このサイトは自身の恋愛を応援するサイトなので、定期的に街コンやアプリを使って恋活した話を中心にお送りしているですが、今回は街コンで仲良くなった女の子がマルチの勧誘だった話をしたいと思います。
目次
マルチ商法とは
説明する必要はないとは思いますが一応知らない人のために書きました。
マルチとはマルチレベルマーケティングでMLMなどと言われることもあります。他にも連鎖販売取引やネットワークビジネスという呼び名もあります。あのトランプ大統領もマルチで利益を得ているとか・・・・
簡単に言ってしまえば、会員が新たに会員を勧誘し、その新規会員がさらに別の会員を勧誘することで成り立っています。
まあ大抵の場合、儲かるのはピラミッドの上の方だけで、下にいる人はさらに下の人を増やさなければなりません。
マルチ商法は悪いことのように感じますが、「特定商取引法の連鎖販売取引」に沿った販売形態であれば犯罪ではなく合法です。
- 市場価格に比べてあまりにも高い商品を売ること
- 誰でも稼げるなど誇大広告をうたう事
- クーリングオフを設けていない
- 勧誘と実際の内容が乖離している
- 事実を隠蔽して勧誘すること
などに違反していなければセーフです。
ちゃんとした団体の場合、儲からなかった時に返金して退会などもできるようなので世間程悪いイメージは実際ありません。
皆勉強になったか~~?ってばかやろう!!
僕は別にマルチの解説をしたいわけではないのですよ!!!
彼女が欲しいだけなのだよ!!
ことの発端となる街コン
ゴールデンウィークのある日、僕は友人と街コンに行く約束をしていました。
ただイベントが近くなった時に友人に彼女ができてしまった。
その時の僕は彼を「祝」えばいいのか、「呪」えばいいのか正直迷った。
でも申し込んでしまったものは仕方がないので取りあえず一人で参加することにしました。
以前利用したことがある街コンジャパンではなく別会社から申し込みました。
池袋の小洒落た飲み屋さんが今回の会場でした。
イベントに行ってみれば、そこそこ可愛い女の子がいる。
その中でも個人的に気になったのが、今回僕をマルチに勧誘してきた女の子。通称マル子。
なぜ彼女が気になったのかと言えば、可愛いからというわけではない。
正直居る中ではひと際だって可愛いというわけではない。
マル子のイメージと言えば肌ツヤがいいメガネといったところだ。
でもなぞの存在感があった。常に笑顔でとにかくハキハキ喋る。
僕が大好きなアニメの話をしている時(自称:饒舌キモオタモード)並に常によく話す。
しかも自分よがりに一方的に話すのではなく、うまいこと場を盛り上げながら話していた。
街コンでも合コンでも、デートでも大抵話して場を盛り上げるのは男の仕事みたいなイベントばっかりだった自分には珍しい体験だった。
Line交換はしたものの、このとき他の女の子が気になっていたため僕からは送らなかった。
そんな中、彼女から「近いうちにお茶でもしない?」と連絡が来た。
悪い子でもないし、誘われたからとりあえず行くかと思い応じることにしました。
会ってみたら、マル子はやはり最初に会った時の印象そのままでよくしゃべる。
流石に二人っきりでその量で喋られると少し疲れるとは思いつつも、二人きりの場を盛り上げようと頑張ってくれているのが伝わってすごく嬉しかった。
後日マル子からLINEが来ていた。
内容は今度「合コンをしないか?」というものだった。
しかも男メンツも揃えているから特になにもしなくてもいいよ、という準備の良さ!!
僕は二つ返事でOKをした。
「あのとき引き返しておけば」
今にして思えばそう思う・・・・
合コンに行ったらマルチのパーティーだった件
この記事を読んでいる人は「こんなの罠じゃん!馬鹿乙」と思うだろう。書いている僕もそう思う。というか参加すると返事をしたときも少し思った。
だけど男は馬鹿な生き物だ!目の前に餌があればたとえそれが罠かもしれないと思っても引っ掛かってしまうものだ!(主語がデカイですねごめんなさい)
- 「もしかしたら本当にただの合コンかもしれない」
- 「いやマル子に限ってそんなことはない」
とにかく自分言い聞かせた。俺が間違うはずがないと・・・・
合コン会場についた。今回のイベントは品川だ!
品川のチェーン展開をしていない小洒落た居酒屋に入った。
居酒屋に入るとマル子が手を振って合図をしていた。
辺りを見回すとさっそく違和感を感じた。合コンと言うにはあまりに多い人数だった。男性8人、女性7人ほどいた。
「まだあわてるような時間じゃない」そう自分に言い聞かせた。
席に付くと様々な話題で盛り上がった。趣味の話や仕事の話などざっくばらんに話した。
もしかしたらこの人たちはいい人たちかも知れない・・・・
そう思ったら今回のイベントの主催が登場した。
その主催は飲食店事業を経営していて、みんなからは師匠とかメンターと呼ばれている・・・・
この謎の慕われよう、誰もがうらやむ感じの成功者っぷり、見てくれや会話・身振り手振りの雰囲気、めっちゃくちゃ寒いダジャレなのに周りの人が爆笑してる謎の空気感、社畜から仕事やお金に縛られない自由な生活を得たという成功体験
いつぞや勧誘してきた大玉ネズミそのものだった・・・・
「マダアワテルヨウナジカンジャナイ・・・・・
いやもう駄目だ!はやくこの場から逃げなきゃ!また不毛な勧誘に付き合わされることになる・・・
咄嗟にケータイを取った。電話なんて掛かってくるはずがないのに電話が来たふりをして席を立った。
数分後血相を変えて、僕は座席に戻った。
「仕事で呼び出しを食らったから帰らなければならない」そう言い残してこの場を後にした。
※実際の今の僕は個人事業主の体をしたニートである。仕事で呼び出しなど食らうはずがない・・・・
もしかしたら僕の勘違いで彼女たちはマルチではなく、本当に仲の良い集まりなのかもしれない。
真相を確かめないで帰ってしまったので本当のところは分からない。だけど思い返してみれば不自然なことがいくつもある。
その直感が僕を動かした。
唯一の心残りは、その合コンの中に、恐らく僕と同じように「連れてこられたんですけど何ですかこのイベントは?」という顔をしていた女の子がいたことだ。
救ってあげるべきだったのかもしれないがあいにく自分の身を護るので精いっぱいだった・・・・
僕にできることは「なんとか逃げ出して素敵な彼氏を作って幸せになれよ!」と祈ることだけである。
マルチの特徴
先ほど、不自然な点があることを述べました。過去に勧誘された経験から以下の点がマルチの人っぽいと酷似していたからです。
あなたが知らず知らずのうちに勧誘されないためにも特徴をまとめました。
参考にしてほしいですが、参考にしなきゃいけない場面に出くわさないことを祈ります。
尊敬している人の話をやたらする
マル子と喫茶店でお茶をしているときに、唐突に「私には尊敬している人が居る」という話をされます。
面識がそんなにない人と仲良くなりたくてお茶してのに、自分の話よりも優先して知り合いの話をするものなのでしょうか?
少なくとも僕は自分の話をして自分のことを知ってもらおうと努めますし、全く知らない第三者より目の前にいるあなたを知りたいのにって思います。
マル子の目的は、僕にその人を「会いたくなるような凄い人」と思い込ませることです。
そうやって勧誘の次のフェーズに進めようとします。
ビジネス書を進める
マルチの勧誘者はビジネス書を進めてきます。貸すことで次に会う口実を作ることはもちろんのこと、それ以外にも新しい価値観を植え付ける教育を著書を通じて行います。
有名どころだと「金持ち父さん、貧乏父さん」です。
この本を進めてきたらマルチを疑ってもいいでしょう。(実際本の内容自体は良書なんですけどね)
ただこれ以外にもマルチがオススメする本がいくつかあります。珍しく違うものを紹介されたから僕は中々確信を持てませんでした。
- 心のブレーキの外し方
- 上京物語
- 地道力
最近だと「嫌われる勇気」なんかも勧誘に使われているようです。
無駄にポジティブ
マル子はとにかくポジティブでした。
先ほど話した通りやたらハキハキと笑顔で話す。仲の良い友達ならまだしもほぼ初対面の相手にここまで明るく接するかと言うレベルで(まあそりゃ勧誘営業だから当たり前か・・・
「いつか独立して自由になりたい」みたいな感じで夢を語りだします。
大学の同期や後輩にも在学中からそういう人たちはいるので独立自体にはなんとも思ってないのですが、
大学の友人と違ってなにで独立するのかが全く見えてこない。
彼女からは正体不明の不気味なポジティブさを感じます。
おわりに
街コン行ったら、マルチに勧誘されたという話をしました。
他にも
- 「将来不安じゃないの?」とか煽ってきたリ
- キャッシュフローゲームしよう
などの誘ってくる特徴があります。
街コンや婚活パーティーの運営会社は、マルチや宗教などの勧誘目的の参加を排除するように努めているらしいので楽観視していましたが、まさか本当に合うとは思いませんでした。(と言っても確信があるわけではないですが)
- 女性の参加料金がやたら安い
- 身分証明が雑
- 会員登録がない
などのイベントはマルチにとって労力を掛けずに済むことから、遭遇率が高いことを後々調べて知りました。なのでイベント選びの時の参考にしてください。
おわり
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