ディズニー映画、実写版「美女と野獣」。もうご覧になりました?私、昨日観てきたんです。いつもの事ですけど、ギリで館内に飛び込むスタイル。
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その何日か前に、友達に誘われて「夜は短し歩けよ乙女」を観たんですけど、あまりに奇想天外すぎて、持て余してしまった、というか正直いうと、途中で寝ちゃったんだな。その友達が貸してくれてた原作を読んでなかったのが原因ですかね。
映画館で映画を観て、寝ることってそうないんだけどな。つまんなかったわけじゃないし、あの世界を遠い目で観てしまったのかも。
からの、昨日は「美女と野獣」ね。私、劇団四季の「美女と野獣」も最前列で観たからね。自称「美女と野獣」評論家だから!
さてさて、ベルを演じるエマちゃんが家から出てきて歌います。
あら、エマちゃん、大きくなってぇ、アタシね、アンタがこのくらいの時から知ってんのよ。と、ここで手は腰のあたりで子供の背丈を表現。
あん時はさ、魔法だの呪文だのって、アンタすっかり魔法使いになりきってたけど。綺麗なレディになったもんだねぇ。彼氏はいるのかい?
え?なに?野獣?
今度はそっちかい。アンタも好きだねぇ。
と、近所のゲスいオバチャンになってエマちゃんに話しかける。もちろん、心の中で。声に出したらマズイっしょ。
実写は実写で綺麗だし、押したり引いたりのカメラワークもダイナミックでね。でもやっぱり、私はアニメのほうが好きかなあ。野獣のお茶目な感じとか、コーヒーカップの親子とか。やっは持ち手が鼻のほうが可愛い。つか、比べることじゃないよね。実写同士ならともかく。
図書館に案内するシーンはアニメだと、ベルに目を閉じてって言って図書館まで案内してたような気がするんだけど、実写のほうは意外とささっと見せた感あったな。
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ま、そんな感じで野獣が悪者ガストンと戦って、お亡くなり、からの復活。
あのフードの謎の女性。たぶん魔女だよね。アニメにはそんな人いなかったけど、あの人、ベルのお父さんがガストンに縛られて放置された時に助けてたよね。
おや?森でキャンプ中ですか?って思ったけど。
その魔女がね、魔法で野獣を復活させるんだけども。いや、もともと自分でかけた魔法だっつーの。
宙に浮いた野獣が眩しい光に包まれて、洗濯機で洗ってる途中の衣類みたいに、回ってた。ついでにバラの花びらも一緒に舞ってたね。くるくるくるくる回って、無事着地。
ふわ~っと風が吹いて、背中を向けて立ってる元野獣。自分の身体を確かめて、わぉ!戻ってるう的なボディランゲージ。両手を腰のあたりで広げる感じね。
その感動と共に笑顔で振り向いた。ほら、ご覧よ、ベル!僕は人間に戻ったんだ!という顔をしている。ここ劇場イチの感動の場面!館内の女子は皆、ベルになりきってます。
イケメン王子と結婚するわ!さよなら野獣!お父さん、私、幸せになります。と、熱くなってる私の横で
ちっ ちっ ちっ ちっ
相方の舌打ちが館内に響いた。
え?なに?どした?
光に包まれて、人間に戻って着地したのが、フットボールアワーの岩尾さんだったら、この話はどうなる?
着地から即、「ハゲとるやんけ」と言われないにしても、振り向いた時点で「野獣に戻っとけや!」って言われるやん。
野獣になりきって、くるくる回って僕はそっと着地した。そして振り向いたら「あのぉ、魔女さん。こいつ、また野獣に戻せますか?」ってベルがいうんだもん。やっぱ、人は見た目が100パーセントだよね。この映画でそれが実証されたよね。
限りなく現実に近い妄想な。
「梨子ちゃんだって、イケメン王子のほうがいいでしょ?」
あ、そ、そりゃあね。いけてないより、いけてるほうがいいっていうか・・・
今日のまとめ。
「美女と野獣」はブサイクを不機嫌にする映画である。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。