イラン大統領選は20日、開票が行われ、対外融和路線を掲げる保守穏健派で現職のロハニ大統領(68)の当選が確実になった。国営メディアが報じた。反米を基調とする保守強硬派のライシ前検事総長(56)との事実上の一騎打ちだったが、イランが核兵器開発を制限し、国際社会は制裁を解除する核合意を堅持し、外資を呼び込んで経済発展を目指すロハニ師の基本政策が信任された形だ。
今回の大統領選には4人が立候補。イラン内務省の同日午前11時(日本時間午後3時半)の発表によると、ロハニ師は約2280万票で、ライシ師の約1545万票を大きく引き離している。イランメディアによると、ロハニ師の得票率は約57%で、有効投票の過半数となることからロハニ師の当選が確実となった。
再選を目指すロハニ師は、2015年7月にイランが欧米などと結んだ核合意に基づく制裁解除と、インフレ率低下などの経済成長を実績として強調し、当初は優勢とみられていた。
ところが、保守強硬派のもう1…
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朝日新聞国際報道部