禁煙。
それは私の高き壁。しかし、いつかは越えなければならない壁、そしてなかなか越えられないでもあります。
禁煙に挑戦すること何十回、いずれも途中で挫折しています。1ヶ月以上続いたのはわずかに2回。最高は8ヶ月。
タバコを吸うなんて、百害あって一利なしなんてことは、頭ではわかっているのです。人にあれこれ言われなくても、重々承知なのです。
しかし出来ないのです。
それでも、
「今回こそ禁煙するぞ!」
と毎回決意するのですが、どうしてもダメ。
禁煙しようと思う理由
もうタバコなんてうんざりや!と思う理由は、いくつかあります。
1.タバコ代が莫大
1年間のタバコ代だけでも、
¥440/day x 365日=¥160,600
単純計算ですが、これだけでもかなりの額です。
最近はタバコ代がどんどん値上がりしています。これはお上が、
「そろそろタバコ止めや~」
と圧力を加えているのだと解釈しています。
さらに、コーヒー代が入ります。
不思議なのですが、私は喫煙する時は必ずコーヒーも一緒に飲まないとダメなんです。
お茶(紅茶含む)や水はダメ。コーヒーでなければならないのです。
なので、タバコ一本吸いたいだけでも、喫茶店に入ってコーヒーを飲む。ドトールやサンマルクなどのチェーン店だと¥220~¥250で済むのですが、それ以外だと¥400は取られます。
また、喫茶店でタバコをプカプカ吹かしながら読書するというのも、私の至福の時だったりします。なので喫茶店は必須アイテムと言っていいでしょう。
よって、ざっくり計算ではあるものの、「タバコ関連費」も入れた年間総コストは、20万くらいと言っていいでしょう。
馬鹿馬鹿しい。20万あったら海外旅行全然行けるやん。美味しいメシいくらでも食えるやん。服もいっぱい買えるやん。年季が入った中古車一台買えるやん。
わかってるんです。頭ではわかってるんです。
しかし、出来ない。
2.体調面
最近、食欲は旺盛ながら胃の調子が芳しくないのですが、原因はわかっています。
喫煙です。まあ間違いない。
タバコにコーヒーが不可避のコンビになっていることは前述しましたが、これって実は、胃には最悪のコンビだそうです。
事実、今胃の調子は
1.優
2.良
3.可
4.不可
で言えば間違いなく「不可」です。
胃に悪いのはわかっています。肺以上に胃が悲鳴を挙げているのは、自覚しています。
わかってるんです。頭ではわかってるんです。
それでもやめられない。
わかっているけどやめられない。やめられない止まらない。
これがタバコの恐ろしいところなのです。
「やめられない止まらない」は、かっぱえびせんで十分です。
意思の問題?
よく言いますよね。
「禁煙は意思の問題だ!」
「止める!という意思があれば禁煙なんて簡単だ!」
実家に帰るたびに、親に言われます。あんた、意思が弱いんじゃないの?と。
そりゃ意思だけで止めれるなら、とっくに、10年以上前に止めてるっちゅーねん(笑
これは「気合と根性」を「意思」と言い換えただけの精神論。私、精神論は大嫌いです。精神論満開で国を滅ぼした歴史の事実が、ほらすぐそこにあるのだから。
非喫煙者にこの言葉を言われると、マジでちゃぶ台をひっくり返したくなります。お前は禁煙の苦しみがわからんのだろうと(そりゃわからない)。
まあ、禁煙を達成できた人に言われたらぐうの音も出ないけど(笑
喫煙者のタイプ
喫煙者には、大きく分けて二つのタイプがあると言います。
1.身体的依存
身体がニコチンを欲している、いわゆる「ニコチン中毒」です。
2.心理的依存
長年タバコと共に過ごしていたため、日常生活の一部として「習慣」になってしまっている人のことです。
「なんとなく口が寂しい」と感じたりする人もこのタイプです。
禁煙する場合、この「どちらか」であれば、禁煙は比較的簡単と言います。
「身体的依存」の場合は、巷でよく聞く「ニコレット」や「ニコチンパッチ」であっけなく達成できる人が多い。
「心理的依存」の場合は、時間はかかるが「新しい習慣を上書き保存」すれば、禁断症状が軽いので達成しやすい。
しかし、厄介なのは1と2,両方の場合。
私が実はこれなのです。
ニコレットなどを使っても、「心理的依存」が邪魔をし、別の習慣を上書き保存しようとしても、「身体的依存」によるニコチン欠乏がひどい禁断症状を生み出す。
もうやだ、自分。
最近、禁煙できない人に関する論文を読んだことがあるのですが、それにこんなことが書いていました。
「心理的依存が強い人は、幼少期の母親による乳離れが早すぎてそれがトラウマになり、代償行為として喫煙に走ることが多く、いったん禁煙すると離れられない」
うんぬん。
これ、心当たりがあるのです。
はるか昔のことですが、
で書いた元カノのA子、上の記事では完全に道化になってもらいましたが、実は大学で発達心理学(こどもの心理学)を専攻していました。実は相当賢かったのです。少なくても高卒のアホーな私とは大違い。
心理学専攻の学生が、なにゆえ中国に留学?という謎多き少女だったのですが、その理由は個人情報保護法により省略。
あまりのヘビースモーカーぶりに、当時から喫煙大国中国の人民にも、「(蒸気)機関車」を意味する
「火車頭」
というあだ名で呼ばれていた私に、彼女がいわく。
「のぶちゃん、赤ちゃんの頃に乳離れ遅かったでしょ?一度お母さんに聞いてみて」
口に性的エネルギーが溜まっている状態、と言っていたのですが、帰国後母親に聞いてみました。
母親いわく、おっぱいはなんとか離したものの、哺乳瓶やおしゃぶりのおもちゃは断固として離さなかったようです。
母親が見かねて私の目の前で、ゴミ収集車に向かって捨てたところ、号泣しながら収集車を追いかけたんだとか。
それからもおしゃぶりや爪を噛む癖が止まらず、けっこう手を焼いたとかなんとか。
もちろん、当の本人全く記憶にございませんが、彼女が言っていたのは実は当たりだったのです。
なるほど、俺が禁煙できないのはこのせいか!?
元カノにいわせると、そこで性的処理が完全にできなかったから、それが欲求不満となって残り、たまたま喫煙したばかりにそのトラウマスイッチが入ったのではないか、と。キスするのが好きなのも、たぶんそのせいだよ(笑)と。
「口が寂しい」というタイプの人は、もしかして赤ちゃん~2歳までの「トラウマ」が原因かもしれません。お母さんに聞いてみる価値ありです。
その後母親に問い詰めると、人のせいにするな!と冷たくあしらわれました(笑
それでも私は禁煙する!
禁煙できない理由をいろいろ書いてはみたのですが、実は今日から禁煙しています。
実質昨日(金曜)の夜からなのですが、禁煙17時間目に禁断症状に負けてコンビニでタバコを買ってしまいました。
禁断症状とはどんなものかというと、いちばん強烈なのは、頭の中がタバコしか考えられなくなることです。読書していても歩いていても、マクドナルドでハンバーガーを食べていても、全部タバコとリンクさせようとして、タバコを吸わせようとするのです。
この記事も禁断症状の一つかもしれません。しかし、この時点で2500字突破の文章量書けるのだから、禁断症状はホントおそるべし。
今日はブログネタ資料収集のために神戸市に行っていたのですが、タバコを売っているコンビニを見るのが非常に怖い。看板を見たらスーッと吸い込まれそうで。
しかしこのご時世、都会でコンビニを避けて通れというのは不可能。
なんでこんな時に神戸なんかに来たんやろ?アホちゃうか?と自分でも思います。
で、結局、コンビニの誘惑に負け、タバコを買って吸ってしまいました・・・。
待ちに待ってた一服。さて火を付けて吸ってみると。
マズっ!!!
なんだこれは!というくらい不味いのです。
半日吸ってないと、これだけ不味くなるものかと。
というか、俺はこんなマズいものを、20年間も口にしとったんかい。
その方がショックでした。
おまけに、頭はクラクラするは、胃はムカムカするは、何らメリットなし。
一本だけ吸ってしまったものの、これで私の心は決まりました。
禁煙すべし!
今も禁断症状と戦う
こうやってブログを書いている最中も、どこからか声なき声が聞こえます。
この記事書いたら、一服しようや
あかんあかん、もう吸わへんぞ!まだ禁煙してン時間の身やけど、体の調子はかなり良くなってる。これで誘惑に負けてなるものか!
今回は絶対に禁煙する!禁煙して浮いた金で、夏休みは海外旅行するんや!
体調も元に戻すんや!
本日の記事は文体が少々荒れていますが、禁断症状なので気にしないで下さい(笑
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