この記事を開いてくれたあなたは、もしかしたら今、このように感じていませんか。
『自分には文章力が無い、表現力も無い。だから自分のブログは読まれないんだ』
もし、あなたのブログが読まれない理由を「文章力」のせいにしているならば、それは100%間違っています。現に僕は、小・中学校時代、大の作文嫌いで、ましてや大学のレポートに至っては、いかにコピペに奔走するかしか考えていませんでした。にも関わらず、このブログではわずか20数記事の更新で、たくさんの方に見ていただけています。
なぜ、大の文章嫌いの私がブログでこんなに成果をあげることができたのか。それは、これから説明するたった3つのコツを意識し続けたからです。また、これから説明する3つのコツはいたってシンプルで、冗談抜きで誰でも実践できて、かつ、すぐに結果が出るものになっています。
3つのコツを知って、実践することができれば、1〜2ヶ月で大きな結果に結びつくことはお約束できます。それくらい自信のある内容ですので、ぜひ読み進めてみてください。きっと、あなたのお役に立てることでしょう。
- 文章が上手でなくても、上手な人に勝てる
- 文章を書く上での3つの気遣い
- 1.読者にとって余計なものは入れない
- 2.具体的に説明する
- 3.文章上の対話空間を創ろう。あなたと私の。
- 「文章力」でつまずく前に「3つの読まれるための心構え」を
文章が上手でなくても、上手な人に勝てる
最近僕は無料ブログ相談という企画を開始し、30名近くのブロガーさんとお話をさせてもらったのですが、よく以下のような「お悩みの声」を聞きます。
- 「プロブロガーさんのように上手に文章が書けるようになりたい」
- 「読まれるためにはやっぱり文章力でしょうか?」
- 「文才文才。やっぱり有名な人は文章がうまい、私は一体どうすれば...。」
確かに、多少なりともその人の感性によって表面的に現れる文章によって、結果が出てしまうように感じる部分もあります。しかし、文才で結果が出せる人は一握りの人物であって、凡人にとっては、文才を身につけるノウハウを知ったところで再現性がありません。
さらに付け加えて言いたいのが、文才があるからといって、ブログという媒体で結果が出るとは限らないということ。WEBメディアという媒体で、結果を出す上で文章力より大事なものがあるということ。です。なので、実はあなたが文章力をいくら身につけても、web上では、大きな結果には繋がりません。webで勝負するにあたっては、文章力をつけることより近道の方法が存在しています。
文学部出身のような文章を書けなくても大丈夫
ちなみに僕は、自分の文章スキルが文豪の方に比べて圧倒的に低いことは認識していたので、他の戦い方を試行錯誤していました。言い換えると、僕はひたすら「読まれるための、違う戦い方はないか?」という問いに対して、ひたすら追求していました。
その結果、驚くべきことに「文章を書く上での少しの気遣い」が一番結果に繋がる最短の近道であることに気づきました。答えはシンプルだったのです。
文章を書く上での3つの気遣い
これから説明する「3つの読み手への心遣い」が含まれている文章こそが、読まれる文章です。これは僕が今まで数十万文字も書き続けた上で出た結論であり、このブログ(オモロク)で検証してきたので、再現性は十分にあります。
さて、肝心の「文章を書く上での気遣い」とは何かを説明していきます。「心遣い」とは大きく分けて3つあります。
- ”読者にとって”余計なものは入れない
- 具体的に説明する
- "私"と"あなた"を文中に入れる
たったこれだけです。これだけを常にフォーカスして文章を書くようにすることで、僕の文章は以前より格段に読まれるようになりました。簡単なように見えますが、意外とこの3つの心遣いが出来ている人は多くはありません。
この3つを表面的にでも抑えることで、ブログにおける情報発信の「本質」をつかむことができ、あなたの書く記事がたくさんの人に見られるようになります。では、早速ですが、1つ目から紹介していきましょう。
1.読者にとって余計なものは入れない
あなたがもし、自分の書きたいように文章を書いているなら、一度見直す必要があります。なぜなら、あなたが書きたいように文章を書けば書くほど、読者にとって不必要なセンテンスや文字が入りこんでしまうからです。つまりあなたが自分の味を出せば出すほど、残念なことにユーザーは興味を示さなくなるというわけです。わかりやすい具体例で示すと、以下のようなものになります。
- !マークや?マークの多用
- 顔文字の多用
- 読者の求めていない文
”自分の中で良い”と思っている範囲内で書きたいように書くと、相手にとっての価値が減点されていきます。上記の2つに関しては、意識するだけですぐに改善できますので、今一度あなたの記事を客観的に判断してみましょう。「!や?マークの多用」や「顔文字の頻発」を発見次第、読者にとって必要なさそうな部分はバッサリと削ることをオススメします。
あなたの記事において、読者の求めている情報は何かを定義する
もう1つ、あなたの記事をシンプルにする上で大事な点があります。それは読者にとって余計なものを入れないために「前提として、読者にとって必要な情報は何か」を考えることです。はじめに読者の求めている情報を定義しないと、話が脱線してしまいがちです。
例えば、この記事は文章力がない人に向けて、どうすれば「文章力意外の工夫」で結果を出せるのかをお伝えしています。しかし、ターゲット明確ではなかった場合、記事としての一貫性がなくなってしまい、話が右往左往してしまうことでしょう。この記事の場合だと、文章嫌いエピソードを端的に示さず、長々と語ることなどです。
自分が語りたいことを語りすぎると、相手にとっての価値がなくなる
ユーザーが求めている情報が明確な場合、長々と体験談を語ったりするのはよくありません。なぜなら、以下のような書き手意外、新しい価値は発生しづらいからです。
- 有名人
- 衝撃的な生き方をしてきた人
- 熱狂的なファン・読者
基本的に、”web上の見知らぬユーザー”にとって「書き手の生き様」など、どうでもよいのです。現実は、ユーザーが得たい情報を満たしてくれる記事こそが、読者が求めている記事です。すなわち「ニーズ」であり、それが「読まれる」につながるのです。
この理屈を前提にすれば、伝えるべき情報だけ伝えるようになるので、自然とシンプル文章になります。シンプルになれば、さらに読まれやすくなります。不必要な部分はできるだけ端的に書くように心がけましょう。
2.具体的に説明する
1の「読者にとって余計なものを入れない」という法則に少し矛盾してしまうように感じるかと思いますが、具体的な描写や、具体例を示すことは「読まれるため」の必須条件になってきます。
1では「シンプルにまとめることが重要」だとお伝えしてきましたが、「読者にとって必要な情報」に関しては、具体的に伝えることは欠かせません。なぜなら具体的に説明しないと「その記事を見る必要がなくなる」からです。1とのバランスが大事です。読者にとって必要な情報ではあるものの、薄っぺらい誰でもかける内容の記事だと意味がありません。
読み手の想像を助ける「具体の有効性」
例えば、この記事では以下のような具体性を持って、とっかかりで読者を惹きつけています。
「文章嫌い人」がたった「3つの意識」で「数万PV」を「叩き出した」
ところどころ具体的な数値や書き手の属性を示しています。こうした具体性があるからこそ、説得力があり、相手を惹きつけるのです。これがもし「成果を上げてきたアクセスアップ方法」などといった抽象的な伝え方をしてしまうと、その記事をわざわざ見る必要性がなくなってしまいます。読者にとって必要な情報に関しては、具体性を持たせることが、読み手の想像を助け、読み進めてもらうための秘訣になります。
読者に、あなたの伝えたいことを強くイメージしてもらえるように”具体性”を心がけましょう。
3.文章上の対話空間を創ろう。あなたと私の。
演説でも、会話でもなく、相手との”対話”になっているか。
3つ目は、一番簡単なのに一番結果が出る方法についてお伝えしていきます。キーワードは「対話」です。
多数の方に発信する意識で文章を書くのではなく、1対1で対話しているかのような意識で文章を書きましょう。これが、読まれるための唯一無二の手法であり、結果に繋がりやすい手法です。
僕が他の方のブログを見ていると、よく「みなさん」といった呼びかけをよくみます。正直に言います。多くの人が書くweb文書が読まれない原因は、この「みなさん意識」が大きな原因になっています。「みなさん意識」とは、不特定多数に向けて発信しようとしている意識です。これだと読者を強く刺すことはできません。
「みなさん意識」は損している
例えば、学校の授業、セミナーや講演会、大学の授業を思い出して欲しいのですが、あなたは講師の話を一言一句、真剣に聞いていたことはあったでしょうか。おそらく、登壇者にとてつもなく興味がある場合でない限り、熱心に話を聞くことはなかったはずです。
つまり、ことブログにおいて、あえて1対多数の形式で受け手に情報を伝えると、刺さりにくくなってしまいます。「みなさん」という言葉を使用する”だけ”で大きな機会損失を招いていることに気づきましょう。以下パレートの法則を提示し、補足します。
パレートの法則に、逆らおう
あなたはパレートの法則を知っていますか?
パレートの法則とは、
全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという理論。
簡単にいうと、例えばあなたが大勢の前で話をしたとして、全体の100%の内20%は真剣に話を聞いてくれますが、後の80%は適当に受け流されるといった原則になります。
文章も同じです。1対多数の意識で文章を書く場合、2割の人しか真剣に読んでくれません。いくら熱心に伝えようとしても、大方20%の人だけしか刺せません。
だからこそ、文章は1対1の「対話」を心がける必要があるのです。
”私”と”あなた”を前面に押し出せば「対話」になる
整理しましょう。文章力などを抜きにして、あなたの文章が読まれないのは大きく2つ理由があります。
- 書き手の得体がしれない。あなたでなくても良い文章だから。
- 「みなさん意識」によって読者がふるい落とされているから(パレートの法則)
繰り返しになりますが「文章というのは対話である必要がある」と僕は考えています。対話とは、相手と自分が存在してこそ成り立つものです。しかしながら、多くのブロガーは自分を出さず、相手も曖昧にしてしまっています。以下の図を見ていただければ、イメージできます。
逆に言うと「あなただからこそ書ける文章」かつ「パレートの法則を無視」すれば、簡単に読まれるようになるのです。では、どのようにすればこの2つの条件を満たす文章が書けるようになるのでしょうか。答えはシンプルです。
「私は〜」と「あなた」を文中に入れるだけです。
書き手を明確に、そして、たった1人の相手を強く意識する。たったこれだけで、大きく結果は異なります。イメージとしては以下のようになります。
「みなさんへ意識」では、80%の人を逃していたところ、「対話意識」では100%、ターゲットに対して、あなたの伝えたいことを伝えきることができます。
web上で文章を書く場合、ついつい多数に向けて書いてしまいますが、実は1対1の「対話」を文章でいかに心がけれるかが大事だったのです。「自分」と「あなた」を明確にすれば、刺さる文章、読まれる文章に必然的に変わることでしょう。
「文章力」でつまずく前に「3つの読まれるための心構え」を
以上で、3つの心構えは全部伝えきりました。なんとなく、文章力がなくても、ここまで僕が成果をあげることができた理由をご理解頂けたかと思います。結局、大切なのは「相手に伝わるか」です。「相手に伝える」ことが目的なら、「相手を意識することが先決」です。
ましてや以下のような「知識」はテクニックであり、オマケにすぎません。
- 日本語の文法
- 表現
- 語彙の数
- その他ライティングの知識
加えて、これらを改めて習得しようとすると、時間もかかります。こうした「文章力を向上させる上での知識」は二の次にして「相手に伝える」ために、まずは今まで説明してきた、たった3つだけを、心がければいいのです。
おさらいしましょう。
- 「読者にとって」余計なものは入れない
- 具体的に説明する
- 「私」と「あなた」を文中に入れる
本当に、たったこれだけです。あなたがこの3つを強く意識できるようになれば、きっと今より大きな成果をあげることができるでしょう。
あなただけの「対話」空間を、あなたの手で創りましょう。
最後まで読んでくれたあなたは、
もう、十分に実感していただけたことでしょう。
対話空間を創れば、結果はダントツに違います。
現にあなたが、ここまで読んでくれたわけですから。