・はじめに。
厳密にはMonacoinが専門。
3月からのんびり集め始めた仮想通貨が4月末からバブルになり、加速度的な上がり方をして、集めていたMonacoinが集め始めた時の6倍になり、集めてたMonacoinを軸にZaifにてBitcoinや、XEMといった別の仮想通貨のトレードにも参加し始める。
で、Bitcoinが仮想通貨に於ける基軸通貨で、Bitcoinの値段が他の値段にしばしば左右される上に、ビットコインのことがわかっているとMonacoinのことも先読みできることに気づいて、Bitcoinの情報収集もする。
その時に考えた抑えてほしいこと。
1、仮想通貨を国が認め、Bitcoinを使えるお店ができたことで、新しい国が電脳空間にできたのと同じ
まずは基本的な話から。
極論、持っていても誰も何も交換してくれない通貨は、通貨になりえない。
逆に通貨だとみんなが信用すれば、紙切れ一枚でモノやサービスと交換できる。
Bitcoinだって、他の仮想通貨だって、他の通貨やモノ、サービスと交換できなかったらただのモノ…いや、パソコンの上の数字でしかない。
ところが、世界中でビットコインは通貨だと認められてしまったし、国によってはそれでモノを売り買いできる。
大半の国では合法化されてる:各国におけるビットコインの法的な扱い - Wikipedia
ビットコイン後進国の日本だって、使えるところが増えてる。
ビックカメラやDMMでだってビットコインは使える:日本のビットコインが使えるお店(ビットコイン決済対応店舗) | Bitcoin日本語情報サイト
ただ、既存の通貨と大きく違うのは
・実物の通貨がない(パソコン上の数字)
・発行母体がない(強いて言うならPC)
・信用は国ではなく、技術による相互監視
というところ。
かいつまんでざっくりと書いているけど、細かいところまで説明するとすご~くわかりにくい。
そのため、電子マネー詐欺で話題になった「円天」としばしば一緒にされる。
みんなが信用してどんどん参加者が増えていけばみんながハッピーとか、実際円天みたいな要素がめっちゃあってうさんくさい。
— yäsü (@yasuFX) 2017年5月14日
バックにあるテクノロジーやら信用創造の根本的原理が理解できるかどうかが考え方の差になるけど、先のことなんかわかんないのに既に大金投下してるやつってマジキチだよね。
本当に仮想通貨を勉強したり、実際に運用している側に言わせるとすごく心外な話なのだが、…この人の言うことも一理ある。
仮想通貨詐欺と、実際の仮想通貨の大きな違い。
というのも、「仮想通貨詐欺」なるものが実際にあり、円天のように初期費用が極端にかかる不自然な通貨は実在する。
仮想通貨界隈で詐欺として有名なのは、このノアコイン。
詐欺だと指摘したフィリピン大使館によるノアコインに関する回答
通知 | Philippine Embassy – Tokyo, Japan
…ちなみに、ノアコインは1口12万円からで、2018年6月まで…つまり、1年間日本円に換金できないそうです。
ノアコインの料金・購入方法 - ジャパンノアコインストア(JNS)
なるほど、
・一口10万円以上の高単価
・換金できるようになるまで間隔が空いているところ
この辺が、円天詐欺とそっくりだ…。
殆どの通貨は、取引所で、変動相場の中で取引できる。
そればかりか、通貨によっては1円以下からだって買えるし、いつだって円に換金できる。
だからこそ、僕みたいな貧乏人でも始められ、既存の通貨よりも安く始められる。それが仮想通貨のいいところ。
だけど、勉強せず儲け話に食いつくと、仮想通貨のメリットが台無しになっているような詐欺話に引っかかってしまう…。
どっちかというと、「リスクの高い外貨であり、為替取引」。
アフリカとか東欧とか中東とかの価値の安定しないような通貨。
そういうものが新しくできたと思ったほうがいい。
そして、本来なら国しか発行や周知することが難しかった通貨が新しく認められたため、「新しい国ができたのと一緒」と言ってる。
それも、今日の時価総額で3.6兆。
これは企業の売上で言うとみずほグループよりでかくて、出光と同じぐらい。(時価総額だと、東京海上とか、三菱商事と同じぐらい)
国で言うと、バーレーンぐらい。カメルーンよりちょっとでかい。
しかも、これ「ビットコイン単体」だから…現状、ビットコイン以外の仮想通貨がビットコインの補助的な仮想通貨(アルトコイン)であると考えたら…どうだろうね…??
だいたい600億ドル…まぁ、1ドル110円で考えて、6.6兆円ぐらいだから企業の売上で東電以上三菱商事未満ぐらい、国家でミャンマーぐらいになるのか…(時価総額だとゆうちょ以上KDDI未満)。
ビットコインが仮想通貨全体の値段を釣り上げている
正直言って、現状では実際にお店で使えるような仮想通貨はビットコインぐらいなもんで、他はビットコインに比べたら使い道のない通貨だ。
ただ、ビットコインの構造的欠陥から、ビットコイン以外の通貨の値段も上がっている。それは、ざっくり言って2つ。
1、ビットコインを新たに掘り起こす「マイニング」が難しくなったこと
国家が発行する通貨ではないため、個人で通貨を掘り起こすことができるのが仮想通貨の特徴。
ブロックチェーンうんぬんの細かい説明は割愛するが、掘り起こせる通貨には制限がある。
これは、通貨の値崩れを避けるための措置だが、ビットコインの場合は特に供給量が少ないため、新しい通貨が取り合いが熾烈になってしまっている。
それが世界規模でパソコンを使って争うため、設備費や電気代がかかるようになってしまった。そこで、仮想通貨の先駆者達は
「ビットコインと交換してもらえる別の仮想通貨を掘った方が良くない?」
「できれば、ビットコインほど普及しなくてもいいから、自分たちのコミュニティでだけ使える仮想通貨を流行らせて使っていくほうが良くない?」
という話になってしまった。
そのため、世界中のオタクの…2ちゃんねるや4ちゃんねるには独自のキャラを使った通貨があったりする。(※さやコインのことは触れないであげてね)
ビットコインの値段が根拠なく上がっているようにみえるが、アレは「マイニングにかかるコスト」とある程度は連動してる。
逆に言うと、「マイニングする方が高い」なら、仮想通貨なんてよほどモノ好きなオタクしか掘らない。
初期段階で採算度外視で乗り込んでいった人はそうだったかもしれないけど、価値が認められて投機目的になってくると、ビットコインが雀の涙ほどに暴落したら、本当に掘るのを辞める人が出てくるだろう。
2、ビットコインよりも技術的に優れたコインが出てきたから
パイオニアゆえの宿命といいますか、なんというか…技術的にはビットコインが一番優れてるとは言い難い。
ビットコインが抱えた問題を解決したり、ビットコインにはなかった技術を取り入れたことで企業にもその技術が採用されてるような通貨が幾つか存在する。それが
「ビットコインと交換するならこの通貨が上がるのでは?」
「ビットコインとはまた別に普及していく通貨はこれで、それがあがるのでは?」
という通貨を選ぶ時の基準になっている。我らが国産仮想通貨「Monacoin」も技術的なことがきっかけで高騰して、今の仮想通貨バブルの一翼を担っている。
ただし、現状は通貨としての交換能力が圧倒的にビットコインが高い。
そのため、将来性やビットコインとの交換ありきで上がっている側面が強いため、交換価値が上がらなかった通貨は必ず暴落するだろう。
そこは、仮想通貨を扱う会社や先行者達のコミュニティがどこまでがんばれるかにかかってるが…さぁ、どうなるだろう。
本当は3つ目としてビットコインが高騰しすぎた結果、普通に物を買う時に「0.00X円支払いました」みたいな状況になってしまうことを挙げ、「こんな通貨世の中になじむわけねーだろーが」と言うのも入れたいけど、それは割愛しとく。
長くなったので、まとめ
1、仮想通貨は外貨です。トレードに参加するのは新興国の為替取引に参加するのと同じ。
2、仮想通貨自体が詐欺っぽいけど、仮想通貨自体は世界中で合法と認められてるよ。むしろ、円天と似通った手法の仮想通貨詐欺に気をつけよう!
2-1、別に大金出さなくても、仮想通貨は買えるし、大金を出すほどのことでもないから、大金を要求してくるようなところで取引をやっちゃダメ。
3、仮想通貨自体は数百数千あるけど、ちゃんと通貨としての交換機能が機能しているのはビットコインだけ。だから、ビットコインのバブルだけは実態がある程度はあるよ。(雰囲気で高騰している側面もあるから、暴落のリスクはあるよ)
4、とはいえ、ビットコインが不便でかつ入手困難だから、他の通貨をあつめてビットコインと交換しようとする人、内輪で仮想通貨を使ってる連中が大勢現れ、ビットコインバブルがビットコインよりも未熟な通貨でも高騰してるよ。
5、仮想通貨の値段の上がり下がりは激しいから、こまめに利確・情報収集して極力含み損を避けよう。数倍になったはずの通貨が元に戻った時に交換すると、それがあぶく銭でも遊び銭でも心臓に悪いです。←New
6、そのせいか、寝る前に利確してから寝たい人が多いらしく夜に仮想通貨が高くなって朝になってみると値段が落ちて、また午後に連れて上がっていくパターンが多いよ。あくまで傾向だから、自分の判断でやってね。
あ、そうそう。
もし、仮想通貨をやるんだったら、おすすめは2つ。
1つはZaif。
大手取引所の中で唯一Monacoinを扱っているから、入手簡単なMonacoinさえ手に入れれば、0円から仮想通貨運用に参加できるよ。
こじんまりやりたい人向け。
もう1つ、派手にお金儲けに乗っかりたい人におすすめなのは coincheck。
こっちは、12種類の主要な仮想通貨の取引が楽しめるサイト。
Zaifも種類はあるけど、BTC、XEM、Mona以外は「トークン」といって、ほとんど零細のマイナー仮想通貨しか扱ってない。
それと、coincheckで、電気代をビットコイン支払いに切り替えることもできるよ。
ビットコイン支払いにすることで電気代を安くすることができたり、値引き分をビットコインで受け取れたりできるので、「とにかくビットコインなんだ!!」という人はこのサイトの方がいいかも。
…bitflyer?知らない子ですね。