こんにちは、三日坊主のHikaruです!
継続は力なり、とは言いますがわかってはいても、なかなかできないですよね。
勉強、ダイエット、ランニング……
同じ目標持った仲間がいれば、一緒に頑張れると思うのですが、
周りに都合よく同じ目標を持った人が何人もいるわけではないですよね。
三日坊主を脱したい。
続けることで、新しい自分になりたい。
今回はそんな方にオススメの、あるアプリをご紹介します!
・三日坊主防止アプリ「みんチャレ」とは
・ユーザー駆動開発で生まれる本当の価値
・大企業の10年と、スタートアップの10年
・余談~学生はインターンをしてみよう
・おわりに
(読了4分)
GooglePlayベストアプリ2016を受賞した三日坊主防止アプリ「みんチャレ」
「みんチャレ」は、新しい習慣を身につけたい人が5人でチームを組み、チャットで励まし合いながらチャレンジする、三日坊主防止アプリだ。
ユーザーの望む行いの習慣化を支援し、できなかったことをできるようにし、最終的にはユーザーの人生にプラスを価値をもたらすことを目的としているサービスである。
2016年にGoogle Play ベストアプリを受賞するに至った「みんチャレ」の魅力について探るため、サービスを提供するA10 Lab Inc.のCEO長坂 剛氏とCTOの山口 信行氏にお話を伺った。
CEO 長坂 剛(Nagasaka Go)
1982年静岡県生まれ。2006年東京工科大学メディア学部卒業後ソニー(株)に入社。B2Bの営業やプレイステーションネットワークのサービス立ち上げに従事。ソニーの新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program」から独立し、A10 Lab Inc.を創業。
CTO 山口 信行(Yamaguchi Nobuyuki)
1975年大阪府生まれ。2001年早稲田大学大学院理工学研究科機械工学専攻修了後、ソニー(株)に入社。研究所にて画像信号処理アルゴリズムの研究、事業部門にてHandycam、Cyber-shot 、αの組み込みソフトウェア開発に従事。
-「みんチャレ」のアイデア、発想に至った経緯について聞かせてください。
長坂 もともと、人を幸せにしたいという思いがありました。実は「みんチャレ」をつくる前に、ゲーミフィケーションを使って、人を幸せにするアプリを別でつくっていたのですが、なかなかそれはつくることが難しいという結論に至りました。そこで、「じゃあどうやったら人を幸せにできるのか?」を調べて、ピボットしていきました。
人を幸せにしたいということで調べていくと、人は自分から積極的に行動を起こすと幸せになれるということが、近年のビッグデータ解析でわかってきました。
ではまず、どのように人を行動させるのか。そして次に、第一歩を踏み出して行動した後に起こる「続かない」という課題をどのように解決するか、また、更にどんどん行動させるためにはどのようにすればいいのか。
そういったことを考え、開発したサービスが「みんチャレ」になります。
「自分から積極的に行動を起こしたか」が幸せに与える影響は40%
※Pursuing Happiness: The Architecture of Sustainable Change , p.116
「みんチャレ」は、下記のフローで習慣化を目指すサービスになっている。
①取り組む習慣を選び、5人1組のチームを組む。
②グループチャットに、チャレンジ達成の証拠写真を送り、お互いに確認したり、応援しあう。
③メンバーに確認され、それが承認されれば、コインを入手でき、ゲーム感覚で楽しみながら習慣化を目指す。
「みんチャレ」では、ダイエットや、トレーニングだけでなく、英語学習、読書など40種類以上のチャレンジから、自分に合ったチャレンジを選ぶことができる。
また、外部サービスと連携した公式チャレンジも存在する。公式チャレンジは、外部サービスのユーザーと「みんチャレ」のユーザーを繋ぎ、習慣化、継続利用を促すものになっている。
-「みんチャレ」を用いた習慣化のコツはありますか?
長坂 「みんチャレ」を活用した習慣化成功率は総じて高いのですが、その中でもチャットを使ってコミュニケーションを多く取っているチームに所属しているユーザーが、特に習慣化成功率が高い傾向にあります。ですので、是非いろいろなチームに入って、交流を図ってみてください。
あとは、最初から目標設定を高くしすぎないことがポイントですね。たとえば、朝30分早く起きて勉強する習慣をつけたい時、最初から30分早起きするチャレンジで無理をせずに、5分早起きして、朝水を1杯飲むことから始めて、慣れてきたら徐々に10分、15分と延ばしていくやり方が良いと思いますよ。
-実際にお二人がみんチャレで習慣化を図っていることについて教えてください。
長坂 私は、「白湯を飲む」というチームに参加しています。起きたら白湯を飲むというのを朝一番の習慣にしています。
朝に白湯を飲むことで、寝ている間に失った水分を補給し、温かいもの飲んで基礎体温を上げ、抵抗力を強くしています。
それ以外にも、勉強したり、摂取する炭水化物を少なくしたりなど、9個くらいのチームで習慣化を図っています。
山口 私は、「写真を撮る」というチームに入っています。朝通勤するときに、歩いてて下を向いていると、気分が落ち込んできますよね。
でも、一回空を見上げると、気持ちがスッキリして、気分が晴れるんです。
このチャレンジを続けることで、毎日朝からアクティブに活動できるという狙いがあって、取り組んでいます。
長坂 そのチームでは、皆さんで空の写真を送り合っているんですよね!
山口 そうです。厳密には空の写真ですね。
面白いところは、チームに所属しているメンバーは様々な地域にいるので、同じ日の同じ時間の空なのに天気が違うんです。大阪にいるメンバーの空写真だと天気がくだって来ているときに、こちらが晴れていて、そろそろ雨振るのかなってわかってきたりとか(笑)。
-アプリのレビューを拝見したのですが、1件1件丁寧にお答えしている印象を受けました。レビューへの対応について、どのような考えで取り組んでいるのでしょうか?
長坂 まさにユーザー駆動開発です。自分たちでどんどん仮定をたてて、検証しつつ開発するんですが、その仮定をたてるための材料が、ユーザーからの声です。
“こういう機能が欲しい” とか、”ここでつまづいた” とか、そういう意見を全部拾います。拾ったからには、ユーザーからの意見全てに目を通して返信するようにしています。
-「みんチャレ」でもっともやりがいを感じる瞬間とは何でしょうか?
長坂 ユーザーが「みんチャレ」を使っていて、”気付いたら3カ月経っていて、6.5kg痩せました” などの成功体験を報告してくれることがうれしいです。自分たちがつくり出した価値がちゃんとユーザーに伝わって、成果が出たなということで、やりがいを感じます。
レビューで元気をもらいながら、開発を進めています。
山口 レビューにも書いていただいてますし、他にもカスタマーサポートとして窓口を設けていて、そこからもユーザーがダイレクトに意見を届けてくれるんですよ。
そういうものを見ると、やってよかったなって本当に思います。
少し疲れていても、応援のメッセージくれたり、”人生変わりました” ってコメントがきたり、そういう瞬間に今までやってきてよかったと思えますし、もっと頑張ろうという気持ちになりますね。力の源です。
AppStore、GooglePlayStore共に評価が4.7以上 (実際のレビューはこちら)
-ソニーの新規事業創出プログラムからA10 Labが創業され、お二人とも現在スタートアップに参画されています。私は、大企業への就職か、スタートアップ・ベンチャーへの就職か、とても迷いました。大企業とスタートアップ・ベンチャーそれぞれの特徴を知るお二人から見て、スタートアップの魅力とはなんでしょうか?
長坂 私が考える人の成長とは、意思決定の回数だと思うんです。スタートアップはやることが多くて、ほぼ権限委譲されているので、自分たちで考えて取捨選択するというのが、毎日のように繰り返されていますが、大企業の場合はある程度道が決められていて、自分で決定するということを若いうちから経験する機会が少ないです。そういった回数の差が、5年・10年経つと、歴然と現れてくるというのを感じています。
山口 スタートアップのメリットは、大きな成長が望めることですね。確かに、組織の規模が小さいので、なんでもやらなければならないというデメリットはあります。ただ、そうなるとたくさんの経験が積めます。本を読んで概念を理解するより、実体験から得られるものの方が多いと思います。
スタートアップですと、きっと多く業務を担当することになり、自分が今まで携わったことのないような仕事内容も加わってくると思います。大変ではありますが、それを乗り越える瞬間が最も成長できます。
長坂 大企業にはもちろんリソースはありますが、実際に自分が意思決定権を持ち使っているケースは少なく、若手のうちにはなかなか任されない場合も多いと思います。実績を詰み、役職についたりすると、組織の力を意のままに使えるように段々となりますが、それは当分先の話というケースが多いです。
山口 自分が大きいことをするには、大手企業だと下手したら10年くらいかかるかもしれないです。その時間で、スタートアップにて自分が成功しているとしたら、同じ10年、もしくはさらに早く、大きなリソースを扱える立場になっている可能性があるのは確かです。
-多くの学生が大手志向という現状をどうお考えですか? ※参考:2017年卒の就活生、5割が大手志向 – 前年より増加
長坂 大手も決して、「安定しているから大手に入りたい」という学生を採用したいとは思っていないと思うんですよね。
規模が大きいから安心感はありますが、民間企業はいつでも潰れる可能性はあります。昔は終身雇用とかありましたけど、今は、普通にリストラもされる時代ですので、会社に尽くしたからと言って報われるかは、その時のその人の業績次第というところがあります。
安定した職場というものは今後はないのかもしれませんね。
山口 むしろ、「安定」がリスクになるケースもあります。私は、常に変化することが重要だと思っています。なぜなら、変化がないというのは成長がない状態と同じだからです。そして、成長がないと淘汰される。大企業であってもスタートアップであっても、常に変化のある環境に身を置くことが大切ではないでしょうか。
-スタートアップ・ベンチャーに興味のある学生の背中を押すとして、どのような言葉であったり、考え方を伝えますか?
長坂 スタートアップの方が「成長」という意味で、自分の糧になると思います。スタートアップでやった方が、自分ができるようになる幅が広い。
人生は、その幅をどれだけ広げられるかにかかっていると考えていますし、それを広げられるのがスタートアップ・ベンチャーだと思います。
山口 大企業での開発は、実際にユーザーにどう届いて、どういう反応が得られているか、それを知るまでがとても遠い。カスタマーサポートの専門部署があったりして、そこにお問い合わせが来て、レポートが上がってきますが、ダイレクトではないですし、タイムラグもあります。
一方、スタートアップでは、直接ユーザーとコミュニケーションをとれて、かつそれを自分の裁量で、すぐに反応を返す事ができる。これ程面白いことは無いんじゃないかなと思います。
スタートアップに入って多様な経験をすることによって、5年先、10年先、自分の可能性を磨き、その後の選択肢も広がっていく。一度スタートアップを経験したあとは、また新しい別のスタートアップに参画するもいいですし、大企業に入るのもいいと思います。
新卒でスタートアップに参画する。チャレンジではありますが、やる価値はあると思います。仮に失敗したとしても、若いうちはいくらでもやり直しがききますからね。
-長坂さんは学生時代にインターンの経験はありますか?
長坂 私も大学に入ってすぐ、オンラインゲームにハマって勉強しない人になっていました(笑)。その頃、仲の良い先輩たちが軒並み、IT関係のいわゆるブラック企業と呼ばれるところに就職していったんです。そこで、「ヤバイ、自分にもその道が見えてきた」と感じました(笑)。
大学1年生の時、テレビ制作のインターンをすることになったのですが、そこで一気に目覚めたんです。その時、テレビ制作のことを必死に勉強して、就活の時期には、受けた大手企業のほぼ全てから内定をもらうまでに成長していました。それくらいインターンは、かなり目覚ましい成長を遂げられますよ。
-長期と短期のインターンではどちらがオススメですか?
長坂・山口 長期の方が絶対に成長しますよ!
長坂 短期のインターンも、「業界を知る」という面ではおすすめです。私も、就職先を迷っていた時に、実際にインターンへ行って、その業界と企業の中をしっかり見て判断しました。自分に合うかどうか、見極めるのにはうってつけです。
ちなみに、A10 Labでもインターンを募集しています! まずは名刺交換か食事でもどうでしょうか?
A10 LabのWantedlyページでは、iOS / Androidエンジニアだけではなく、インターンも募集している
出来なかったことが、出来るようになって、人生が変わる。ユーザーの喜びの声が聞こえてくる。そういう価値を提供するために取り組むお二人のお話から、新卒からスタートアップに入るというのも、決して悪い選択肢ではなく、むしろ、「成長」という面から見れば、若いうちにスタートアップを経験することは、大きなアドバンテージになるのではないかと考えました。
ちなみに、今回みんチャレの記事を書かせていただいた私、Hikaruも「みんチャレ」を使い、「朝ラン部」というチームに入り、習慣化に取り組んでいます。
特に快晴の日、朝からのランニングは最高の気分になれますし、日々のメリハリもつきます。
そしてなによりも、痩せることが出来ました!(笑)。
ぜひ、皆さんも「みんチャレ」で自分に合ったチームを探してみてはいかがでしょうか!
クリックで「みんチャレ」ダウンロード
A10 Lab Inc.
ヒトの脳は「A10」と呼ばれる神経からドーパミンなどの物質を放出することで幸せを感じるのですが、最新の研究結果で、「自ら行動を起こす」ことが、より多くのドーパミンを放出し幸福を感じる行為だということが分かってきました。
A10 Lab Inc.はテクノロジーを使って、みんなが自ら行動を起こし幸せになる世界を作っていきます。