星空文庫
かごめかごめ
波風カフカ 作
籠の中の私達
これは平安時代の話である。
私は、父と母とで静かに暮らしていた。
父は今、仕事で出掛けている。
今は私と母とで二人きりだ。
父も母も優しく、毎日がとても充実して楽しい。
だが今の暮らは少し怖い。私の住んでいるこの町は、衰弱している。
何故かと言うと、地震や飢饉に襲われているからである。
その為、治安が非常に悪く、検非違使(現在の警察)が上手く機能していない。
盗賊、人狩り、追い剥ぎ、人身売買が当たり前の様にある。
私「父さん早く帰って来ないかな…?」
母「もう刻限が遅いから、そろそろ返ってくるわよ。」
そして、時は過ぎ、日が沈み、家の扉が「ガラガラ」と音を立て、開いた。
私「父さんお帰………え…………」
ソコにいたのは、父出はなく、太刀を腰に着けた男達、五人がソコにいた。
母「逃げなさい!」
母は出刃包丁を持ち、男に突撃した。
だが、勝敗は既に分かりきっている。
男はヒラリと包丁を交わし、包丁を奪い、母を床に押さえつけた。
そして、男は太刀の鞘を払い、白い鋼を私の前に突き付けた。
男「女!抵抗するならこの娘を叩き斬るぞ!」
私「お母さん!」
母「止めてぇぇ!私達をどうするの?」
男「いいかお前ら!大切な商品だ!都まで丁寧に運べ!」
男達「おぉ!」
男達は私を牛車に無理矢理乗せた。
私「母さん…怖いよ…怖いよ…怖いよ…」
私は泣いた。
母「大丈夫、大丈夫、お父さんと検非違使の人達が助けに来るから…」
男「うるせえぇぇぇ!黙れ!殺すぞ!」
私達は牛車に揺られなかがら、訳も解らず、何処かへ運ばれた。
父「ただいまー。え…?おい雅子!(母)、おい結!(私)、何処だ!」
雅子と結がいない…まさか…
嘘だろ…
俺は直ぐに、検非違使の役所に、刹那のごとく向かった。
勿論、腰に着けた太刀が鞘走らないように。
いついつ此処から出れるの?
牛車に揺られ、気がつけば朝になっていた。
男「おい。ついたぞ。」
男達は私達を降ろした。
そこは、とても大きな屋敷のような所だった。
その中に入れられると、私達は絶句した。
壁の四方八方に首吊り縄が垂れ下がっており、ソコには、裸の女が吊るされている。
屋敷の中は赤く染まっており、女達の叫び声が、奥から聞こえる。
屋敷の中は、何故か草が生えており、薄汚れている。
店員「おお!こりゃいいカモを連れてきましたね!」
男「さぁ金をよこせ。」
店員「あいよ!いつもすまないね!またよろしくおねげぇしますや!」
そして、男達は屋敷から出ていった。
私達は着物を脱がされ縄で手を縛られ、屋敷の奥へと連れて行かれた。
とても大きい円形の広間になっており、天井からは、目と舌が飛び出た、
裸体の女達がびっしり吊るされている。勃起した男共が鉈を持ち、
其処らを歩いている。部屋は天井まで漆で塗ったように赤く染まっており、
お札が、360°貼り付けられている。そして、広間一面に鉄格子があり、
少女達が閉じ込められている。異様な光景だ。
そして、まだ幼い少女の泣き声が、辺り一面から聞こえる。
女達「お願い!家に帰して!イヤだぁ!母様!父様!嫌だぁぁぁ!痛いよ!もうやだ!苦しいよ!お家に帰りたいよ!ギャァァァァァァァァ!助けてぇぇ!」
私「お母さん…」
母「大丈夫………よ……………」
そして、さらに奥へと連れて行かれると、5~6才位の女の子が、
机の上に手足を縛られ、仰向けになっているのを見た。
少女「お願い!助けて!」
そして、奥から、全裸の勃起した男が、ノコギリを持って
少女の近くまでやってきた。
そして一気に、足を切断し始めた。
少女「ギャァァァァァァァァ、イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァ、お母様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、お父様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ、イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!」
そして、少女の手足は消えた。
そしてダルマの様になった少女を、男は犯し始めた。
狂気的な笑みを浮かべながら。
そして、奥から偉そうな男が近づいてきた。
男「この娘は若いから、種まき用に使えるが、このババアは使えないな。こいつは、人食用に使うか、解体だ。目を抉っとけ。」
男達「はい!」
そして私と母は別々の場所に移された。
父「検非違使の役所は此処であるか!」
検非違使「そうだ。こんな夜中にどうされた?」
父「妻と娘が誘拐された。道に牛車が通った後があったから、きっと人狩りの連中だ。御願いだ。妻と娘を助けてくれ。頼む。金ならいくらでも払う。」
検非違使「すまないがそれは無理だ。知ってはいると思うが、この町の警備で手一杯なのに、他所の都まで行くことは出来ぬ。我々はこの町の警備をするものなり。飢饉や地震で大変なのだよ。」
父「あ?警備?その警備が出来てないから妻と娘が拐われたんだろ!」
検非違使「そもそも都まで行くのにどれだけ時間が掛かると思っている?まず、あちらでは人売りは合法。此方とは法が違う。よって、裁くことが出来ない。我等が斬りに都まで行けば、我等が処罰される。あちらは皇族の者がいる。こんな田舎町とは身分が違うのだよ。刃向かえない。大人しく泣き寝入りするしかない。だが我等検非違使としての、誇りがある。直接都に行くことは出来ぬが、ソナタにとても早い馬と、切れ味のいい、聖柄の太刀をやろう。もし、彼方の役人に捕まっても、我等がソナタに与えた事を言うのではないぞ。」
父「わかった。では、馬と太刀を貰い受ける。では」
俺は元々持っていた、錆びて、刃溢れした、太刀を捨て、新たに貰った
太刀を腰に差した。そして馬を走らせ、韋駄天の如く、駆け抜けた。
父「必ず助けに行くからな!」
夜明けの晩に…
私は牢の中に入れられた。
中には私と同じ裸の少女が3人いた。
一人は両腕が無い。もう一人は孕んだのか、お腹が大きい。
そしてもう一人は左足が無い。
みんな私位の12才位だと思われる。
皆一心不乱に助けてと、ずっと涙を浮かべ叫んでいる。
まぁ私もずっと叫んでいるのだが。
そしていくらか時が経ち、小太りの男が私達の牢に近づいて来た。
男「おお!美しい!俺の種を撒きたい!こいつだ!こいつにしよう!」
男は店の者を連れてきて、牢の鍵を開けて、私を連れ出した。
私「嫌だぁぁぁ!止めて!お願い!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァ!」
そして、私は抱き抱えられ、広間の奥にある、旅館のような、
個室が沢山ある部屋に連れて行かれた。
布団が敷いてある。
そして、男は服を脱ぎ、私を殴りつけた。
そして、倒れた私に馬乗りになり、私の乳房を舐め始めた。
私「嫌だぁぁぁお母さん!お父さん!イヤァァァァァァァァァァァァ!」
男「うるせぇ!黙れ!」
男は私の顔面を何度か殴った。
そして男は勃起した性器を私の、膣に無理矢理挿した。
私「ギャァァァァァァァァ!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!痛いよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!死ぬ死ぬ死ぬ!うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!抜いて!早く抜いて!痛いよ!」
男「おお!初物だったのか!」
そして男は勢いよく、腰を振り続けた。
痛い…痛い…まるで刀で刺しているような、激しい痛みだ。
苦しいよ…怖いよ…誰か助けて…
男「おら!おら!孕め!孕め!孕め!おら!」
そして私の中に、勢いよく射精した。
そして、また腰を振り始めた。
父「やっと都についたぞ…」
都は仕事で何度か来ている。
「囲め囲め」と言う商売女施設がある。
きっとソコにいるだろう。酷い目にあってないといいのだが…
殺してやる…一人残らず…屑供を八つ裂きにしてやる…
父と母が滑った
店員「ようこそ『囲め囲め』へ!初めてですか?」
俺は無言で太刀を抜き、その刃で、首の肉を切り裂いた。
一瞬白い肉が見えたと思ったら、赤い血が滝の様に吹き出た。
俺はそのまま全速力で、駆け抜けた。
奥へ進むと、大きな広間があり、天井からは、首吊り縄で、女達が吊るされている。
少女の叫び声や、泣き声が聞こえる。どこもかしこも真っ赤だ。
辺りは勃起した男が歩いている。俺は狂気に似た怒りを爆発させ、
悪鬼羅刹の如く、男達を切り殺した。そして進むと、とんでもない者を見てしまった。
ソコには、四肢が切断され、腹を裂かれ、目を抉られた妻の死体があった…
父「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!殺し…殺し…殺してやる!」
俺は男達を次々と切り殺した。そして、娘を見つける為に、辺りを
探した。そして、見つけた。
ソコには、中年の男に犯されている娘がいた。
父「おらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
俺は奴の腕を切り落とし、指を眼球に突き刺した。
ただでは殺さない… 指を削ぎ、性器を切り落とし、肛門に、
太刀を突き刺した。
父「結!すまなかった…」
俺は結い抱き締めた。
私「怖かったよ…痛かったよ…………あ…父さん後ろ!」
後ろの正面だあれ?
俺は後ろを向いた。
ソコには太刀を持った、数人の男がいた。
男達「うちの顧客に何しやがる!死ねぇぇ!」
父「あ………」
父は首を切断された。
首が私の腹に落ちた。
私「い、イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!」
男達「全く、この男のせいで赤字だよ…この娘、見せ物にしよう。ただじゃすませねぇ!指を剥ぎ、皮も剥ぎ、足を切断し、臓物を抉ってやるよ!はっはっはっ!」
耐えかねぬ火傷をおい、皮膚は爛れ、逃げられずそれを待つ。
全ては虚ろにて。男は血肉を啜り、肉を喰らい漁る。
首には逃れらねぬ紐をつなげられ、吊るされる。
そして、腸が飛び出し、糞尿が垂れ下がり舌が飛び出す。
毎日が無礼講。もう其処に入れば襖を閉められ、蛇がとぐろを巻く。
『かごめかごめ』 波風カフカ 作
「お願い!ここから出して!」 涙を流す少女達の狂乱の叫びが、当たりに虚しく響く。 男達は肉を抉り、種を撒き散らし、悦に入たる。辺りは獄卒衆が集まり、狂気の笑みを浮かべる。辺りはそれはそれは綺麗な首吊り縄が垂れ下がっている。全ては欲望の為に… 此処では金さえ払えば何でも出来る。夢の楽園。今日も女は吊るされる。
更新日 | |
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登録日 | 2017-05-20 |
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