
炎上芸というのは長期的な成功を収めることができません。もし、あなたが単なる演じるだけ、人の心を傷つけるだけの炎上を行っているのだとしたら、もはや即座にアカウントを作り直したほうが良いです。
客観的に見たときに「キモくて仕方ない発信」をして、ユーザーが取り上げざるをえないという状態は一番タブーです。まるで「吊るし首」を自ら晒している、極めて惨めな状態なので、いますぐやめましょう。
さて、大前提のお話は終了して、ここから先が、あなたにとって大切なステップになります。「何もない」状態から、どのようにして考えれば、多くの人からリアクションをもらい、注目を浴びることができるのかでしょうか。一緒に考えていきましょう。
2.結果が出ない「何もなし状態」から抜け出す考え方
炎上芸には手を出さないことは前提として、おそらく、ほとんどの人がこの状態に位置しているはずです。反感も共感も無い分、ユーザーのアクションが可視化されないので、かなりキツイ状態であるといえます。
解決策はいたってシンプル「スタンスの確立」です。
解決策は「スタンスの確立」
もしかすると、一番キツイ状態かもしれない
注目を集めるための工夫としての「スタンス」を確立させましょう。
「何も持っていないあなた」からいち早く脱出したいなら「何かを持つこと」です。
「スタンス」とは書き手の属性のことを指します。あなたにしかない「スタンス」を確立しましょう。例えば、僕でいうと「学生ブロガー」に当たります。学生だからこそ発信できる情報としては、具体的には以下のような記事タイトルなどが例として、挙げられるでしょう。
「就職活動とかいう大勢の人が損をしている仕組みを懲りずにまだやってるの?」
どうでしょう。かなりスタンスが確立されていて、リアクションが得られそうな印象を受けませんか。スタンスがあるだけで、全然発信の色が出てきます。
共感、反感の感情のどちらを取りに行くにしても、書き手のスタンスが必須条件になってきます。スタンスが確立されていれば、人の感情を動かします。まずは、「何もない状態」から抜け出すために、あなただけの「スタンス」を確立しましょう。
3.良いレベルで拡散される「共感」
スタンスが確立されれば、次は共感を誘う方法です。結論を先にいうと、共感を誘うには「あざとさ」が鍵になってきます。「あざとさ」とは、簡単に言うと、見てもらうための工夫です。例えば、アイドルグループの自己紹介を思い出して欲しいのですが、彼女らは「自分を覚えてもらうために」必死に自分を前面に押し出してアピールします。
それが前述した話でいう「スタンス」に通じてくるのですが、自分をいかに打ち出していけるかが「共感」を誘う秘訣にも繋がります。また、スタンスを最大化できれば、自分と同じ属性の人に対して、大きく共感を誘うことができます。
絶対に、共感を先決せよ
共感を誘えれば、ようやくSNSでシェアされ始めて、多くの人の目に触れてもらえます。まずはこの感覚を身につけることが先決です。もし、共感の感覚が身につく前に反感を優先させてしまうと、STEP1でお伝えした「炎上による、離脱多数の最悪のシナリオ」になりかねません。なので、まずは共感でバズらせることを目標にしましょう。
「武器としての炎上」は前提として、共感を狙った上で反感を誘うので、共感をきっちりと誘えるようになっておきましょう。ちなみに共感を誘う方法について深く知りたい方は以下のページでを読んでみてください。
『拡散される記事を量産するための、ただ1つのシンプルな考え方』
4. 話題を呼び人々に旋風を巻き起こす「武器として炎上」
さて、ようやく「武器としての炎上」の段階にたどり着きましたね。共感を呼ぶことができれば、あとは反感を促すような体制を整えるだけです。
目指す所は大きく2つあります。
1つは、多くの人にとって「それはおかしい」と思われる一方で、最先端の変わり者に関しては「それ、わかる」と意見が別れる情報発信を目指すこと。
2つは、立場によって反応が違う意見を主張すること。例えば、女性の人はすごく共感できるけど男性の立場になった時に反感が生まれるようなイメージです。
共感と反感の両方を期待する。これが「武器としての炎上」です。
”立場”をうまく利用することも1つキーになります。これだけだと腑に落ちないと思いますので具体例を指し示します。
反感の感情も巻き込めば、スター状態に
具体例を1つほど紹介しましょう。
最近「武器としての炎上」をうまく使用しているブログとして、ぐりぶろぐさんが僕の目に強くうつります。このブログはオピニオン記事を中心に、最近はてなブックマークのホットエントリに載ったり、勢いがあるブログです。
そこで僕は四六時中、なぜこの方のブログが短期間で成長できたのかを考えていました。結果、記事にある共通点が見つかりました。以下、あなたも。ぐりぶろぐさんの記事タイトルから共通点を探してみましょう。
- エスカレーターの片側空けるの、もうやめにしない?
- 俺札幌で死ぬほど幸せなんだけど、東京の人って幸せなの?
- みんな桃鉄では収益物件買うのに、なんで現実世界で投資しないの?
こうして並べてみると、共通点として「末尾に”?”」や「なの?」といった明らかに挑発的なタイトル ゴホンッ・・・。オピニオン感が漂うような「一言言わせる奴には言わせて反感を誘えるし、共感してもらう人には共感してもらえる」素晴らしい構成になっています。これもまた「立場」をうまく考慮したタイトルになっています。
・エスカレーター片側開けるのやめようスタンス
・地方最高わっしょいスタンス
・桃鉄を現実世界に落とし込む俺最強スタンス
まさに「武器としての炎上」です。ぜひ、「武器としての炎上」に対して、あなたが成果を出せることを確信しかけているのなら、一度真似してみましょう。100%の確信に変わるでしょう。
一言言わせる仕組みを
ちなみに、バズをたくさん経験すればわかることなんですが、ネガティブなコメントをしてくれるユーザーは記事のタイトルやリード文だけ見るだけで、基本的に記事の内容を熟読していません。つまり、おそらく、ぐりぶろぐさんは、本当に読んで欲しい層に共感のコメントを誘い、ネガティブなユーザーに対してはハナから煽るような形をとることで「共感・反感」の両軸を掴み取ることに成功したのではないかと勝手に推測しています。
まさに、武器としての炎上のスタンスです。少し反感のウエイトが大きそうですが
ノウハウは、実践してみて成果が出せる
ここまでで「武器としての炎上」の全知識をお伝えしてきました。
さて、あなたは、ここからが本番なのです。
これから「武器としての炎上」のステージに立つのです。
ぜひ、現実世界で結果を出せるよう、”実践”してみてください。
たとえ、誰に何を言われようが....。
「スタンス」を貫き通してみてください。
このノウハウを実践して、成果が出れば幸いです。
ヘイトを集めすぎない程度に...。
*
どこからか声が聞こえる。
黒ゴシックに大文字。
「の?」のトッピングが王道。
結果にコミットしたい方は1つの手法として。
一歩間違えばダークサイド。