アルゼンチン、ブエノス・アイレスのペルガミーノに住むジーザス・ヒラチさんは、自宅の庭の木の枝の手入れをしていたところ、うっかり足を滑らせて、2メートル下のコンクリートの歩道に頭を打ちつけてしまい、そのまま意識を失ってしまった。
飼い主の異変に真っ先に気が付いたのは愛犬のトニーだった。
ヒラチさんが意識を失っている間心配そうにその体を温めながらそばに寄り添っていたのだ。救急隊員がかけつけて応急処置を行っている間もヒラチさんの体から離れることはなかった。
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意識を失い動かなくなった飼い主を必死に守ろうとする犬
家の前の木の剪定作業を行っていたヒラチさん。足を滑らせ約2メートル下のコンクリートの歩道に落下してしまった。
頭をコンクリートに強くぶつけたジーザスさんは意識を喪失し、そのまま動かなくなってしまった。飼い主を心配した犬のトニーはジーザスさんに覆いかぶさり、守るような姿勢でそのそばを1歩たりとも離れなかった。
それは救急隊が到着してからも変わらなかった。意識のないヒラチさんにしがみついて一歩たりとも動かなかった。
徐々に意識を取り戻していったヒラチさんの目に最初に飛び込んできたのは愛犬の姿だ。ヒラチさんは、トニーに「大丈夫だよ」と伝えるように何度か撫でていたそうだ。
トニーは健気にも必死に飼い主を守ろうとする。離れたらもう二度と飼い主と会えなくなると思っていたのかもしれない。ヒラチさんが救急車に乗せられると、自分も救急車に飛び乗ろうとしたくらいだ。
元野良犬だったトニーと飼い主の絆
幸い、ヒラチさんの怪我は軽傷で済み、トニーとすぐに再会できたそうだ。その後の取材で、ヒラチさんは愛犬トニーとの出会いについて語った。
「ある日、道端に捨てられていたトニーを見つけてご飯を与えたんだ。それで、家族にすることにしたんだ。それ以来ずっと大好きで大切な家族なんだよ。」
元々は野良犬だったトニーは、ヒラチさんと本当の親子同然に暮らしてきたそうだ。倒れたヒラチさんにしがみつくトニーの様子を見れば、トニーにとってヒラチさんがどれだけ大切な人なのかは一目瞭然だろう。
via: Dog Won't Stop Hugging His Dad Who Was Injured In A Fall・Facebook/translated kokarimushi / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
イイハナシダナー😭😭😭
2. 匿名処理班
おぉ...ジーザス...
3. 匿名処理班
泣けた!
4. 匿名処理班
元捨て犬……命の恩人である大切な飼い主様が
怪我して動かなくなっちゃったらぼくでもこうなると思うから
このわんちゃんの気持ちは痛いほど分かるよ……
5. 匿名処理班
ええはなしや…(涙
6. 匿名処理班
無事でよかった
7. 匿名処理班
トニー可愛すぎ&健気すぎ
愛を知らない私も気持ちわかるわ