死にたい。
なぜかそんなワードが僕の頭から離れませんでした。
仕事があり
健康であり
彼女、家族もいる
生きるための目標もある。
それなのに、なぜか突然襲ってくる希死念慮
それはもう、突然です。
脈略もなく、頭に
「死にたい」というワードが浮かんでくるのです。
この「死にたい」を希死念慮と呼んでいいのかはわかりません。
ですが、突然生きている事を終わらせたくなる、そんな感覚に襲われるのです。
それが、なくなりました。
MECを始めて2週間。希死念慮がなくなった。
明らかに、MEC療法を始めてから頭から「死にたい」という感覚がなくなりました。それは明らかに糖質を制限し、動物性たんぱく質を積極的にとるようにした2週間前から。
仮説としては2つ。
それはモノアミン仮説と低血糖症の克服によるものだと考えています。
➀モノアミン仮説
モノアミン仮説という理論をご存じでしょうか。
うつ病はモノアミンの低下が原因であるというのがモノアミン仮説。
モノアミンというのは気分に関係する神経伝達物質のことでセロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンなどの総称です。
そのモノアミンはたんぱく質を原料として生成されるのです。
この図を見てください。
(出展http://itou-dent.com/treatment_info/nutriton.html)
ドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンといったホルモン産生の頂点にたんぱく質が位置しています。つまり、たんぱく質が不足していればモノアミン濃度が低下し、あなたの脳機能に影響が出ている可能性があるというものです。
MEC食では
・肉類を1日200g
・卵を一日三個
・チーズを一日120g
摂ることを推奨しています。つまり、大量の動物性たんぱく質を摂取することになります。これが僕の脳内のモノアミン濃度を適切に整えてくれた結果、謎の「死にたい」が消失したと考えています。
②低血糖症の克服
本ブログの熱心な読者様であれば、僕が「機能性低血糖」と闘っていたことをご存知だと思います。
沢山の方略を試してきましたが、中々決定打となるものがなかったのも事実。
しかし、機能性低血糖克服のヒントは間違いなくMECにあると考えています。
そもそも、機能性低血糖は血糖値に作用する「糖質」によってもたらされます。その糖質を制限して、動物性たんぱく質をとるMECは理に適っています。
おそらく、この謎の「死にたい」は低血糖の時に僕を襲ったのではないかと考えています。
試す価値はあります
これらはあくまで僕のケース。普遍性はなく、誰かの「死にたい」は僕の「死にたい」と同じという事はありません。もっと深刻な「うつ」などからくるものである可能性も十分にあります。
ですが、上記したような
・モノアミン仮説
・機能性低血糖
からくるメンタルヘルスの不調はMECが改善させる可能性があります。糖質制限は徐々にその有用性に関するエビデンスが構築されてきています。
試してみる価値は、十分にあると思いますよ。