教育費無償化について。

「バカに対して遊ぶ金を出す必要があるのか?」
「財源はどこから持ってくるのだ?」
中には
「昔、老人の医療費をタダにして財政が圧迫された。タダほど高いものはない」
などの論調がある。

何度か指摘していることだが、これは的外れ。

「老人の医療費を田中角栄がタダにした」

はただの選挙向けのバラマキ。
「金のバラマキ」と「未来への投資」は似ているようで全然違うことを理解していない。

そういう論調の人間に聞きたいのは
「老人の医療費をタダにすることが未来の子供たちにリターンされるのですか?」
という事。

結論。1ミリも役に立たない。
ご老人の票が自民党に入るだけ。
嬉しいのは自民党だけ。
あとは無駄に医療費を使える医師会所属の医者たち(自民党支持)と製薬会社(自民党の献金先)だけ。

教育への投資は確かにほとんどが無駄。
が、1万人が無駄だったとしよう。
しかし、10001人目の人間がスティーブ・ジョブズだったらどうする?
10002人目の人間がビル・ゲイツだったらどうする?

大事なのはココ。
1万人が遊んでいる~とかは正直、問題じゃない。無駄に見えるかもしれないが、そこに投資してるわけじゃないことを理解していない。

ギャンブルかもしれないが、医療費のタダは『将来につながらない(自民党の集票にしかつながらない)』。教育への投資は『ひょっとしたら将来の成長につながるかもしれない』投資。

「バラまき」と「投資」の違い。

たった一人のスティーブ・ジョブズがいれば10万人の雇用とイノベーションを起せる。これを世界各地では実地調査されていて、以前のコラムにも書いたが、教育への投資はインフラなどと違って明確にリターンがあるという結果が世界各地で出ているわけ。

なので、道路整備とか、もういったん出来るだけやめるべき。
ハコモノとか。
喜ぶのは自民党の集票マシンであるゼネコンだけ。

予算を次の「自分たちの」選挙のために使うのが自民党。
未来への投資に使おう、と言っているのが維新。

選挙に弱いのは当然維新。
が、私は維新から出る。未来をよくしたいからだ。