都内で「(家賃)4万円台で風呂トイレ別、かつウォシュレット付きで築10年以内」という好条件物件に入居できた人が、夜な夜な起こる怪奇現象(?)を撮影。Twitterで報告しています。
恐ろしい体験をTwitterでつづっているのは、「師匠シリーズ」というオカルト短編小説の作者で、東京都の23区外に住むウニ(@aaaikknoruy)さん。
当初は「4月も中旬になってこんないい物件が残っているとは!」喜んでいましたが、インターフォンのログに警察官の姿が残されていた他、お隣の部屋から夜な夜なお経のような声が聞こえてくるなどの怪現象(?)が発生しているとのこと。
編集部がウニさんを取材したところ、現在の部屋に引っ越したのは今から1カ月ほど前の4月下旬。入居当日から重低音の妙な音が隣の部屋から聞こえるようになったのだといいます。聞こえてくる音については「いつも同じパターンで同じ長さ」で、人の声だとすればお経に近いという印象だとウニさん。人の声でないとすれば何なのかについても考えてみたとのことですが、隣室からはお経のような声以外には何も聞こえないとのことでした。それってお隣には誰も住んでないんじゃ……。
またこれらの体験から、事故物件検索サイト「大島てる」を調べたところ、数年前に隣室で腐乱死体が発見されていたという情報を発見したとのこと。編集部でもウニさんからの情報を基に「大島てる」内を検索したところ、同様の情報を発見することができました。
その後、ウニさんは例のお経のような音を録音したものをYouTubeで公開。「お経に聞こえるけど換気扇か何かのモーター音にも聞こえるような」「南無阿弥陀仏って聞こえます!」「男の人の声で本当にうっすらですけど聞こえますね」などの意見が寄せられています。なお、不動産屋さんに相談などは行っていないとのことですが、「なんかちょっとでも出たら引っ越す」とのことでした。
また、事故物件に詳しい不動産業者にも聞いてみたところ、「事故と一言にいってもいろいろな種類がある」とのこと。業者によると、いわゆる「事故物件・訳あり物件」とは「心理的瑕疵のある物件」のことを指すといい、一般的によく知られる事故死や孤独死、自殺、殺人、火事など以外にも、「近隣に反社会的勢力の事務所がある」という場合も「心理的瑕疵のある物件」に該当する可能性があるのだそうです。
なお取材した業者は不動産売買がメインであり、トラブル防止のためにも「『心理的瑕疵のある物件』が近隣にある場合は必ず告知している」そうですが、ウニさんのケースは入居した物件そのものが事故物件に該当しているわけではないので、法律などで告知が義務付けられているものではないとのこと。隣家での事故については、事故の内容や大家さん、不動産業者によって告知するか否かの判断が分かれるようです。
(Kikka)
画像提供:ウニ(@aaaikknoruy)さん
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