ムン大統領に期待の声高まる 韓国世論調査5月19日 18時11分

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今月就任した韓国のムン・ジェイン（文在寅）大統領について、韓国で世論調査が行われ、「職務をしっかり遂行してくれるだろう」と答えた人が全体の８７％に上ったことがわかりました。パク・クネ（朴槿恵）前大統領の罷免で混乱している国政の立て直しに期待する声が高まっていることがうかがえます。

韓国のムン・ジェイン大統領は、今月９日に行われた大統領選挙の結果、４１％の得票率で２位の保守系の候補に１７ポイントの差をつけて当選し、９年ぶりに保守から革新に政権が交代しました。

世論調査機関、韓国ギャラップは今月１６日から３日間、１０００人余りを対象に、ムン大統領について初めて世論調査を行いました。
その結果、「今後５年間、職務をしっかり遂行してくれるだろう」と答えた人は８７％に上り、「しっかりできないだろう」の７％を大幅に上回りました。

これは、過去に同様の調査を行ったパク・クネ前大統領の７１％、イ・ミョンバク（李明博）元大統領の７９％よりも高く、パク前大統領の罷免で混乱している国政の立て直しに期待する声が高まっていることがうかがえます。

ただ、ムン大統領は核やミサイル開発を加速させる北朝鮮への対応や公共部門で８１万人の雇用を創出するとした公約の実現など、多くの課題を抱えていて、今後の世論の動向が注目されます。