「最近お腹がポッコリ出てきたなぁ~」
なんて感じていませんか?
それって、内臓脂肪かもしれません。
ところで内臓脂肪と皮下脂肪のちがいって、わかりますか?
同じ脂肪でも、つきやすい人と落とし方に微妙なちがいがあるんです。
とくに内臓脂肪は病気の危険がありますので、早めに改善しておくことが大切です。
では、くわしく説明していきますね。
内臓脂肪と皮下脂肪のちがいとは?
脂肪には、内臓脂肪と皮下脂肪があります。これを総称して「体脂肪」もしくは「中性脂肪」と呼んでいるんですね。では、内臓脂肪と皮下脂肪のちがいとは、何でしょうか。
内臓脂肪は危険な脂肪?
内臓脂肪とは、内臓のまわりにつく脂肪のことです。これは危険な脂肪と言われています。いったい何が危険なのか?それは、病気になる危険があるということです。どんな病気かといえば、生活習慣病と呼ばれる病気です。
たとえば「動脈硬化」や「高血圧」「心筋梗塞」や「脳梗塞」などです。これらの病気は、一見死に直結していないように感じるかもしれませんが、確実に死がちかづく病気であると言えます。そのため危険なんですね。
・男性のほうがつきやすい脂肪
内臓脂肪は皮下脂肪よりもわかりにくため、本人はそれほど太ってはないと感じてしまうところも危険要素なんです。病気の危険がちかづいていることに、気づけないということだからです。ちなみに内臓脂肪は、男性のほうがつきやすいと言われています。
内臓脂肪はつきやすく落としやすいと言われていますが、自覚して落とすのは大変です。しかもただ運動しただけ、食事制限しただけでは痩せられないところが厄介なんです。内臓脂肪をどうやって落とすのかは、この後にご紹介しますね。
皮下脂肪はカンタンには落ちない
皮下脂肪とは、いわゆる一般的に言われている「脂肪」のことです。プニプニした贅肉のことですね。見た目にも太っているのが一目瞭然でわかり、お腹周りなどにつきやすい特徴があります。
また皮下脂肪はつくまでにも時間がかかると言われていますが、落とすのにも時間がかかると言われています。つまりカンタンには落ちないということです。しかし落とす方法は明確なので、ある意味カンタンに落とせると言って良いでしょう。
・女性のほうがつきやすい脂肪
皮下脂肪は女性のほうがつきやすいと言われています。そして皮下脂肪がつきやすい場所は、お腹まわりです。その大きな理由は、お腹には内臓があるからです。
とくに女性の場合は子宮などがあるため、それを守るために皮下脂肪がつきやすいと言われています。皮下脂肪は血行が悪くなっている状態で、代謝が落ちている証拠と言えます。そのため筋肉を増やすことが有効だと考えられるんです。では具体的にどんな方法で落とせば良いのでしょうか。
皮下脂肪を落とす方法とは?
皮下脂肪を落とす方法は、いわゆる普通のダイエットですね。運動と食事なら、どのような方法なのかご紹介します。
筋トレ+有酸素運動が効果的
皮下脂肪を落とす方法は、有酸素運動だけでなく、筋トレもセットで行うことです。皮下脂肪が多い人は、筋肉量が少ないことが考えられます。それでは代謝量がかなり少なく、なかなか痩せられないんですね。
そこで筋肉量を増やすために、筋トレをすることで効率的に皮下脂肪を減らすことができるでしょう。
食事制限をしても皮下脂肪が増えることがある
皮下脂肪を落とす方法は、食事制限も有効です。しかしただ食事を減らすだけでは、逆に皮下脂肪が増えてしまうこともあるんです。とくにタンパク質を摂らない食事だと筋肉量がどんどん減って、脂肪がどんどん増えてしまうと考えられるんです。
そのため食事にはタンパク質が不可欠で、しかも栄養バランスをよく食べることが大切なんです。
内臓脂肪を落とす方法とは?
では内臓脂肪を落とすにはどうすれば良いのでしょうか。運動と食事で考えてみましょう。
血糖値が上がらないような食べ方が大事
食事をすると血糖値は上昇して、満腹感を得られる仕組みになっています。しかし早食いなどで食べ過ぎると、満腹感を得られなくくなってしまうんです。また血糖値が急激に上昇する食事ばかりだと、脂肪がどんどん蓄積されていくんですね。
では、どうすれば良いのか。
それは食べる順番を変えることです。たったそれだけで、劇的に内臓脂肪を減らせると考えられます。
・食べる順番ダイエット
食べる順番を変えるだけで痩せる方法があるのをご存知ですか?それが「食べる順番ダイエット」です。懐石料理の食べる順番と同じことから「懐石(会席)食べ」とも呼ばれています。それは、どんな順番なのでしょうか。
①汁もの、スープ類から飲む
②サラダなどの野菜を食べる
③肉類や魚類などのメイン料理
④ご飯などの炭水化物
このような順番で食べると太りにくいと言われています。とくに内臓脂肪がたまりにくく、落ちやすくなると言われているんですね。
さらにもう1つメリットがあります。それは、「満腹感がスゴイ」ことなんです。懐石料理を食べたことがある人はわかると思いますが、お腹いっぱいになりますよね。ダイエット効果抜群なんです。
・低GI食品もおすすめ
血糖値が上昇しない食べ方をするなら、低GI食品もおすすめ。血糖値が上昇しにくい食べ物のことですね。たとえば高カロリーな食品で考えると、炭水化物なら「蕎麦」や「玄米」、脂質なら「赤身肉」や「オリーブオイル」が良いでしょう。これなら血糖値が上昇しにくいので、内臓脂肪がたまりにくいんです。
筋トレは無意味。有酸素運動のみ有効
内臓脂肪を落とす方法は、筋トレをしても無意味だと考えられます。残念ながら筋肉量を増やしても、内臓脂肪を減らすことができないそうなんです。ではどうすれば良いのか。それは有酸素運動をすることです。
それも割とゆるやかな運動を長くやることが良いんですね。スロージョギングやウォーキングがおすすめ。30分以上やるようにしましょう。
食べる順番で内臓脂肪をらくらくダイエット
内臓脂肪と皮下脂肪のちがいと、それぞれの脂肪の落とし方をご紹介しました。
内臓脂肪はたまったままにすると、病気の危険がありますので注意が必要です。そのため早く改善することが大切ですね。
そこで有効なのが、食べ順ダイエット。食べる順番を変えるだけの簡単なダイエット方法ですから、ぜひ実践してみてくださいね。
満腹感のスゴさに、本当にビックリするはずですよ。